「外郎売」 拙者親方 せっしゃおやかたと 申 もうすはお 立会 たちあいの 中 うちに 御存 ごぞんじのお 方 かたもござりましょうが、お 江戸 えどを 発 たって 二十里 にじゅうり 上方 かみがた、 相州 そうしゅう 小田原 おだわら 一色町 いっしきまちをお 過 すぎなされて 青物 あおもの 町 ちょうを 登 のぼりへおいでなさるれば、 欄干橋虎屋藤衛門 らんかんばしとらやとうえもん、 只今 ただいまは 剃髪 ていはつ 致 いたして、 円 えん 斉 さいとなのりまする。
12よろしければ、ぜひ。 がらぴいがらぴいかざぐるま。
古栗 ( ふるくり )の 木 ( き )のふる 切 ( き )り 口 ( くち )。
つまり、文字であらわすと、「頂き」「透く」「におい(香り)」と書いて(その名を)「とうちんこう」といいました。
煮ても焼いても食われぬものは、 にてもやいてもくわれぬものは、 五徳、鉄きゅう、金熊どうじに、石熊、石持、虎熊、虎きす。
お盆に供える豆と米とごぼう。
一寸先のお小佛にお蹴つまずきゃるな。
よってそのなをみかどより、とうちんこうとたまわる。
魚鳥・茸・麺類の食い合わせ、その外、万病速効ある事神の如し。
意味や解説、類語。
たぁぷぽぽ、たぁぷぽぽ、ちりから、ちりから、つったっぽ、 たっぽたっぽ 干蛸 ( ひぃだこ )、 落 ( お )ちたら 煮 ( に ) て 食 ( く )おう。
かわら 撫子 なでしこ、 野石竹。
只今 ( ただいま )は 此 ( こ )の 薬 ( くすり )殊 ( こと )の 外 ( ほか )、 世上 ( せじょう )に 弘 ( ひろ )まり、ほうぼうに 偽看板 ( にせかんばん )を 出 ( だ )だし、イヤ、 小田原 ( おだわら )の 灰俵 ( はいだわら )のさん 俵 ( だわら )の 炭俵 ( すみだわら )のと、いろいろに 申 ( もう )せども、 平仮名 ( ひらがな )をもって「ういろう」といたしたは、 親方 ( おやかた )円斉 ( えんさい )ばかり。
外郎売ふりがな印刷, 【みんなの知識 ちょっと便利帳】外郎売・ういろううり 「拙者親方と申すは」で始まる外郎売・ういろううりの台詞の縦書きPDF版の目次です。 ちょっと知識をひけらかすことになってしまって恐縮ですが、「あ・わ・や」は「」でございます。
12第二段 イヤ 最前 ( さいぜん )より 家名 ( かめい )の 自慢 ( じまん ) ばかり 申 ( もう )しても、 御存知 ( ごぞんじ )ない 方 ( かた )には、 正身 ( しょうじん )の 胡椒 ( こしょう )の 丸呑 ( まるの )み 白河夜船 ( しらかわよふね )。
あの 長押 なげしの 長 ながなぎなたは、 誰 たが 長 ながなぎなたぞ。
『ちりから』は、音から一人で大鼓と小鼓の2つを担当する二挺鼓 にちょうつづみ の異名となっています。
依 よ ってその 名 な を 帝 みかど より、とうちんこうと 賜 たま わる。
ひょっと舌がまわり出すと、矢も楯もたまらぬじゃ。 冠のすき間より取り出いだす。
外郎売あらすじ 構成は、「曽我対面」とほぼ同じで、曽我の世界と小田原名物を結びつけて、曽我五郎が外郎の薬売りに身をやつして工藤祐経の館に入りこみ、敵に近づくが、時節を待てと諫められて別れる「対面」の一幕になっている。 武具 ( ぶ ぐ )・ 馬具 ( ば ぐ )・ 武具 ( ぶ ぐ )・ 馬具 ( ば ぐ )・ 三武具馬具 ( みぶぐばぐ )、 合 ( あ )わせて 武具 ( ぶ ぐ )・ 馬具 ( ば ぐ )・ 六武具馬具 ( むぶ ぐば ぐ )、 菊 ( きく )、 栗 ( くり )、きく、くり、 三菊栗 ( みきくくり ) 、 合 ( あ )わせて 菊 ( きく )、 栗 ( くり ) 、 六菊栗 ( むきくくり )。
「外郎売」の台詞の全訳です。
かの頼光の膝元去らず。
尻革袴の (われら)が(きゃはん)も(かわぎゃはん)。
あれあの花を見て、お心をお和らぎやという。
こちらは背景に 字幕入りなので、初めて聞く人にも分かりやすくなっています。
しかし、日常生活に活かせるポイントも満載なので、ぜひ大切な人との打ち合わせ、会社のプレゼンなど、滑らかな喋りで相手を魅了したい時に、こっそり準備運動として利用してみてください! ここからは外郎売の解説を含め、読むときの注意点なども載せていきます。
あわや(のんど)、 さたらな舌にか牙さ歯音、はまの二つは さたらな(ぜつ)に(かげ)さ(しおん)、はまの(ふた)つは 唇の軽重。
しっ 革袴 ( かわばかま )のしっぽころびを、 三針針長 ( みはりはりなが )にちょと 縫 ( ぬ )うて、 縫 ( ぬ )うてちょとぶん 出 ( だ )せ、 河原撫子 ( かわらなでしこ )、 野石竹 ( のぜきちく )。
13こごめのなまがみ、こごめのなまがみ、こんこごめのこなまがみ。
「緋繻子」は紅花で染めた繻子。
むこうの ごまがらは えの ごまがらか、まごまがらか、 向こうの胡麻がらは 荏のごまがらか、真ごまがらか、 あれこそ ほんの まごまがら。
おのぼりならば みぎのかた、おくだりなれば ひだりがわ お上ならば右の方、お下りなれば左側、 はっぽうが やつむね、おもてが みつむね ぎょうくどうづくり。
外郎とは中国の元の札部員外郎で日本に帰化した陳宗敬が伝えた薬。 三にするか、四にするかは一度読んでみて、読みにくい方を選ぶようにしましょう。
18あわせてきくくりむきくくり。 がらぴぃ、がらぴぃ風車。
ぶぐ・ばぐ・ぶぐ・ばぐ・みぶぐばぐ、あわせて ぶぐ・ばぐ・むぶぐ ばぐ、 武具・馬具・ぶぐ・ばぐ・三ぶぐばぐ、合わせて武具・馬具・六ぶぐばぐ、 きく・くり・きく・くり・みきく くり、あわせて きく・くり・むきく くり。
( いしくま・いしもち・とらくま、とらぎす)。
その第一症状でほら!舌もこんなに回りだしたよ! 第三節 こんな難しい、言葉もほら舌がもつれずにいえたでしょ!(基本的にこの部分は意味というより、早口言葉を披露している感じです) 第四節 ほらほら、まだまだあった難しい言葉も、こんなに上手にいえちゃった!(第三節同様) 第五節 最後の力を振り絞って、早口言葉がんばるよ!さて今日集まってくださった皆様ありがとうございます。
産子 ( うぶこ )、 這子 ( はうこ )に至るまで、 此 ( こ )の外郎の 御評判 ( ごひょうばん )、ご存知ないとは申されまいまいつぶり、 角出 ( つのだ )せ、 棒出 ( ぼうだ )せ、ぼうぼうまゆに、 臼 ( うす )、 杵 ( きね )、すりばち、ばちばちぐわらぐわらぐわらと、 羽目 ( はめ )をはずして 今日 ( こんにち )お 出 ( い )でのいづれもさまに、上げねばならぬ、 売らねばならぬと、息せい引っぱり、 東方世界 ( とうほうせかい )の薬の 元締 ( もとじ )め、 薬師如来 ( やくしにょらい )も 照覧 ( しょうらん )あれと、 ホホ 敬 ( うやま )って、ういろうは、いらっしゃりませぬか。
16歌舞伎「外郎売」のあらすじを分かりやすく解説 現在上演されている 外郎売の内容は、 十二代目市川團十郎がまだ海老蔵を名乗っていた昭和55年5月に、野口達二の脚本で演じたものです。 (例:一粒(いちりゅう、ぶ)、細溝(ほそどぶ、ほそみぞ)) どちらも間違いではないので、その時に合わせて変えてもらえればと思い。
完璧に暗記し、滑舌や表現の勉強に力を入れられるようにしましょう! 外郎売り関連の記事は、他にも用意しているので、よければ参考にしてください。
がらぴぃがらぴぃ風車。
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