そうですよね? だからわたしがルボブニに帰っても何の問題も・・・陛下?・・・どうしたんですか?」 エレニカがエウレディアンの顔に手を伸ばすとエウレディアンがその手を掴んだ。 だがそれは私の日常だから・・・特別なことはなかった」 「あ・・・そうだったんですね」 エレニカの頭に 『陛下には常に様々な問題がついて回ります』と話していた司祭の言葉がよぎる。
9それから」 あの日エウレディアンはこれ以上苦しめないでほしいと言った。 「それくらい動いてないってことですよ!」 エレニカは自分に運動が必要な事実を改めて続け、「別に不満があるわけではないです!」と締めくくります。
エレニカが次々に男の名前を言うので、エウレディアンは心なしか不機嫌な面持ちに。
エレニカは、司祭の仕事で津波で被害を受けたベルゴットの東部海岸地域に行くが、そこで倒れてしまう。
神殿に来たエウレディアンはどこか元気がなく、元気づけるためハグをするエレニカ。
動悸が止まらないエレニカが声の方を振り向くと、そこには同じように別のバルコニーに出て、月の明かりの下でワインを嗜むエウレディアンがいました。 結婚だけでなく婚約もしないと約束してほしい!!と。 次回はいよいよエウレディアンの決断が聞けるのでしょうか。
7声は得意げに自分の姿を自慢しますが、目の前の壁画の姿と声の雰囲気のギャップがエレニカには不思議に思えるほど違っています。
華美なドレス、三食デザート付きの食事、魔鉱石を除いたルボブニのような宮殿で過ごし、皇帝と一対一で会える、 こんな人質はいないはずです。
時がたち、7歳と5歳の子供は神聖力も父親譲りでずば抜けていた。
この世界は、原作によって設定された絶対者が支配しているのです。
セルゲイ、懐かしいですね! 物語の序盤で出てきたキャラクターの再登場には少し嬉しいものがあります。 「当分の間、神殿で過ごしてもいいですか?」 「神殿?」 「無理なお願いだって分かってます。
16ラウルスのオオカミ像を掃除する手にも力が入ります。 でもイケメンだから仕方がないって思いました。
「なんでですか!」 過去、咄嗟の瞬間に名前を呼んでもらったことを指摘して、エレニカは「本当に断るんですか?」と不貞腐れます。
エレニカのような脇役では、その流れを変えるなんて無理なことだったのです。
でも、この皇帝は悪女と結婚して、「悪党」になった自分の息子に殺される運命。
お茶目な話し方をしていますから、ついつい忘れてしまいますが…。 「眠れなかった」 二人はそれぞれが同じ理由で外に出ていました。
「それといつも拒否ばかりで~」 「・・・・・・」 「鉄壁ガードを緩めない男!」 「・・・・・・」 「まだまだ50個くらいあるけど続けましょうか?」 エレニカの言葉にエウレディアンがふっと笑い 「悔しいが否定できないな」とかえす。
エレニカ姫:本作の主人公。
皇帝は簡単に神聖力を送ることができる!? エレニカはエウレディアンに忙しくないのかとニッコリしながら尋ねます。
ルボブニに弾かれないよう気を付けようと思うエレニカです。
『君の名前を知らないわけではない許されない子よ』 (拉致されてベルゴットに連れて来られたのもソルレアに警戒されてしまったのも理解できる範疇だったけど いきなりラウルスが登場するなんて!) (それに今更ではあるけど・・・地上と神界の境界『ユーデタ』と地上と地下の境界『レモルディ』そして地上も3界が本当にあったなんて・・・てゆーかラウルス様の御声って高位聖職者ですら一生に一度聞けるかどうかってくらいレアなんじゃなかったの?しょっちゅう話しかけてくるくせに質問には全然答えてくれないし・・・) 『なぜこんなに取るに足りない人間が転がり込んできたのか理解できないな』 「取るに足りないですって!?」 (わたしがイメージしてた神様とギャップあり過ぎ!!人のことからかいながら楽しんでる悪趣味な神様にディエリゴが仕えているなんて・・・ディエリゴ!司祭なんか辞めちゃった方が絶対いいよ!!) ****** 『あの日』以降ソルレアが皇城に現れることもなかったしラウルス様が時々話しかけてくるの以外は春風が心地よい至って平穏な毎日だった・・・ところが 「姫様・・・最近顔色が優れないようですが・・・」 (・・・ん?) 「姫様体調の方は大丈夫ですか?」 (へ?) 「姫様お顔が真っ青ですよ」 (えええ!?) 「どこか具合でも悪いのでは?」 (?????) 「お悩みがございましたら躊躇わずに何でもお話しください」 (平穏だと思っていたのはわたしだけだったの?) 「最近悪い夢を見ることが多くなったけどそれ以外は全然元気です」 「きっとストレスが原因です!今すぐ陛下に報告して皇室の医師を呼んだ方が良いのでは?ぐっすり眠れるようにお薬を処方してもらいましょう」 「そうですね私の方から陛下に報告します」 (最近ストレスを感じるようなことなんて・・・あったっけ?悪い夢にうなされることは多くなったけどそれ以外は普段とあまり変わらないし・・・そんなに体調悪そうに見えるのかな?) (まぁ最近妙に無気力な感じはあるかも外出した時はテンション上がってまだマシだけどベルック宮殿にいる時はなぜかずっと横になっていたいんだよね・・・) (でもそれってただ単に暇だからなんじゃないの?そういえば前回のティータイムから3日も経ってる・・・そうだ!こういう症状を一瞬で治してくれる特効薬に会いに行こう!) ****** 「姫、具合でも悪いのか?」 「え?陛下もそうおっしゃるんですね」 「他の人にも同じことを言われたのか?」 「はいディエリゴとベルック宮殿のメイドたちに・・・最近会う度に心配されます。 私は君を拒むことができないから・・・」 「帰らないでほしいかと聞かれたら帰るなと答えるしかないし、嫌なのかと聞かれたら嫌ではないと答えるしかないあまりにも明白なことだ。 エウレディアン:若くしてベルゴット王国の皇帝になる。
14人質として大国ベルゴットへ連れて来られた。
わたしのことを自分たちで勝手に言うのは構わない・・・でも——陰でコソコソしないで面と向かって言ってほしかった。
エルラドと結婚しないと約束して! 話を振るエレニカですが、エウレディアンは言葉少なで、全く話が弾みません。
ベルゴットに協力的であればそうだとエウレディアンは答えます。
漠然とした感情が口にした瞬間鮮明になった。 エレニカがこっそりとエウレディアンの洗礼名を確認しようとしたその時、タイミングを計ったように現れるエウレディアン。
8ソルレアとエウレディアンの結婚を拒み続けるエレニカの態度に、ようやく思い至ることがあったように見えたエウレディアンの変化にも注目したいですね。 デカルブは外見はエウレディアンにそっくりだが、それ以外はまるでエレニカだった。
そしてエウレディアンに答えを迫ります。
「ラウルス様ってあんな顔なんですか?普通に美人だし。
自分がルボブニに帰って終わりになってしまうのか?と思います。
喜ぶエレニカは、 ゲルカマンロードについて1年粘っても大丈夫だと書こうと意気揚々です。
そこでエウレディアンは気付きます。
多少流れが変わったところで、行きつく結論は同じこと。
垂れ幕を取り払ったエウレディアンにエレニカは見つかってしまいました。
両手をエウレディアンの頬にやり、自分から目をそらさせないようにします。
その表情を見ていたエウレディアンは、やっぱり検査することにしました。 プリズニーをあやすエウレディアンを見て、エレニカは彼に子供が欲しいか尋ねた。
12エウレディアンは手紙の内容を確認しないので好きに書いていいと伝えます。
そうだ!私がこの世界で生き延びる方法はただ一つ…。
二人目はエレニカに似たピンク色の髪の女の子を願ったが、生まれた娘アイゼナはやはりエウレディアンそっくりだった。
姫からいきなりプロポーズされて困惑したが、その時からすでにエルラドとの結婚を阻止しようとしていたようだなと問うエウレディアン。
その所作は思わず見惚れてしまうものでした・・・ あまりの破壊力に、エレニカの頭の中はショートし、考えていたことが吹っ飛びます。 エレニカは、エウレディアンが自分の従弟を後継者にしようとしていることを知って怒り、「私のために望んでいることをあきらめないで」と話した。
6そこで、一度しっかり話しておこうとエレニカは覚悟を決めます。 とにかく許可してくださったらできるだけ早く帰ります!」 「今のは反則だ。
エレニカは手紙を書くことにします。
いままで頑張ってきたのに、結局ソルレアの思ったとおりに事が運ぶなんて悔しいしツライですよね。
小説では、彼との間に出来た息子を「暗黒の魔法士」に育て上げる。