主人公が全てを失ったラストにハッピーエンド説が成立する理由
屋敷に出向くと言ってたクレアは一向に姿を表す気配がなく、ヴァージルは苛立ちを募らせていた。
4本物のクレアに自動昇降機を設置するなどして近づき、映画の撮影と言ってヴィラを借りたのもロバートです。 こう言われると、暗いエンディングだとは言いにくいような気がする。
その内容は、両親がなくなったので残されたものをオークションにかけて処分したいというというものでした。
そのあたりをしっかり覚悟して本編をご覧ください！ 映画【鑑定士と顔のない依頼人】のあらすじと解説（ネタバレなし） 主人公は骨董品の鑑定士です。
」 今から絵を盗もうと思っている相手にヒントを与えているようなものですが、なぜこんなことを言ったのか理解ができなかったです。
ちなみにトルナトーレ監督は、ハッピーエンドである、と言っている。 では音楽賞と作品賞を含む6部門を獲得した。
屋敷に訪れるたびに深まる謎。
仕方なく指示に従いながらも、いつ自分が消されるかという恐怖を感じていたのだ。
純粋な乙女が未来の結婚相手に向ける視線。
更にはロバートの店とクレアの邸宅はもぬけの殻になっており、連絡も一切取れなくなってしまう。
ヴァージルは、犯行の捜査などどうでもいいと考えるのではないか？ 一方でクレアにもこう言った筈だ。 ヴァージル、普段は手袋してるのに絵を触るときに外しちゃったりするわけですが（ふつうは逆でしょ）、一目で真作と見抜き、贋作と偽ってオークションに出して安く手に入れようと企むんですね。
クレアはこの時点で、ヴァージルを本気で愛してしまっていたのだ。
その点、型に嵌められていて実に窮屈で退屈な映画ですが、全てを失ったオールドマンがイベットソンを待つ ラストシーンは幸いにも唯一差し出がましい解説も無く、絶望の淵に残された一縷の希望とも更なる絶望とも思えるアンビバレンスを残してくれます。
最後のオークションにストックホルムに出かけ、有終の美を飾る。
今までのヴァージルは、レアな絵画を不正入手してコレクションすることが幸せでした。
指示された邸宅に向かったものの、彼女は姿を見せず、後日再び訪問したところ、使用人のフレッド（フィリップ・ジャクソン）が現れる。 で、ヴァージルが集める絵がほぼ「肖像画」と言うところもミソ。
18人が持ってる物は欲しくなる心理です クレアが家からいなくなるシーン これは私の予想ですが、おそらくクレアを見かけたと言っていた あの青年もグルです。 しかも彼は生まれてこの方女性と付き合ったこともなく、生身の女性が怖いと言う。
失意のあまり病院に入院するシーンでこの物語は終わる。
次に僕が注目したのは以下の点だ。
ヴァージル・オールドマン（ジェフリー・ラッシュ）は、世界中のオークションで活躍する一流オークショニア。
Hawker, Philippa 2013年8月29日. ところで最近、バーチャルリアリティが本格的に流行の兆しを見せてきました。
4個人的にはオールドマンのモダンな邸宅に住みたいと願って止みませんが。 最初は無料なので、とりあえず試してみてください。
ビリーが犯人であることは、バレリーナ姿の絵画の裏に書いてあった 「愛情と感謝を込めて ビリー」という文章から発覚しました。
ディテールに富んでいる為、鑑賞後に都度鮮明に思い浮かべる事は出来ませんが、『鑑定士と顔のない依頼人』と言えば ストーリーよりも実は映像美が脳裏に焼き付いています。
友人と呼べるのはホイッスラーの他には機械職人のロバート。
さて、どうするか。
少なくとも、理解はできる。
2013年製作／131分／PG12／イタリア 原題：La migliore offerta 配給：ギャガ スタッフ・キャスト• 5人目は、ロバートの彼女であった サラです。
奇人である事に加え、初老を殆ど超えた齢にも関わらず女性経験が一切無く、 剰え美術品を贋作と偽って買い叩く狡猾な男でありながら、詐欺に見舞われた不遇な主人公としてある程度の好感が持てるキャラクターを演じる事が求められます。
物語のカギその１ 主人公は、仕事のパートナーである画家に対して『君には内なる神秘性がない』と指摘します。
VRが本格化するであろう未来では、ヴァージルのような気づきの機会も失われていくかもしれません。
やむなく1人で家の中を見て回ったヴァージルは、地下室の床に転がった何かの部品に気付き、密かに持ち帰る。
が、鑑定士としては一流だし財産も持っているのだから世間から文句を言われる筋合いはない。
ロバートの言うとおりに動く人物の一人だったことは確かだ。
いくつかの諍いの後、ロバートの指南やビリーのプッシュもあり、二人は遂に打ち解け、一夜を共にするところまでこぎつける。 イタリアのアカデミー賞と言われるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、監督賞、音楽賞をはじめ6部門を受賞。
3実際には ロバート ヴァージルは入院してしまうのでこの計画は不要だったわけだが、それは嬉しい誤算であって、計画には入っていない。 なぜそんなことをする必要があったのか？これは意図的な挑発行為なのか？ 物語のカギその３ 作中ではときどき、発信機が登場します。
いつか彼女が戻ってきてくれるかもしれないという可能性を秘めた、永遠の愛です。
とりあえず僕が気になったこと全てに納得の行く説明を与えた上で、ラストがハッピーエンドっぽくなったので良しとすることにします。
例えばジム・スタージェスのロバート。
