その後3六銀(57手目)から攻めることになったが、難しい将棋で形勢判断がよくできなかった。
女流タイトル獲得数で単独1位となった里見香奈女流王位(日本将棋連盟提供) 第32期女流王位戦五番勝負(新聞三社連合主催)の第3局は2日、福岡県飯塚市で行われ、里見香奈女流王位(29)が、挑戦者の山根ことみ女流二段(23)に150手で勝ち、3連勝で3連覇(通算7期)を達成した。
当棋戦の大きな特徴として予選や挑戦者決定リーグについて王位戦のシステムを踏襲する形を取り 、番勝負は女流棋戦では最長の4時間。
ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。
女流2級の者が予選を通過(リーグ入り)した場合は女流1級に昇級する。 里見 女流王位を獲得したことで王位戦の出場権も得ましたので、そういった棋戦でも一生懸命戦えればなと思います。 立会人は稲葉陽八段(32)。
個人的に、持ち時間が長いほうが好きなので、すごく指していて充実感がある。 山根が3五金(74手目)と出ると、里見は8四歩(75手目)と攻め合った。
全女流棋士で予選トーナメントを行い、そこで勝ち上がった女流棋士と、シード女流棋士6人により紅白2ブロックに分けてリーグ戦を行い、紅白の優勝者で挑戦者決定戦を行います。
応援していただけていることを実感している」 -2020年度に17連勝して勢いに乗っている。
初戦を制し勢いに乗る里見と、女流タイトル戦初挑戦の山根。
疑問手を指して、悪くなっていったかなと思います。 駒が入る形になって、先手玉も少し危険になったかなと。 過去の対戦成績は里見2勝、山根0勝。
18地力をつけて、棋戦で勝てるように頑張っていきたいと思います。
山根 結果は残念ですけど、よい経験ができました。
「緊張すると思うんですけど、自分らしく戦うことを目標に、少しでも成長できる対局になればと思います」. 最後も足りていなかったと思う。
持ち時間が王位の10分に対し女流王位が60分というハンデがある。
第3局は6月2日、福岡県飯塚市の「旧伊藤伝右衛門邸」で指される。
「女流棋戦で最長の持ち時間(4時間)がある。
決めにこられてもだいぶ苦しいと思っていました。
第一線としてどうしていきたいか。
それを客観視できるほどの余裕はありませんが、日々精進していきたいなと思います。 ただし女流王位ないし挑戦者が王位戦への参加資格がない場合には、次点の女流棋士として挑戦者決定戦の敗者が代わって出場する。
(井原尚基、小林伸哉) 【里見香奈女流王位】 -現在の獲得タイトル数は43。
は各2時間。
19期(2007年度)からは出身のが代表を務めていたも主催に加わっている。
自然が好きなので、緑に癒やされて緊張がほぐれたように感じている」 -持ち時間4時間の将棋に向けた準備、思いは。 里見は終盤、8筋から敵玉を追い込んだ。 方式 [ ] 予選、挑戦者決定リーグ(12名が紅白2つの組に分かれて戦う)、紅白各組の優勝者同士の挑戦者決定戦によって女流王位への挑戦者を決定する。
6対局の模様は神戸新聞NEXTで中継する。 2010年からはとの兼ね合いや年間の対局スケジュールの分散のため、5月 - 6月へ移動した。
里見 10年前に大阪に出てきて、将棋に打ち込む環境になったわけですけれども、当時の自分よりは成長できているかなと思います。
里見 私が女流棋士になった当初より、棋戦がいくつも増えました。
銀3枚持たれ苦しく 山根ことみ女流二段の話 6四歩(44手目)から6筋を交換され、6六歩(49手目)と受ける展開になるのだろうと思っていた。
女流王位戦と、のの主催者としての新聞三社連合(「三社」と略される)は、東京の新聞三社連合事務局を窓口として、、、、(中日新聞東京本社)の3社(4紙)に、とを加えた5社(6紙)の共催を意味する。 昨年度は17連勝し、勢いがある方だなという印象がある」 -山根女流二段は、これまで里見女流王位がタイトル戦で戦った年下の相手の中で、最も年齢差がある女流棋士。
女流王位を含む番勝負の女流タイトル戦に山根が挑むのは初めて。
「確かに年の差はあると思う。
また女流棋戦の対局はそれまで番勝負を含めてほぼ将棋会館で行われていたが、女流棋戦としては画期的な全国各地での対局を実施した。
里見 山根さんは幅広い戦型を指されますので、相振り飛車の定跡形になるのかなとは予想していました。