アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016より抜粋 及び一部改変 「とても強い(very strong)」と「最も強い(strongest)」に分類されるステロイド外用薬は、その取り扱いに医師や薬剤師など専門家の管理が必要であるため、 医療用医薬品(医師の診察を経て処方されるお薬)としてのみ用いられています。 ステロイドを顔に塗る場合は? 子どもや乳児の使用も 顔は皮膚が薄く、ステロイドの吸収がよい部位です。
3このような状態の皮膚にジフルプレドナートを塗る事は禁忌(絶対にダメ)となっています。
マヨッキー紫斑• 脂漏性皮膚炎とは、皮膚の脂を好む真菌(マラセチア)の増殖によって、毛穴が詰まってしまい炎症が生じる疾患です。
などお悩みを抱えている方も多くいるかと思います。
また、使用する場所によっても、どのステロイドの塗り薬が適しているかは変わります。
これらの疾患にはジフルプレドナートの炎症を抑えるはたらきが効果を発揮します。 ステロイド薬には、注射薬、飲み薬、塗り薬、吸入薬など様々なものがあります。
6アミロイド苔癬• 副作用が少ない薬理機序を持っていることは確かですが、他のステロイドと同様に漫然とつ買い続けないように注意し、必要な時にのみ使用するようにしましょう。 O…Ointment(軟膏)、C…Cream(クリーム)、L…Lotion(ローション) ランク 一般名 主な商品名 一般的な使い方 I 群 strongest (最も強力) クロベタゾールプロピオン酸エステル 0. 内服薬もステロイドと非ステロイドに分けられます。
でないと皮膚にばい菌が感染してしまったり、皮膚が異常に薄くなってしまうといった副作用が生じてしまう可能性があります。
具体的には下記の薬があります。
ステロイド飲み薬(内服薬)の効果と副作用 また、皮膚科では重症のじんましんや虫さされ、薬による発疹(薬疹)に対して、短期間ステロイドの飲み薬を使うことがあります。
市販薬を自己判断だけでダラダラと長期間使うことは避けましょう。 紅斑症• 様苔癬• ただしジフルプレドナートは「アンテドラッグ」であり、理論上は副作用が少ない機序となっています。
炎症がひどいほど、強いタイプのステロイド塗り薬が候補に挙がります。
ただし、これだけの長期間ステロイドを毎日塗り続ける必要が出てくることは稀です。
そのため、普通の使い方ではステロイドの塗り薬で副作用は心配しなくて大丈夫です。
長時間の保湿性に優れ、刺激性が少ないことが特徴ですが、べたつきは強く、これが気になる方もいらっしゃいます。 連続使用は大人で2週間以内、子供で1週間以内に。
12かゆみを抑える薬としては、抗ヒスタミン剤などがあります。
緑内障(眼圧亢進)• 弱い:リドメックス、アルメタ、キンダベート、ロコイド 大人の場合、体の湿疹には通常は上から2番目のランクのアンテベート、フルメタ、マイザーなどを使うことが多いですが、幼児の場合はリンデロンなど1ランク下の強さの薬、2歳以下の赤ちゃんの場合はアルメタ、ロコイドなどさらに弱めの薬を使うことが多いです。
ケロイド• 同じ商品で価格が高いものと安いものがあると、つい私たちは「安い方には何か問題があるのではないか」と考えてしまうものです。
じんま疹もアレルギーの一種です。
これによって患者さんによっては多少の効果の違いを感じてしまうことはあります。 ・イブプロフェンピコノール(商品名:スタデルム、ベシカムなど) ・スプロフェン(商品名:スルプロチン、スレンダム、トパルジックなど) ・ベンダザック(商品名;ジルダザックなど) ・ウフェナマート(商品名:コンベック、フエナゾールなど) 【かゆみを抑える成分】 かゆみを抑えて不快な症状を取る目的で使います。 湿疹が体の広い範囲にあり、長期間続いている「アトピー性皮膚炎」に対しても、標準治療としてステロイドが使用されます。
15遠心性 丘疹性紅斑• 強力な作用のため色々な病気や症状に使えるものの副作用には十分な注意が必要です。 皮膚からばい菌が侵入してきた時には、ばい菌をやっつける細胞を向かわせることでばい菌の侵入や増殖を阻止します。
ジフルプレドナートは外用ステロイド剤の中でも効きが強力な部類に入るため、皮膚がある程度厚い部位に用いられる事の多い外用薬になります。
肥厚性瘢痕・ケロイドは傷跡が盛り上がってしまう状態で、これも皮膚修復の過程で過剰に皮膚が増殖してしまう事が原因です。
【禁忌】 1 細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症、及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等) 2 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者 3 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎 4 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷 これらの状態でジフルプレドナートが禁忌となっているのは、皮膚の再生を遅らせたり、感染しやすい状態を作る事によって重篤な状態になってしまう恐れがあるためです。
進行性指掌角皮症• かかとや背中など、塗り薬が浸透しにくい部位の皮膚疾患 には最初からVery Strong(非常に強い)のステロイドを使うこともあります。
皮膚が薄い場所ほど、お薬の吸収力が高く、効果が出やすいとされています。
自己免疫疾患は免疫(ばい菌と闘う力)が何らかの原因によって暴走してしまい、自分自身を攻撃してしまう疾患です。
クリーム• ジフルプレドナートの効果はステロイドの中では強めであるため、一番最初から用いるというよりは、他の効果が穏やかな外用ステロイドで効果不十分であった時に検討されるお薬になるでしょう。
短期間の使用であれば、副作用もほとんどありません。