なので、宮廷での立場が弱い。 限りなし=ク活用の形容詞「限りなし」の終止形、果てしがない、この上もない、甚だしい (帝は、)(第一皇子に対しては)一通りの大切になさるという程度のご寵愛であって、この弟君(=光源氏)をご秘蔵の宝物のようにお思い大切になさることはこの上もない。
3恨みを負った「積り=積み重ね」「で」「あっただろうか」という感じですね。
文構造&係り受け 主語述語と大構造• 参上なさるにつけても、あまり度重なる時々には、打橋や、渡殿のあちこちの通路に、けしからぬことをたびたびして、送り迎えの女房の着物の裾が、がまんできないような、とんでもないことがある。
親密だ。
もちろん、格助詞の「に」の可能性もありますが、その場合はつづく動詞は「あり」とは限らなくなりますね。
ありふれているのは必ずしも普通ではなく、ダメってことですから。
引き出でつべくなりゆく 「いで」とありますが、現代語は「でる」、古文は「いでる」で、「る」をとって「いづ」。
「まつはす」はそもそもが使役系の動詞です。
わからないときは品詞分解をする。
「ぬ」は打消の助動詞「ず」の連体形。
「黒=原文」・ 「赤=解説」・「 青=現代語訳」 原文・現代語訳のみはこちら 年月に添へて、 御息所 みやすどころ の御ことを 思し忘るる 折 おり なし。 母后がこの上なく大切にお世話し申し上げていらっしゃるお方を、 上 に 候ふ典侍は、 先帝 せんだい の御時の人 にて、 かの 宮にも親しう 参りなれ たり けれ ば、 上(うえ)=名詞、天皇、主上。 Arutoki ni ha ohotonogomori sugusi te, yagate saburaha se tamahi nado, anagati ni o-mahe sara zu motenasa se tamahi si hodo ni, onodukara karoki kata ni mo miye si wo, kono Miko umare tamahi te noti ha, ito kokoro koto ni omohosi-oki te tare ba, "Bau ni mo, yousezuha, kono Miko no wi tamahu beki nameri. どう訳しますか? 「大殿籠る」は「寝る=古文の「ぬ」」の尊敬語です。
16また源氏は亡き桐壺更衣の里邸を改築した二条院へと移った。
作者からの敬意 る=完了の助動詞「り」の連体形、接続はサ変なら未然形・四段なら已然形。
結びは連体形となる。
助動詞の接続の分類• 死と生の分岐点に今自分は立っているとの認識。
注釈26 まじらひたまふ 宮仕え生活。
これは運命であったと。
作者からの敬意。
【桐壺・光る君の誕生】現代語訳と品詞分解1。
7月に一時中断しましたが、注釈書を参考にすればなんとか読めることが分かったので、平成29(2017)年2月に本格的に読み始めました。 前 さき の世 にも、 御契り や深かり けむ、 前(さき)の世=前世 御契り=名詞、約束、ご縁 や=疑問の係助詞。 「けり」(過去の助動詞)は、同じく過去の助動詞「き」がその事象が過去にあったことまたはその人にとって過去に体験されたことなどを表すことに重点があるのに対して、過去の事象や記憶というものを現在に呼び起こし、それをそうと認識するとともにまた他人の前にそれをそうと提示しようとする意識の反映があることに重点のある表現である。
聞こえ=ヤ行下二段動詞「聞こゆ」の未然形、「言ふ」の謙譲語。
なほ=副詞、やはり わづらはしう=シク活用の形容詞「わづらはし」の連用形が音便化したもの、面倒なさま、うるさい、やっかいだ 心苦しう=シク活用の形容詞「心苦し」の連用形が音便化したもの、心苦しい、つらい、気の毒だ 聞こえ=ヤ行下二の補助動詞「聞こゆ」の未然形、謙譲語。
この言葉は、帝の言葉「うち捨ててはえ行きやらじ」との訴えに対する桐壺の答えであることは自明であろう。
心苦しく思うのが帝。
作者からの敬意。
頼み=マ行四段動詞「頼む」の連用形、頼みに思う、あてにする 聞こえ=補助動詞ヤ行下二「聞こゆ」の連用形、謙譲語。
天皇の親族、皇族。
であれば、この歌の眼目は、「命なりけり」をどう解釈するかの一点に尽きることになる。