新しい言葉、たとえば最近「盛る」という言葉がよく使われていますが、使われ方が従来と微妙に変わってきていますよね。
もう一つは、その語形が「あいつち」となっており、「づ」ではなく「つ」と書かれていることによって、連濁する前の形を保存しているかのように見えることです。
漢語に強い。
ところが、語音の清濁に関しては、濁音がほぼ100パーセント明示されるようになるのが近代しかも大正ごろと考えられており、それ以前は、濁音表記されていないからといって、それが全て清音であるとは言えないことも確かです。
近現代の文学作品から用例を多く採り、実例を示す。
類語の使い分けが詳しい。
辞書の配列がテーマ別からしだいにアルファベット順に移行したのは、語彙数の増加や学問の普及に伴う自然の成り行きであるが、編纂者の単語に対するアプローチが変化し多角的になったことや、活字の発達など印刷術の進歩もこれに大きく関わっている。
『辞林』を引き継ぐ。
第3版・第4版にはがある。
『日本国語大辞典』で「あいづち(相槌)」という言葉を引くと、一番早い例として、鎌倉時代に成立したとされる書物『塵袋』から、「鍛冶があひつちと云ふは、二人むかひてうつゆへ歟」という一文が引かれている。
2他の事典類では長音記号を無視したような順で並べるものが多いが、国語辞典では長音記号の発音に該当する母音があるものとするものが多い、といった違いがある。 米国と英国で異なる場合には注記される。
わが国の独和辞書の歴史を振り返ってみると、1862年(文久2)冬に幕府の洋書調所が発行した『官版獨逸單語編』が静岡県立中央図書館に残っている。
は「送り仮名の付け方」による。
大槻はこの辞書にほとんど全精力を注いだ。
1957年改題改訂版『新小辞林』に引き継がれる。 長音符を見出し語の配列には関係ないものとして扱うもの(例・アート【art】を「アト」の位置に配置)。 清音表記約7割に対して濁音表記が約3割と、『日本国語大辞典』の濁音を含む見出し語に採録された『塵袋』の用例は、清音表記されることが多いとは言えます。
2単漢字を造語成分とみて「漢字母」項目として立項する。 送り仮名の付け方(1973年)を付録とする増訂版がある。
この規模の辞書では初めて横組み版も発売された。
現代語を先に記述する方式を採った最初の辞書。
語や語句が表す観念に従って配列して語彙の集大成を目指す中世から近代初頭のヨーロッパの百科全書的な書物の編纂者たちの頭には、単語をアルファベット文字に分解してみる発想はなかった。
2011年12月26日 スイスとオーストリアとに挟まれたアルプスの山間に日本の小豆島ぐらいの大きさの Liechtenstein […]• 小学館(1972年〜1976年〔第1版〕、2000年〜2002年第2版)、大型• 1984年 (初版)(竹林滋・小島義郎)• 語釈を、現代広く使われているものから順に記すなど、現代語主義を採る。
6ある動詞がどのような助詞を取るかなどについての情報も詳しい。 ある出来事が事実かを確認できないことを表現するため、見出しの最後に(疑問を表す)「か」が付加されていることがある。
『広辞林』『小辞林』『辞海』『明解国語辞典』など後に三省堂が刊行する諸辞典の祖に当たる。
非常に普及し、1956年ごろまで版を重ねた。
見出しは短くすることが求められるため、文法上のとなっていないことが多く、単語の羅列のこともある。
「許容」により増減が認められる仮名を丸括弧でくくって示すことがある。
2019年3月25日閲覧。 先行の『大日本国語辞典』『広辞林』『言泉』を引き写していると指摘されている。
常用漢字・人名用漢字はすべて見出しとして収載。
現代などの場合には、そのまま原語の漢字表記が置かれることもある。
とりわけ頭が灰色であるのが目につく。
画像をクリックすると拡大で表示されます。 寺脇拓 2011年12月15日. 1985年 グローバル英和辞典(佐々木達)• 1881年• 排列 近現代の多くの国語辞典は、項目をに排列する。 今日のコンピューターの進歩・発展は、辞書の見出し語の配列だけでなく、今後の辞書の編集や体裁や普及のみならず、辞書の在り方そのものにまで、予測できないほどの大きくて深い影響を及ぼそうとしているようである。
1広く支持され、ベストセラーとなった。
大言海 冨山房(1932年〜1935年)大槻文彦• スマートな語釈に定評があり、例えば「右」の語釈に「この辞典を開いて読む時、偶数ページのある側を言う」とあるのは秀逸とされる。
それに対して、「おにじ(雄虹)」「かぶる(被)」「つなぐ(繋)」「ばけもの(化物)」「ひがよみ(僻読)」などは『塵袋』でも濁音表記されており、その例は21件になります。
『大日本国語辞典』『大言海』と併せて三大国語辞典と呼ばれ、収録語には固有名詞や方言なども含む。