脊椎に関連するしびれ 脊髄から出た神経は、脊椎(背骨の骨)の間から神経根として神経孔という穴から外に出て、手足の末梢神経(運動神経・感覚神経)となっていきます。 それでは、肩こりに伴うしびれには具体的にどのような疾患が考えられるのか、以下で見ていきましょう。
14手のひらの中にある手根管が擦れて炎症を起こしています。
しかし、頚椎の変性がある場合でも、必ずしも症状が出るわけではありませんが、首への負担をかけ続けたり、何かのきっかけで、腕の方への痛みやしびれといった症状が出てしまうこともあるため、生活習慣を含めて改善が必要になるかもしれません。
また、小指・薬指を曲げる前腕の筋力も弱るため、力を必要とする動作に支障がでます。
循環器系障害 血管などの循環器に障害が生じることにより指先にしびれが生じることもあります。
脳梗塞とは頭の血管が詰まることで、脳に血液が行かなくなることで発症します。 とくに中高年者で、歩き始めてしばらくして片方の足がしびれてきたり、痛みを起こしてきたときには、悪い方の血流障害(下肢閉塞性動脈硬化症)が疑われます。
142)どのようなしびれが要注意か? しびれが毎日続く場合、日中もたびたびしびれがでる場合は要注意です。
親指と人差し指の横の部分で紙をはさんでもらい、紙を引っぱった時、抜けないように親指の第一関節が曲がってしまいます。
また、手首の骨折・スポーツ・手の使い過ぎが原因の場合もあると言われています。
腫瘍が大きくなってくることで症状が強くなってきていると考えられますので、早急に脳神経外科で相談しましょう。
一般的には、 内科的な原因によるしびれは内科に、 脊椎に関連するしびれは整形外科に、 末梢神経の圧迫などによるものは内科(神経内科)や整形外科に、 脳梗塞など脳の病気に関連するしびれは神経内科や脳神経外科に受診するのがよいでしょう。 頚椎症• 2.緊急受診が必要なしびれとは 緊急受診が必要なしびれは「1章の3つの条件がそろったとき」となります。
11夜間と早朝にしびれが現れやすく、妊娠や出産時の女性が発症するケースが多いことから、女性ホルモンと何らかの関連があると言われていますが、詳しいことはまだ解明されていません。
まずはしびれる部位別に、考えられる病気と簡単な診断方法をご紹介します。
手にひらだけにしびれが生じる• 早めに病院に行って相談をしましょう。
これまでみてきたようにしびれの原因は様々なものがあり、しびれという症状だけで1つの診断や治療がきまるわけではありません。
逆に、しびれがずっと続く場合や、とても強いしびれの場合は、治療しなくてはいけないことも多くあります。 結果、病変が見つかれば入院加療となります。
それでは脳の障害でしびれは起こるのでしょうか? 脳の奥深いところにある視床出血・梗塞では、発症後3~4週してから麻痺側に「ジンジン、ピリピリ」した特有のしびれを生じることがあります(視床痛)。 その後の血糖値をコントロールし、しびれなどの神経症状を食い止め、腎機能障害や眼の病気などの合併症を防ぐことが大切です。
しびれの原因は脳から末梢神経まで幅広く、全身の病気が隠れていることもあります。
ここでは、代表的な2つの原因についてお伝えしていきます。
足先の血行が悪くなり 潰瘍(かいよう)ができることもあります。
ポイントは次の5つです。 朝手がしびれるという方が知っておいたほうがよいことは次の3つです 1)朝起きたときの手のしびれの原因は? 2)どのようなしびれは要注意なのか? 3)どのようなことに気をつけたら良いのか? ではひとつずつ見ていきましょう。
首や腰の背骨、頸椎や腰椎の変形などにより神経孔付近で神経根が圧迫を受けると、しびれが出現します。 その筋肉の緊張のバランスが悪かったり 部分的に硬くなっていたりすると神経が筋肉に挟まれたり 鎖骨や肋骨などに挟まれたりして しびれが起こる場合があります。
解剖学的知識があれば、X線撮影もMRI撮影をしなくても症状だけで頚髄の病変部位は分かるのです。
あるいは手と手の甲を体の前であわせて両手首を曲げた状態にしばらく保っておくと、手指のしびれが悪化します(ファーレン徴候)。
しびれということで、手足の神経や脳神経などを調べてもらっても原因が見つからない場合は、血行不良によるしびれである可能性が高くなります。
緊急で入院となる場合もあれば、何もしないで様子観察になる場合まで様々だからです。 例えば、症状が軽くて苦にならない程度でも、しびれがいつも同じ個所にあり、なかなか消失しない場合には何等かの病気が隠れていることがあります。 いわゆる2章で紹介した 緊急性のあるしびれです。
6。 早めに整形外科を受診しましょう。
しびれが一週間以上続いて取れない• 痛みが強い場合は痛み止めやステロイド注射なども行います。
次第に、手がこわばる、指が動かしにくいなどの症状が現れ、さらに進行すると指の関節が変形すると言われています。
起きてしばらくすれば治る。
たまにだったら良いのですが よくこのようなところに寝てしまうと それが原因で神経の損傷になってしまう 場合があります。 さらに頭部のMRIまでが必要となります。
8その場合、 迷わず救急車を呼んでください。
神経の障害が始まったひじから指先まではかなり距離があるので、回復には数年かかります。
手の動かしにくさに加え、無理に動かすと痛みがある このような症状が見られた場合、考えられる原因にはどのようなものがあるでしょうか。
手背・前腕・上腕がしびれている場合や両手がしびれる場合は、頚椎の疾患やなどが疑われます。
進行すると完治の難しい病気です。 神経と同じところを心臓から上がって腕の方に向かう血管が通っており その部分で神経と同じように、血管が筋肉や骨に挟まれて 血流の障害が起こる場合があります。
12しびれは、片側に限定されている?• 結果、治ったと勘違いして、放置され、水面下で症状が進行してしまうケースがあります。 1 一時的なしびれ 朝起きたとき、からだの下になっていた手がしびれたことなどを経験したことがあると思いますが、すぐに治ってしまう場合は、血行が一時的に悪くなったためのしびれで心配ありません。
主な症状は、関節の痛み、腫れ、朝に起きるこわばりなどです。
脳梗塞など脳の病気に関連するしびれ しびれは、一般に末梢神経の圧迫などの障害によることが多いのですが、脳梗塞など脳の疾患で起きることもあります。
ちなみに、 親指から中指を中心とする場合は、頚髄の5〜6番の圧迫で、 中指から小指を中心とする場合は頚髄の6〜7番目の圧迫が原因です。