実は、本当に「無」だったわけではなく超高密度のエネルギーがある一点に集中していた状態であったと考えられています。 京都大学助手を経て、79年-80年には、デンマーク・ニールス・ボーア研究所客員教授を務める。
10これらの問題の中には、観測される宇宙が極めて平坦であること()、的に結び付きを持たないほど大きなスケールにわたって宇宙が極めて一様であること()、多くの GUT のモデルで存在が予言されている空間の位相欠陥が全く観測されないこと()などが含まれている。 ニールス・ボーア研究所と隣接している北欧理論物理学研究所に客員教授として滞在していたころです。
もしかしたら宇宙はいっぱいある? もし「インフレーション理論」が正しいとしたら、ビックバンという大爆発は、 もっといろんな場所で起きていただろうということが明らかになりました。
しかし、この一次相転移モデルは以下の点でうまくいかない。
そうです。
一方空間のスケールは放射優勢の場合、時間の2分の1乗(平方根)、物質優勢の場合時間の3分の2乗に比例して大きくなります。 またビッグ・バン理論では宇宙の膨張は一般相対性理論の式を解いて求められるが、宇宙の初期密度が臨界密度とよばれる値よりもきわめてわずかに上回っていても以後の宇宙の曲率は次第に大きくなり、現在観測されている宇宙のように平坦(曲率がほぼゼロ)にはならない。
その証拠を見つけようとする観測研究が活発化していきます。
興味のある方は理系の大学に通って量子力学の単位を取るか、「」を読んでみて下さい。
「量子ゆらぎ」もドイツの物理学者ヴェルナー・ハイゼンベルグが提唱した「不確定性原理」によって説明がつくそうですが専門家でもない限りちょっと想像しにくいと思います。
5mの望遠鏡を使って宇宙背景放射の偏光観測を行う。 ビッグバン理論は、1948年にジョージ・ガモフらが提唱したもので、初期の宇宙は超高温、超高密度の火の玉状態であったとされます。
もちろん関係しているはずですよ。 その他、や、、 ()などがインフレーション理論の競合理論または発展理論として考えられている。
日本でも、東京大学や高エネルギー加速器研究機構が中心となって観測に取り組んでいます(図3)。
関連する余地は当然あります。
始まりから38万年後に宇宙が晴れ上がったこともわかりました。
さらにインフレーション理論が予言する原子重力波の痕跡(こんせき)を観測しようとする計画も進んでおり、もし発見されれば理論の強い証拠になると期待されている。
例えばこの宇宙の誕生前は何が存在していたかという疑問には、「別の宇宙があった」と答えることができ、なぜこの宇宙には生命が誕生し得たのかという問いには、「あらゆることはあり得るから」と答えられる。
このモデルでは宇宙の膨張は近似的にド・ジッター宇宙になるだけで、は実際には減少する、すなわち膨張は減速する。
Einhornおよび佐藤は共著で、グースに先駆けて指数関数的宇宙膨張の論文を発表し、にが多量に現れる問題を解決しうることを示した。
第2回は、ビックバンについてもう少し掘り下げていきます。
特に生まれたての宇宙において、高い真空エネルギーによる、急激な膨張があったとするのが、インフレーション宇宙モデルなのである。
ドジを踏むこともあるけれど、ブラックホールも予言された通りだった。
この極々短い時間で、 10 -34 cm だった宇宙が 1 cm まで急成長しました! 驚くべきことにインフレーションによる宇宙の膨張速度は光速を遥かに超えていたのです。
機構 [ ] インフレーション理論が最初に提唱されて以来30年以上にわたって、インフレーションのモデルは理論的な困難を解消し、宇宙論的観測の結果と適合するように発展してきた。 これは丁度、ある種の相転移(例えば気体が液化するとき)で潜熱(気化熱)が解放されるのと同じです。
17重力で物が加速すると、まるで無から運動エネルギーが生じたようであるが、実は物は元々ポテンシャルエネルギーを持っていて、それが重力によって運動エネルギーに変換されている。 私は「指数関数的膨張」と言っていた。
宇宙が誕生した直後。
もしかしたら永遠に解決できないかもしれません。
提唱当初の80年代前半は、佐藤さんは「インフレーション」と言われるのを嫌っていましたね。