中途採用 面接。 【それってマイナス印象かも】面接マナーで私が不採用を決めたワケ|受付・入室・退室・面接対策

中途採用の面接時に注意すべき「服装」

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新卒採用と中途採用では目的が異なる 転職のサポートを長年していて残念に思うのは、新卒採用と中途採用の違いを認識せずに転職活動を行っている方が多いことです。 そもそも新卒採用は、将来企業の根幹を成す、ポテンシャルの高い優秀な人材を確保するのが目的です。 一方の中途採用は、企業の営業活動・生産活動で不足している人材を補完するために行うものです。 いわゆる即戦力の募集です。 転職サイト・情報誌などで、「ポテンシャル採用」「未経験からのチャレンジ」などの言葉が独り歩きしているため、誤解している方が多いのではないかと思います。 この言葉をうのみにして、実際の中途採用の面接現場で「私のポテンシャルを見てください」という話を人事担当者などにする方が多いそうです。 もちろん、ずば抜けたポテンシャルをお持ちであれば何とかなるのかもしれませんが、実際はそうでない方がほとんどだと思います。 そんな面接の受け方では、人事担当者も困ってしまいます。 転職では基本的に即戦力として応募するわけですから、新卒採用時とは「差」をつけてみましょう。 新卒採用と中途採用の「差」とは 実際の面接での質問項目などは、職歴以外、新卒採用と中途採用で本質的に大差はありません。 あなたは、何ができますか?(自己分析)• あなたは、何がやりたいですか?(将来のビジョン)• 志望動機は何ですか? 以上の3つの要素を中心に、約1時間の面接が行われます。 1.は、自己分析がしっかりとできていないと答えられません。 自分の長所・短所をしっかり認識し、自己PRします。 実際には皆さんきちんと自己分析ができていて、自己PRも上手に行い、不足スキルは克服するというやる気をアピールできているようです。 新卒の場合は、これだけできていればパーフェクトだったのではないでしょうか。 しかし、中途の場合はどうでしょうか。 これだけでは新卒時の面接と本質的に何ら差はありません。 では、その差とは何でしょう。 ある企業の人事部長の言葉を借りると「不足しているスキルを、やる気でカバーするのは新卒です。 中途は不足スキルをカバーするために、実際にどんな努力を行っているのか。 これが大事なのです」ということです。 このように話す人事担当者は少なくありません。 つまり新卒と中途の差とは、「自ら自己分析を行い、自ら将来のビジョンを明確にし、自ら行動すること」なのです。 努力すると口にするのは簡単ですが、実際に行動するのは大変なことです。 実際にあった面接の分かれ道 ある大手システムインテグレータ(SIer)で、若手のエンジニア採用が活発に行われていました。 オープン系の開発環境で、しかも上流工程から携われる企業で人気がありました。 さらに汎用機のエンジニアでも応募できたのです。 そこに同じような経験を持つ2人のエンジニアが応募してきたそうです。 Aさん:某国立大卒。 メガバンク系SIerに勤務して3年目。 汎用機エンジニア Bさん:地方私立大卒。 2次請けのSIerに勤務して3年目。 汎用機エンジニア といった具合です。 Aさんは持ち前のコミュニケーション力で、面接では高いポテンシャルを前面にアピールしました。 面接担当者も好印象を持ったようです。 自己分析もしっかりできているので、長所のアピール、短所の認識もバッチリです。 本人も非常に満足した面接でした。 一方、Bさんのコミュニケーション力はごく普通で、見た目ではそれほどのポテンシャルを秘めているとは感じさせない方でした。 Bさん自身もそれを認識して危機感を持っており、転職のためにコツコツと努力し、Oracle関連の資格を取得していました。 面接では、経歴の説明、将来のビジョン、なぜその資格を取ったのかなどを丁寧に説明したそうです。 しかし、面接はそれほど盛り上がることなく終わりました。 結果として、その企業はBさんを採用したのです。 理由はBさんは自己分析がしっかりできていて、それに対して計画的に、かつ自発的に行動できている。 一方のAさんは、自己分析はできていて、それに対して計画も立てているが、実行できていない。 転職だけですべてを解決しようとしている、と感じたとのことでした。 「転職」と「中途採用」、視点の違い Aさんのような失敗例は数多く存在しているはずです。 それは「転職」と「中途採用」との違いを理解していないためだと思います。 両者の違いとは何でしょうか。 それは「視点」です。 人間誰でもそうですが、自分を中心に物事を見ています。 「転職」はあくまでも個人の視点でとらえた解釈です。 一方、企業の視点から望むのは、欠点を補う即戦力を獲得するための「中途採用」なのです。 このことが理解できれば、自ずと中途採用に臨むときの意識が変わるのではないでしょうか。

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中途採用面接に臨む”面接官の心得”とは?ポイントを解説!

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「弊社について何か質問はありますか?」 そんな面接官からの問いに、上手く答えられなかった……という苦い経験をされた方がいらっしゃると思います。 「何も質問なんてない…」「質問なんてしなくても入社したいと思っているし…」と思う方もいるかもしれませんが、逆質問も面接の一部です。 その返答次第で、合否が決まることだって珍しくありません。 そう言うとプレッシャーを感じるかもしれませんが、裏を返せば、逆質問の正しい答え方さえ知っておけば、転職活動をする多くのライバルと差をつけて自分をPRすることができるチャンスになります。 そこで今回は、面接官が逆質問をする理由も交えて、面接官に自分の「やる気」や「長所」をアピールする方法をご紹介します。 「何か質問はありますか?」と聞かれたときの答え方 「何か質問はありますか?」を聞かれる理由 面接官が逆質問をするのには、大きくわけて 4つの理由があります。 1つ目は、応募者の意欲を知るためです。 面接官は、応募者が何社も面接を受けていると思っています。 その中で、自社の志望度はどれくらいなのかを知るために、逆質問を利用しているケースは珍しくありません。 志望度が高い企業であれば、ホームページや求人などを読み込んだ上で、質問できるように準備しているはずです。 つまり、質問をしないことで「会社について興味がない=志望度が低い」という印象を持たれてしまう可能性もあります。 一方で、仕事についての具体的な質問をしても、「この人は入社して働くイメージが持てている」と志望度の高さをアピールすることができます。 2つ目は、コミュニケーション能力を確かめるためです。 面接官から質問されるときとは違い、逆質問は応募者からの自発的な発言が求められます。 自分の考えを上手くまとめて的確に質問できるか、双方向の会話をスムーズにできるかといった点に注目されています。 3つ目は、社風との相性を見極めるためです。 自由度が高い逆質問では、応募者本人の性格があらわれる傾向があります。 たとえば、主体的な成長が求められる会社で「手とり足とり教えてもらえる環境があるか」を質問してしまうと、高い評価を得られません。 4つ目は、会社の魅力づけをするためです。 質問することは、応募者が気になっているポイントでもあります。 逆質問を通して応募者が重視する点を深掘りし、魅力づけや疑問・不安を解消させることで、自社への志望度を上げようとしているのです。 回答のポイント 逆質問は自由に自分をアピールする機会 逆質問ほど、自由度の高い質問はありません。 しかも、答えを準備できる貴重な質問でもあります。 ですので、逆質問に備える時は「面接官に何を伝えたいのか」を明確に決めましょう。 やる気を伝えたいのか。 長所を伝えたいのか。 会社の社風に合っている人間であることを伝えたいのか。 世間のニュースに関心が高いことを伝えたいのか。 ゴールを決めることで、どんな質問をするのか、どんな話を盛り込むのかが自ずと決まってきます。 また、質問とあわせて「自分の考え」を話すようにするのも効果的です。 たとえば、「御社で活躍したいと考えています。 そのために、(予定していた質問)」など。 自分の考えを先に話すことで、相手にメッセージが伝わりやすくなります。 逆質問のマナー 逆質問は自由度の高い質問ですが、何でも聞いていいわけではありません。 中には、面接官に悪い印象を与えてしまう質問もあります。 そんな、逆質問のマナーは大きくわけて 4つあります。 1つ目は、事前に調べれば分かる内容を聞くことです。 たとえば、「どんな商品・サービスを扱っていますか?」「どんな企業とお取り引きがありますか?」といった情報は、会社のホームページや求人を見ることで分かるはずです。 調べれば分かる情報について質問してしまうのは、「自分は御社について調べていません」と言っているようなもの。 ただし、こういった情報をさらに深掘りすることで、好印象につなげることもできます。 こういった質問をすることで、企業について調べていることをアピールしつつ、「仕事について詳しく知りたい」という意欲を伝えることができます。 2つ目は、面接官が既に話したことを繰り返し質問することです。 話を聞いていないという印象を与えてしまうので、注意してください。 面接の中で質問に対する答えが出てしまったり、複数名で面接を受ける場合は用意していた質問がかぶったりする可能性もあります。 そういった事態を避けるためにも、質問は複数用意しておきましょう。 3つ目は、会社や仕事内容のことについては一切触れず、給与や休日、残業時間、有給の取りやすさなどについて質問することです。 気になるのは当然のことですが、伝え方によっては「会社や仕事内容よりも、待遇面が判断基準になっている」という印象を与えてしまいます。 4つ目は、面接官が答えられない、答えにくい質問をすることです。 面接者の立場によっては、把握していない情報もあります。 たとえば、面接官が人事の場合。 「中途入社でどんな人が活躍していますか?」という質問には答えられますが、「千葉での勤務を希望しているので、千葉配属の営業職をしている方の1日の仕事の流れを教えてください」という質問は、分からない可能性があります。 一方で現場責任者が面接官の場合。 「1日の仕事の流れ」についての質問には答えられますが、「会社の今後の戦略」などについては詳しく答えられない可能性があります。 また、面接官が「YES/NO」だけで答えられるような質問。 いわゆる『クローズドクエスチョン』も話が発展しないので、せっかくのアピールの機会が無駄になってしまいます。 たとえば、「仕事は楽しいですか?」などといったように抽象的な質問をしてしまうと、「楽しいですよ」で話が終わってしまいかねません。 「どのような瞬間に1番仕事の楽しさを実感できますか?」など。 質問は具体的にするよう心がけましょう。 私と同年代で御社に転職し、役職についている人はいますか? 御社でリーダーやマネージャーとして昇進していくために、どのような能力が求められますか? リーダーやマネージャーなどの責任あるポジションを目指していきたいと考えていますが、御社ではどのような評価制度・昇進制度を取っているのでしょうか? 御社で勤務する方々と協力して仕事に取り組んでいきたいと考えています。 そのためにも、現場で大切にしている考えがあれば教えてください 御社で活躍している人に、何か共通点はありますか? 御社に入社して、いち早く活躍したいと考えています。 そのためにも、入社までに何か準備しておいたほうがいいこと、勉強しておいたほうがいいことなどはありますか? 【質問のポイント】 やる気をアピールしたい場合は、質問の裏に「御社への志望度が高い」というメッセージを込めると良いでしょう。 「仕事の中身」や「評価制度」について聞くことで、入社後のイメージを具体的に持っていることが伝わり、意欲や熱意をアピールすることにつながります。 また、「入社までの準備」などについて質問し、「前向きに取り組みたい」という旨を伝えることで志望度の高さをPRすることもできます。 さらに、他の応募者と差をつけるちょっとしたテクニックをご紹介。 面接官と打ちとけたい場合は、面接官個人に訴えかける質問をすると効果的です。 このような質問は、面接官が自分の経験を振り返って答えを出す必要があるので、面接官の人となりが分かりやすくなります。 その答えに対して、共感の意思や自分の考えを返すことができれば、面接官のあなたに対する印象はぐっと強まるはずです。 御社ではどのようにノルマを設定しているのでしょうか? 自分の意見はしっかりと口に出す性格ですが、主体的に意見をすることが許される環境でしょうか? 良く竹を割った性格と言われます。 疑問点があれば上司の方や先輩方に遠慮なく質問させていただける環境はありますか? 私はまわりの方と交流するのが好きなので、他部門の方とも良い関係性を築いていきたいと考えています。 御社でマネジメントを行なう立場の方々はどのような取り組みを行なわれていますか? 前職では年1回社内で表彰があり、毎年名前を呼ばれることがモチベーションアップにつながっていました。 御社には、社員を表彰する制度はありますでしょうか? 【質問のポイント】 逆質問で長所をアピールするときは、「さりげなく」伝えるように意識しましょう。 「強みをPRしないと…」と焦ってしまうと、露骨な自慢話になってしまったり、強みの話と質問のつながりが強引になってしまったりすることも。 また逆質問は最後の質問になることが多いので、面接官に強い印象を残すことにも有効です。 「どうしても伝えたかったのに、アピールできなかった長所」などを、逆質問を利用して話せるように準備しておくと良いでしょう。 勉強できる環境はありますか? 豊富なキャリアがあるので、それにふさわしいポジションを任せていただけますか? 「何日頃から働き始めることができますか?」 【良くないポイント】 ホームページや求人などを調べれば分かることや、給与・休日などの待遇面の質問は避けましょう。 また、「勉強をさせてもらえる環境があるか」といった質問は、自主性に欠けるという印象を与えてしまう可能性があります。 他にも、自分の経験を高圧的に主張すると「過去の経験にとらわれていて、新しい会社に馴染めない」と思われてしまうことも。 「何日頃から働き始めることができるのか」といった質問は、採用してもらえることが前提となっているようにも聞こえてしまいます。 とはいえ、入社時期は気になるポイントです。 入社時期を質問したい場合は、「もしも御社に採用していただけた場合」と前置きをすると、悪い印象を与えることなく答えてもらえるでしょう。 まとめ 逆質問を上手く乗り切るコツは、「事前準備」にあります。 企業についてよく調べ、自分の伝えたいメッセージを明確にした上で、複数の質問を用意しておきましょう。 また、淀みなく逆質問をすることができたからといって安堵してはいけません。 どんなに良い質問を投げかけたとしても、適切なリアクションを返せないと効果が半減してしまいます。 面接官が答えてくれている間は相づちをうつなどして聞く姿勢を示すように心がけましょう。 話を聞いたあと「はい」、「そうですか」「なるほど、ありがとうございます」といった簡単なリアクションだけでは、面接官に「本当は興味が無いけど、逆質問のために質問を考えてきただけだな」と思われてしまいかねません。 返答に対してさらに深掘りできると、自分のことをより印象づけることができますよ。 上手く深掘りする方法が思いつかなったとしても、「入社後がイメージできました」「ますます御社で働きたいと感じました」といったように、ポジティブな感想やお礼を伝えると、面接官に好印象を与えることができるはずです。

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中途採用で面接官が見るポイントとは?元採用担当が教える面接で不採用になる理由│転職nina

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面接官に向いている人とは? まず押さえるべき心構え まずは面接官に向いているタイプについて知ったうえで、面接官が持つべき心構えを押さえておきましょう。 面接官に向いている人とは? 面接官に向いているのは「応募者の能力を的確に評価できる人」「応募者を口説いて入社意欲を上げられる人」 です。 応募者の能力を的確に評価できるということは、自社に対する応募者に適性があるかどうかを見極められるということです。 日ごろから広い視野を持って人を見ている方、人のネガティブな部分だけでなくポジティブな部分に気づける方はこのタイプに当てはまるといえるでしょう。 この能力に加えて、どのような理由で面接を通過させたのかを、具体的かつ論理的に次の担当者に伝えることができる表現力があれば、面接官に最適です。 応募者を口説いて入社意欲を上げる能力は、昨今の売り手市場において非常に需要が大きいです。 自社の魅力について説得力を持って伝えたりできる方はこのタイプに当てはまります。 ただし、応募者を口説いて採用するということは、その人の人生に対して大きな影響を与えてしまうことにもなるので、最後まで応募者をフォローする責任感が必要になります。 最終的にはこれらの両方に当てはまることが良い面接官の必須条件です。 大切なのは目的をしっかり意識すること 面接官を務めるうえで大切なことは、面接を行う目的をしっかりと意識することです。 面接を行う目的として基礎的なものは以下の2つです。 目的1:人材の見極め 面接においては、人材を見極めることを意識するのが大切です。 ここで重要なのが、礼儀や服装、履歴書の内容など目に見える特徴だけでなく、さまざまな質問をしながら応募者の背景や仕事への適性なども確認する意識が必要だということです。 即戦力を求めることが多い中途採用では、どうしても履歴書などから見える経歴やスキル、または見た目や受け答えの印象に注目しがちになってしまいます。 もちろん、これらも重要ですが、応募者の性格や価値観などが自社の文化や社員と合っているかどうかの見極めは、入社後の定着率や活躍に大きく影響してくることも忘れてはなりません。 目的2:自社に対する魅力づけ 中途採用面接のもう一つの目的は、自社に対する魅力づけです。 バブル期並みの売り手市場となっている現在の中途採用において人材の見極め以上に重要な要素となっています。 エン転職が行なったインターネット調査によると、求職者の約7割~8割が面接を受けて入社意欲が変化したと答えています。 そのため、人材の見極めを行いながら、いかに自社の魅力を伝えていくか、ということをしっかり意識しなければなりません。 応募者に選んでもらうという意識を持って、適切な情報を提供したり、応募者の魅力や転職動機などを言語化して伝えたりして、会社をより魅力的に感じられるようすることが大切です。 面接前に行うべき準備とは? 面接官としての心構えができたら、来たる面接に向けてしっかりと準備を整えましょう。 具体的には以下にあげる4つの準備をしておくことが重要です。 評価基準を可視化・共有する 面接によって応募者を見極めるためには、中途採用の評価基準について明確にし、採用関係者の間で共有しておく必要があります。 面接官の価値観や好みによって採用・不採用を決めてしまった場合、本当に会社に必要な人材を確保できなくなる可能性が大いにあるからです。 応募してきた人材について何を優先的に評価するのかを可視化し、採用担当者の間で共有しておくことで、このような事態を防ぐことができます。 できるだけミスマッチを防ぐために必要な準備であるということを理解しておきましょう。 応募者が実力を発揮できる環境を整える 面接前には、応募者が自分の実力を発揮できるような環境を整えておくことも必要です。 人の出入りが多い場所や、他人の話し声が聞こえる場所、個室ではない場所で面接を行った場合、応募者が落ちついて自分のことを話すことは難しくなります。 仕事の電話や打ち合わせの声が筒抜けになるような狭い事務所の場合は、近所のカフェなどを利用して面接を行い、その後社内見学してもらうという形式を取るのも良いでしょう。 面接に臨む応募者はほとんどの場合緊張しています。 その状態で応募者が本来の自分の力を発揮できるようにすることは、人材の見極めという点からも大切です。 [ 履歴書・職務経歴書を読み込んでおく 面接を行う前に、応募者の履歴書や職務経歴書をしっかり読み込んでおくことも大切です。 応募者の経験や人柄、性格を見極め、経歴詐称を見抜くには、履歴書や職務経歴書の内容に対して限られた面接時間の中で深掘りした質問をする必要があるからです。 事前にこれらの資料を読み込み、質問する内容を考えておくことで、面接中に必要な事項を聞き漏らす心配がなくなりますし、面接自体をスムーズに進行させることができます。 なお、応募書類を事前に送付してもらうのではなく、面接時に持参してもらう企業は、面接前に適性試験や15分間程度の簡単な会社説明会を行い、その間に応募書類を読み込むのが良いでしょう。 また、応募者をより深く理解するために、応募から面接までの期間に電話面談を挟むケースも増えています。 臨機応変に対応できるよう話を通しておく 面接を行い、応募者が自社に欲しい人材であることが判明した場合、臨機応変に対応することができるよう、役職上位者に話を通しておくことも大切です。 転職希望者は複数の選考を受けている場合が多く、良い人材ほど他社から内定が出て入社が決まってしまうことがあるからです。 そのため、役職上位者に事前に話を通しておき、応募者の感触が良ければそのまま最終面接を行い、素早く内定を出せるようにしておくことも準備として必要になるでしょう。 良い人材を見極める5つのコツ 心構えや準備が整ったら、いよいよ実際に面接に臨むことになります。 ここからは実際の面接において、応募者が良い人材であるかどうかを見極めるコツについて紹介していきましょう。 【1】中途採用は2名以上で多角的に判断する 中途採用の面接を行う場合は、できるだけ2人以上の面接官を用意しておくことが大切です。 応募者の評価基準をしっかり定めていたとしても、面接官によって応募者に対する印象が異なってしまうからです。 面接官は複数人配置し、評価に偏りが出ないような工夫をすることで公平な面接ができるようにしましょう。 専門職の場合は現場の社員を同席させる 募集している職種が専門的な場合、面接には現場スタッフを同席させるようにしましょう。 面接官には、応募者が現場の実務レベルに適した人材であるかどうかを判断することが難しい場合があるからです。 また専門職の場合、現場スタッフのほうが仕事の魅力をしっかり伝えたり、仕事についての具体的な話をしたりしやすくなります。 どうしても現場スタッフを同席させることが難しい場合は、面接後に会社見学を実施したり、現場スタッフとの顔合わせをしたりするケースもあります。 こうすることで、採用時のミスマッチを防ぐ効果を期待できます。 このような配慮があれば、会社にとって最適な人材を確保しやすくなるでしょう。 【2】リラックスした雰囲気づくりを 良い人材を見極めるためには、リラックスした雰囲気づくりを意識することが大切です。 応募者・面接官の双方が緊張したまま面接を進めていては、良い人材を見極めるどころか、正しい判断をすることも難しくなってしまうからです。 笑顔や落ち着いた話し方を意識すると、お互いに話しやすくなり、応募者の性格や人柄なども判断しやすくなります。 緊張をほぐすために合否に関係がないような質問をしたり、面接官の方から自己紹介をしたりすることも効果的です。 また、応募者の能力を引き出す一番のテクニックは傾聴です。 意識して、話しを聞きながらしっかりと頷いたり、「それは興味深いですね」と相槌を打ったりしてみてください。 黙って聞くのではなく、その都度リアクションをとってあげることで応募者は安心感を覚えます。 【3】思考・行動の軸に着目する 良い人材を見極めるためには、応募者の思考や行動の軸に注目しましょう。 それらは応募者の仕事ぶりにかかわる部分であり、さらに人間性やチームで働くことへの適性にも直結するからです。 そのためには、面接では過去のエピソードや苦労話を聞いたり、ある状況下でどのように考えて行動するかを質問したりすることが効果的です。 【4】発言はとことん深堀りする 応募者の発言をとことん深掘りすることも人材を見極めるためには重要です。 応募者の本質的な部分を見極めることができなければ、採用・不採用の判断をすることができないからです。 応募者の発言に対してただ相槌を打つだけでなく、「それはなぜですか?」「具体的に教えてください」などと質問してみましょう。 その際、荒さがしをするような聞き方では何気ない話題でも圧迫面接と受け取られることもありますので、注意が必要です。 なんとか上に引き上げようという態度で接すれば、多少突っ込んだ質問をしても好感を持ってもらえます。 【5】経歴詐称がないか注意 経験やエピソードのほかに、応募者が経歴詐称をしていないかどうかを見極めることも大切です。 具体的には、短期間で辞めた会社について記載していないケースや、ある業務の経験について虚偽記載しているケースなどがそれにあたります。 在職期間については、前職を辞めてから半年以上ブランクがある場合、その期間に何をしていたのか確認してみましょう。 実は他社で働いていたことが判明するかもしれません。 経験や能力については、その業務に取り組む際の注意点や手順について詳しく質問してみると、真偽を判断しやすくなります。 専門的な業務の場合は同席している現場の社員に質問を任せましょう。 目的別、面接で聞くべき質問15選! NG質問や逆質問も 実際の面接で聞いておくべき質問や、聞いてはいけない質問について実例を挙げて紹介します。 質問内容とその質問の意図を理解することが大切になりますので、ぜひ参考にしてみてください。 応募者をリラックスさせる質問 面接で合否の判断に必要な情報を聞き出すためには、話しやすい雰囲気を作ることが大切です。 まずは、応募者をリラックスさせる質問から面接を始めると良いでしょう。 経歴・スキルを確認するための質問 応募者のこれまでの職務経歴やスキルについては、具体的な内容を確認する質問をするようにしましょう。 これらの質問により、経歴について具体的な事実を聞き出すことができ、大きな合否の判断材料を得ることができます。 志望動機・意欲を確認するための質問 志望動機や意欲についての質問は、応募者の仕事に対する考え方や自社に対して何を期待しているのか、どんなキャリアを積みたいのかを探るために必要です。 入社後のミスマッチを防ぐためにも、しっかりと確認しておきたいところです。 仕事の軸を見極めるための質問 応募者の仕事の軸を見極めるためには、責任感や目標意識についての質問をするのが効果的です。 人間性を見極めるための質問 応募者の人間性を知るためには、応募者の資質や性格、価値観を問う質問を投げかけてみましょう。 また、短所を克服するためには努力していることがあれば教えてください。 応募者の資質や価値観が自社の社員や社風と合うのかどうかを判断するために欠かせない質問です。 応募者の本質的な部分を探るために、必ず確認しましょう。 こんな質問はNG! 質問内容によっては聞くこと自体が無意味であったり、応募者の自社に対する印象を悪くしたりしてしまうこともあるので注意が必要です。 面接時に避けるべき質問についても理解しておきましょう。 思想・信条・出生地・家族の職業などにかかわる質問 面接では、思想・信条・出生地・家族の職業などに関わる内容は差別につながりかねないため、質問してはならないと定められています。 そうした質問があった場合は職業安定法に基づく改善命令を出されることもあり、改善命令に違反すると6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる可能性があります。 そもそも、こうした質問は採用の判断条件にならないため、面接で聞く意味がありません。 また、購読新聞や愛読書についての質問も個人の思想に関わると判断されかねないため注意してください。 過去の経歴を根掘り葉掘り聞く質問 過去の経歴に対して根掘り葉掘り質問してはいけません。 応募者には守秘義務の関係上面接で話せない内容もありますし、プライベートに関わることについてまで度を超えて追及するとブラック企業ではないかと疑われてしまう可能性も高まります。 面接官が深堀りして良いのはあくまで合否の判断に関わる部分についてだけですし、それも常識的な範囲内であることが求められています。 セクハラ・パワハラになる質問 面接官は面接時の質問がセクハラやパワハラにならないよう徹底しなければなりません。 性別によって質問内容を変えることはセクハラにあたり、法律で禁じられています。 応募者に対して有利な立場であることを利用して無神経な質問をすることはパワハラにあたります。 事前に質問内容の精査をしたり、面接のロールプレイングを行ったりして、セクハラやパワハラにあたらないように配慮し、応募者に対して不快な思いを抱かせないようにしましょう。 応募者の意欲を確かめるのに逆質問はうってつけ 面接官が応募者に質問するのではなく、応募者から面接官に質問することを逆質問といいます。 特に中途採用面接においては、逆質問の時間を設けることが有効です。 面接官から応募者に対して「なにか質問はありませんか?」と聞いたときの逆質問の内容によって、応募者がどのような点に興味や関心を持っているのか、仕事に対する意欲がどれくらいあるのかを確認できるからです。 まとめ 中途採用面接の準備やコツ、効果的な質問について解説してきました。 自社にとって最適な人材を確保するための面接を行うには、これらについてしっかり理解しておくことが大切です。 事前にしっかり準備をして、会社・応募者双方のためになる面接ができるよう心がけましょう。 > 採用成功するために必要な考え方をまとめました。

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