遠慮なく思っていることを全て口に出すドリスは見ていて本当に気持ちがよかった。
ドリスに見習いたいフラットな視点 こうしたテーマを扱った映画が批判を浴びることは必定です。
そこで出会ったのが、身分も違い、普通に過ごしていれば接点がないはずの大富豪フィリップでした。
楽しそうに車いすを押しながら散歩するふたり。
麻痺(まひ)の原因となる大事故を引き起こしたパラグライダーに、再び乗ったというエピソードも真実。 あくまでコメディ!思い切り笑っちゃおう 『最強のふたり』は、上記のようなテーマを表立って訴えかけているわけではありません。 以前のドリスではしなかったであろう発言です。
5監督は、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ。 その映画のタイトルが「人生の動かし方」日本ではAmazonプライムで独占配信中だ。
にも関わらず採用されてしまうので、最初は渋々ながらフィリップの介護を始めました。
見どころでもたくさん語りきってしまいましたが、フランスは実はたくさんの移民がいる国です。
楽しい時はこっちまで体を揺らしたくなるような。
フィリップのことを、「かわいそう」や「大変」などとは全く考えていない様子で、スポーツカーに乗せて高速道路を爆走したり、怪しいものを吸わせたり、マッサージサービスの女性を呼んだり、きつい冗談を言ったりとやりたい放題です。 1993年の42歳の時、パラグライダー事故により頸椎を損傷し、全身麻痺に。
何人か面接したが気に入った人材は見つからず…。
相手の足りない部分をお互いで補い、支えあって共に生きていく。
フィリップはそれに対して「障がい者にはそれも難しい」と返します。
健常者同士どころか、仲のいい友人同士でないとできないようなことを、これだけの違いを抱えた2人が経験していく様子には、自分の振る舞いをも見つめ直したい気持ちにさせられます。
押し付けがましくフランスの社会問題を前面的に打ち出しているわけではなく、ただ観るだけなら愉快で笑えるコメディ作品。 フィリップはフランスでも有数の大富豪。 フィリップの介護者はどんどん変わっていきました。
18差別的な意味だけでなく見る側を楽しませる工夫が詰まった作品でした。 フィリップ自身も、映画の中で「支配者になれと教育されてきた」と言いますよね。
映画『最強のふたり』のここがいい! 心が温まる 誰に対しても同じ態度で接する正直で素直なドリスと、ドリスを息子のように愛し慕うフィリップの2人の掛け合いを見ていると、心がほっこりと温まる。
少し長くなるけどウィキペディアから引用すると。
多くの人が障がいを抱える人を特別に扱おうとします。
本作では、彼の存在が見どころと言っても過言ではありません。 パラグライダーの事故で全身まひとなり、車いすでの生活を余儀なくされたフランスの大富豪フィリップ。 自分のスタイルでユーモアいっぱいに笑いながら人生を楽しんでいける人になりたいといつも思っていますがなかなかむずかしいです。
19フィリップの周りの人々は、彼を「障がい者だから」と常に特別扱いをするのが日常です。 事故に車椅子に奥さんの死。
一方アブデルはアルジェリア出身の移民。
クール&ザ・ギャングとアース・ウィンド・アンド・ファイアーはおすすめだね」 フィリップとドリスの最初の出会い、フィリップの介護人を選ぶ面接の場でのドリスのセリフです。
飛行機を怖がるドリスをフィリップが面白がって脅すと、ドリスがフィリップに「あんたは運が悪い。
まず、大富豪であるフィリップが、事故で首から下が動かせなくなったことや、その介護人として仕えるアブデルのことを書いた[Le Second Souffle(第二の呼吸)]という本を出版しました。 とにかく、実話の映画化。
18変な垣根がなくて「腫れ物に触れる」感がなければないほど人対人になれるみたいな。
しかし、移り変わる周囲の環境によってそれぞれの道を歩む事になったのです。
気難しいところのあるフィリップは、他の候補者を気に入らず、介護や看護の資格も経験もないドリスを、周囲の反対を押し切って雇うことにする。
そして2人でモロッコに移り住んだ後に、ドリスに好きな人が出来たため将来のことを考え解雇になったということです。
2003年、エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュはある1本のドキュメンタリーを見た。 予告編でも使われたアース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」でノリノリになるが、その直後にはどこか悲哀を含んだピアノの曲が流れる。 それでも、 気持ちが明るくなりポジティブな、前向きな気持ちになれます。
14フランスでは、移民系の黒人が職を得ることは非常に難しいそうです。
これまでにない健常者と障害者 スラム街出身のドリスは、介護の資格を持っていません。
健常者と障がい者がフラットに接することで、彼らの友情は生まれたのです。
フィリップには、ドリスのお陰で新たな出会いがありました。
フィリップの入浴、排泄の介助、身体のケアの仕事を、介護経験も知識も全くないドリスは行うことになります。 文句なしの演技力を誇る2人によって描かれる友情の物語は必見です。
3人間の本来あるべき姿を見直させてくれます。
ただ単に感動を呼びたいがために作られた設定であったら本当に差別的だったかもしれませんが、事実が根底にあるからこそ、必要以上に差別的には映らないのです。
「最強のふたり」あらすじ(ネタバレなし) 趣味のパラグライダーの事故により、頚椎を損傷して首から下が全て麻痺してしまった裕福な男性フィリップ。
ドリスが住み込みで働いているフィリップの家に、ドリスの弟が訪ねてきます。
「最強のふたり」の評価が高い分、マイナス要素を書くと、分ってない奴と言われそうだ、言われるのは構わないけど、映画の良さが分らないのは困る。
11遠隔インターホンで苦しそうな声を聞いたドリスは彼の部屋へ向かいます。
写真も交換しておらず、電話さえもしていない本当に文通だけの相手です。
その発作が落ち着いた時フィリップを連れドリスは外の空気を吸いに出ます。
上映中、フィリップの車いすが動いているのを見た監督2人は、フィリップが笑っているのかと思ったが、上映後フィリップは「こんな姿になってから鏡を見なくなった。