日本尊厳死協会発行の「リビング・ウイル」(以下LW)は、人生の最終段階(終末期)を迎えたときの医療の選択について事前に意思表示しておく文書です。 入会(会費・年2,000円)しないとみられないようです。
2変更したときは、その日付をわかるようにしておきましょう。
尊厳死宣言(リビング・ウィル)は公正証書にすることができます。
人工呼吸器をつけて体内に酸素を送り込み、胃に穴をあける胃ろうを装着して栄養を摂取させます。
脚注 [ ] []. 歩けなくなったら、なにもかも嫌になる。
この相談過程をアドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning:ACP)と言い、現在、LW作成に望ましい形とされています。
18| | |. リビングウィルの目的は、余命を宣告された本人が自らの意思で自然な死(尊厳死)を迎えることを意思表示することにあります。
その他の項目は、パソコンで作成してもかまいません。
遺族を困らせないためにも意思表示を すでに不治の病にかかり通院していたりする場合には、今後予測される病状の経過や状況によって、医師から延命処置や最期の迎え方に関してお話をしてくれる場合もあります。
尊厳死と安楽死の違いとは 尊厳死とは、人間が人間としての尊厳を保ったまま死を迎えることをいいます。
・人工呼吸器を取り付けないでください。 例えば、 日本弁護士連合会は、尊厳死の法制化を検討する前に、次の 2点が必要であるという見解を示しています。
介護の現場におけるACP(人生会議)の認知度はまだまだ低いです。
聖路加国際病院の書式「私のリビングウィル」 聖路加国際病院が自院の患者用に作成した書式「 」ですが、他の病院の患者にとっても参考になる内容です。
自分の希望する終末治療のあり方や生き方について、理解してくれている人を指名します。
法的な効力はありません。 第二に「残される家族への思いやり」です。 しかも、たとえ遺言書を残しておいたとしても、後からすべての相続人の合意があればその内容を覆してしまうことができるように 相続対策といえども万能ではありません。
LWを作りたくない方は作る必要がなく、強制されたものは無効です。 日本尊厳死協会の書式・リビングウィルノート 日本尊厳死協会とは、尊厳死を社会に認めてもらうことを目的とした民間団体です。
(厚労省「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」より引用。
厚生労働省では、このような取り組みを通じて、今後も「人生会議」の普及・啓発を行っていきます。
ご家族や医療者との話し合いや合意は望ましいのですが、最も優先されるべきはご本人の意思です。
延命治療は時にQOLを上げることにもつながる 延命治療というと「人工呼吸器」や「胃ろう」などのイメージがあると思いますが、こうした治療は場合によってはよりよく生きるための治療としても使うことができます。 結論は出さなくてもよく、対話を繰り返し、その内容を文書に記録していきます。
7リビングウィルを作成することのメリットとしては、 自分の望む最期を伝えることで尊厳死や安楽死を尊重することができたり、遺族への精神的負担を和らげることにもつながります。 例えば、治癒が不可能な病気にかかったとき予想される経過や余命を知りたいかどうか、自分の意思を伝えられなくなったときにしてほしい医療やケア、してほしくない医療やケア等についても、リビングウィルに記しておくと有用なことがあります。
リビングウィルとは、この 内容的指示の一つで、内容を明確に文章化したものを指します。
リビング・ウィルに明記すべき内容を説明します。
リビング・ウィルを希望しない人はつくる必要はなく、強制されたものは無効です。
写真:PIXTA どのような人がいつリビング・ウィルを作成するとよいか 15歳以上であれば、誰でもリビング・ウィルを作成できます。 このブログでは、国試対策をはじめとした看護に関する知識をまとめています。
10よって、最寄りの公証役場を選んでいただくのが一番おすすめです。 ) 認知症については、生命予後が極めて悪くなるような身体症状の出現をもって末期と考えます。
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あなた自身が歩んできた人生は、あなたがこれから過ごすことになる最後の時にも大きく影響してきます。
また、医療従事者とだけでなく、家族会議や食卓の場など、身近な場面でも話し合えるくらい浸透して欲しいという強い思いから『人生会議』という愛称をつけました。
2.当方で尊厳死宣言の原案を作成しますので内容を確認してください。 前掲のアドバンスケアプランニングの記事も参考にして、気が向いた時に、もしものための備えを進めてみるとよいでしょう。 このような点はACPの実践に向けた課題の1つです。
また、高齢化も進み、昔より人生は長いものになりました。
むしろ心身共に元気なうちに作成することが重要です。
尊厳死を実現するために必要なリビング・ウィル リビング・ウィルを作成する目的 でお話ししたように、尊厳死を実現するための基盤は本人の意思です。
生命維持装置をはずせば死に至ることが明らかですから、医療者が躊躇するのです。
急病やけがなどは予測できないため、自分の意思を表示できなくなる前にリビング・ウィルを作成しておくことが大切です。 その結果によると、9割ほどの割合で本人の意思を実現できていることが分かっています。
19一方で、 尊厳死宣言はあなたが病や認知症で意思表示ができなくなった時に効果を発揮するものであり、あなたはその利益を実体験として享受することができるものです。 それでも自らの最後についてきちんとした意思表示をしている場合は、家族の反対がない限りほとんどの場合がその意思通りに実行されています。
たとえば、年の初めや誕生日などにご自身の意思を確かめておくのも大切です。
患者本人が「無駄」と考える延命措置で、尊厳が損なわれないようにすることが目的です。
日本ではまだ尊厳死に関する法制が確立していませんが、医療機関でも個人のリビング・ウィルを尊重するようになってきています。
リビングウィルは一度作成したらそれで終わりではありません。
リビング・ウイルはあくまで私的な文書で法的拘束力はなく、患者の提示を医師が無視しても違法ではありません。 リビングウィルに示されていない事項について選択が必要になった場合に誰がどのように決めるのかが難しい ここでは、 1点目について掘り下げて説明します。
私の苦痛を和らげるための十分 な緩和治療(麻薬などの適切な使用)を行ってください。
治癒の見込みがない状態にある人がQOLと人としての尊厳をもって最期の時を迎えることを意味します。
この差を埋め合わせ、できる限り患者を尊重した医療の選択ができるようにすることが、正しい医療だと考えられます。