「少年」テーマの話題作!• 小学1年生になって母親と死別したことを、美紀は彼女なりに飲み込みます。 家族の和解の物語• 再婚、後妻、継母というと構えがちだが、全ての事象と同じで、段階を経て変化していくのが家族で、その中にステップファミリーという形も含まれる事を優しく描いた作品。 9作の連作になっています。
12保育園の初登園の日から、小学校を卒業するまでの10年間の日々が描かれていきます。
ただ、ラストはやや駆け足だったかなぁ。
毎日、少しずつ変わる。
」と話した。
原作小説では 親子愛や、登場人物の 人間的成長がテーマになっていますが、映画化にあたっては上映時間の都合から、いくつかの要素がカット、または統合されるはずです。 家族という血の繋がりが紡ぐ集合体。
NHK・TBSでドラマ化• 武田健一(山田孝之)は2歳半の娘美紀(中野翠咲)を保育園に預けてフレックス制で務める会社へ行き、帰宅後は家事と育児に追われる目まぐるしい生活を送っていました。
「ウチのママ、(中略)ずっとウチにいるんだもん、 あんたたちのママってしんだらいなくなっちゃうの? そんなのだめだよ……」 (『ステップ』より引用) こちらはセリフではなく地の文。
作品の見所で残された者の気持ちと、彼らの精神的な成長について少し触れました。
成瀬舞:• 朋子の死を乗り越え、父親と母親を兼任しながら美紀を育てなければならない。 近年においては、「」シリーズ、『』『』など、ユニークな役柄が目立っていたが、本作では久しぶりに実年齢とも重なる等身大の男性、しかも初のシングルファザー役の健一に抜擢。 家庭崩壊• 早稲田大 学教育学部卒。
15中には、少し共感できる部分もありました。
輝いて見えるのは、いつだってあとになってからなのです。
重松さんの作品はやはり優しさにあふれている。
9~12歳までの美紀役は、2007年生まれの 田中里念。
737円 税込• 2001年に『ビタミンF』で、直木三十五賞受 賞。
そんな中、健一が新しい一歩を踏み出す物語。
だからこそ、人は何度も思い出すのかもしれ ませんね。
584円 税込• 村松美千代:• 重松清さんは、初めて読む作家さんです。
」とぶつぶつ言っていた朋子だって、写真の笑顔は永遠に変わらないんだと決めつけられると、「そんなことないわよ」と口をとがらせるだろう。
そして、大事な人を亡くした哀しみは、ほか の何にも代えがたい特別な感情…。 家族の絆• 作品の見所:残された者たちの気持ち 本作はいいようのない寂しさが漂っています。
10朋子やその両親を裏切ることにならないか? 美紀は自分が結婚してしまうと、朋子というママを一生失ってしまうのでないか? いくら美紀や親戚が許したとしても、簡単に割りきれる問題ではありません。 でも、それを乗り越えていかないと先には進めず、二人は理解を求めるために何度も考えを伝え、次第に理解を勝ち取っていきます。
美紀の保育園から小学校卒業までの10年間。
形は変えていくが、家族は笑顔工場であり、生死問わず命を感じる場所でもある。
なお本曲は12 月11 日発売のアルバム「コペルニクス」に収録される。
また、映画『デイアンドナイト』(19)ではプロデュース、ドラマ「聖おにいさん」(NHK)では製作総指揮をつとめたほか、ミュージカルやバンドなどその活動は多岐にわたる。 後半になるほど家族の範囲が広がり、みんなにとって幸せなこととは何か?ということが物語の中心になります。
13ステップ(2009年3月発売、、) 文庫本• エグゼクティブプロデューサー:寺島ヨシキ• 妻の存在は偉大だなと思いました。 しかし、だからこそ健一と美紀、彼女を見守る親戚や大人達のやりとりの温かさが強調され、心に沁みるのです。
そういう意味では、私は好きな作品ですね。
人は子どもを育てながら自分も成長していく。
2005年8月• 健一と娘の美紀を温かく見守る登場人物には、國村 隼、余 貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈など豪華俳優陣が結集。
これがたとえば亡き妻の父親である明の目線だったら、もし健一と結婚していなければ、娘は早逝しなくて済んだかもしれない……という思いが心をよぎることもあったと思うんです。
14健一は娘の美紀を男手ひとつで育てていきます。
保育園でのケロ先生との関係や会話。
しかし、健一と美紀は自分の気持ちに正直になり、周囲のいう『普通』ではない家族であることを受け入れた上で、そのことを誇りに思いながら生きていくことを選びます。
観る人の年齢や家族環境、そのときの状況によって視点を変えながら、読者が長くつき合っていける小説を書きたいと思っているので、この映画はその理想と同じような愛され方ができる作品になったと思う!節目節目で健一と美紀が渡る鉄橋の道、健一が上司と昼食を食べるお約束のリフレイン、地道に巻き寿司の練習をするシーンもよかったですね。