本書の中では、覚醒剤で逮捕された酒井法子さんの「いい子」ぶりを分析しているのですが、もしご存命だったら清原和博選手についての見解も聞いてみたかった。
ときには、我慢せずに、人に頼ることが必要になることもあるんですよね。
著者は 実際に重犯罪の個人面談や更生プログラムに携わっており、更新の難しさや、犯罪者に反省を求めると謝罪文や反省の言葉は 上手くなっても 本当の意味での反省には 難しく、逆に反省を求めない個人面談や授業を進めるうちに本当の意味での反省をもたらすということが書いてあった。
「かわいがられて育った」「裕福な家だった」「おとなしい」「まじめな」人が、ある日爆発してしまったというニュースを耳にすることがありますよね。
岡本さんの説明によると、こうなります。 そうなると、「悪いことをしたら、謝ればいい」と何事も軽く物事をとらえるようになります。 本の中でも、学校の反省文などが引き合いに出されています。
そして、そんな反省文を見て教師も「よし!反省しているな」とその生徒を学校に戻すでしょう。 もちろん、とんでもない屁理屈だ。
このように、犯行から裁判を経て刑務所へ入った受刑者には十分考える時間があるのに、本当の意味での「反省」をしていません。
「人を殺しておいて、幸せになるなんてとんでもない」という意見があることは承知のうえで、加害者が「幸せ」にならなければならないと、著者は主張する。
二度と犯罪を起こさないためには、人に頼って生きることが大切なのだとか。
前回、反省して、もう、回覧止めないって言ってたじゃないですか? 相手:怒 というのが、今までのパターンだが、 本に書いてあったことを私なりに解釈し実践するとなると 私:ところで、あの資料、回覧して頂けました。 その方法は、被告人に判決後に、被告人に直接 もう二度としないように言う場合もありますし、ホームレスには何か差し入れを入れてあげる(これも判決後でないと意味がないと思います)こともあります。 この2つの矛盾した感情のなかで生き続けることは、私たちが想像できないくらい苦しく辛い「罰」となり得るのです。
19でも、本当に反省しているかどうか外から見ただけで判断できるのでしょうか?実は単に反省しているように見せるのがうまいだけなのかもしれないわけです。
「自分が弱かった」「自分がいかに甘く、駄目な人間であったのかがよく分かりました」 反省していないのに、反省の言葉を語り、りっぱな反省文を書く。
こんばんは、3連休の中日、いかがお過ごしでしょうか。
世間の常識とは異なりますが、現場の知見から練り上げた著者の論理は説得力抜群で、目からウロコがボロボロと落ちます。
依存症の人からアルコールを取り上げたとしても、ほかのものに(ドラッグ、ギャンブル、性)に依存するでしょう。
素晴らしいです。 反省させることを第一と考えていた人からすればびっくりする内容かもしれません。
ところが、その後雑談をしてすこし雰囲気がくだけてきてから、例えば窃盗事件なら、 「でも、あのお店(被害店)も、それだけ簡単に盗めるというのも脇が甘いよね。
ですので、どんなことでも、それをした理由、背景にあるものに目を向けることが大切だと思います。
例として、りん議書の回覧について、 私:ところで、あの資料、回覧していただけました? 相手:忙しくて、今、それどころではない。
」などの軽い失言です。
でも、そうした生徒に「タバコを吸っちゃダメなんだよ!とにかく反省文書いて反省の気持ちを示せ!」と指導してしまうとどうなるでしょうか。 僕は教師を初めて4年目なのですが、上越教育大学の西川純先生が提唱する『学び合い』の考え方にしっくりきていて、ちょうど今年度から本格的に実践を始めています。
犯罪を起こしたことを「反省」させないと、また同じことをやるという考え方です。
しかし、社会に出てから再犯する可能性が高まります。
それどころか、不安や寂しさを抑圧して自ら笑顔をつくり、自分で自分を励まそうとしたりする。
なぜなら言い訳を聞いてくれる(受け止めてくれる)人がいなかったからです。 自分の言い訳を聞いて(受け止めて)ほしかったのです。 「犯罪者に反省を求めても、百害あって一利なし」と。
18例えば、万引き。 反省の前にやることがある だからといって、反省しなければいいというわけではありません。
2008年• 死を目前にした死刑囚が、まさに首にロープをかけられようとする刹那、恐怖のあまり笑うのです。
「なるほど、こういう態度や文章だと反省していると思われるのか」と。
反省は偽善を強要するだけ。
確かに反省しているフリで罪が軽くなったり、許されるならうまく反省するフリをする人は出てくるよなと。 ありのままの自分 犯罪を犯す人たちは、生きづらさを抱えていることが多いそうです。
18鬱屈した思いに蓋をすることになる。 しかし説得力はあるのですが、岡本茂樹さんが提案するような更生支援はなかなか進まないようです。
完全に一方方向の学校生活に、うっぷんがたまっているようです。
私は、優秀な従兄と比べられるのが嫌で、周囲の大人から「いい子」と思われたかったのです。
ただ、数字で示したデータがなかったので、著者の方法論にどれくらい効果があるのかがわかりませんでした。
本当に忙しい人ならば、手伝って欲しいこと、大変な事を説明出来るだろうが、ただ、忙しそうにしている人は、大変な事は何か?と聞かれて、ヒヤリとするだろう。 教師や親にはぜひ読んでみてほしい、おすすめの一冊でした! 2000字以上になってしまったが、こんな拙い長文は誰かに読んでもらえるのだろうか・・・。
12その後も、相変わらず私は言い訳を言い続けました。
発言や私語を許されていないし、理科の実験や家庭科の実習など子どもの興味をひく授業も、まだできないそうです。
臨床教育学者であり、累犯刑務所で受刑者の更生支援もしている著者は、こう断言します。
自己イメージが低い人は孤立するからです。