その名詞形だから「何事もないようなふり/大したことではないようなふり」ということ。 」と言う。 そのなかで賞の対象として安里琉太『式日』、如月真菜『琵琶行』を考え、それぞれ1位、2位に推した。
4一方、「吾子」や「君」の多用は、句集全体の中で、弱さになってしまったように思う。
か=疑問の係助詞、結びは連体形となる。
実際、こちらでも推しの3冊のうちにその2冊が入った。
わななく … ぶるぶるふるえて わびし … 心配である ここで「書きてとらせて」に注意。
現代語訳 「俊賢の宰相などは、『やはり(清少納言を)内侍に任命してもらうように申し上げよう』と議論しておいででした」とだけ、左兵衛督の中将でいらっしゃった方が語ってくださいました。
だがこちらでは最初から順位をつけて提示しなければならない。
如月には、梅がすっかり咲いて、そのうち桜も咲いてくる まさに春・・のイメージがあります。
「たれたれか」と問へば、「それそれ」と言ふ。
この歌は、実は白居易の白氏文集巻十四「南秦の雪」をベースにしています。 (できることなら、2月の満月ごろ、春、満開の桜の下で(私も)逝きたい) そう願ったとおりに、 実際、西行が息をひきとったのは2月16日でした。 原文・現代語訳のみはこちら. 恥ずかしい、気が引ける。
を参照。
「す・さす・しむ」には、「使役と尊敬」の二つの意味があるが、直後に尊敬語が来ていない場合は必ず「使役」の意味である。
「ゆ」には受身・自発・可能の意味が含まれている。
白居易が「春らしい感じはあまりない」と詠んだことを踏まえて、公任は「少し春めいた気がする」と詠んだわけです。
兵衛督も中将も官位的には同位なので兼任しているのかも知れません。
それを自覚し、表現のバリエーションを増やすことで、句集はさらに魅力的なものになるだろう。
む=仮定の助動詞「む」の連体形。
「外よりも土間の苗代寒なりき」のような安定感のある写生句や、「ガラムマサラ匂へる指も夏の果」など現代的な素材を扱った句に強く惹かれた。
ただしその様式はイロニーの圭角に富むだけでなく、口語調を多用しながらも、どこかモダニズム的な洒脱さを帯びる。 現代人の私たちの感覚では、三月は『弥生』で、 『弥生』と言えば桜のイメージがあります。
18ぞ=強調の係助詞、結びは連体形となる。 「童子」の連衆や、そして私を励ましてくれた人、チャンスを下さった方々のものだと感じているのです。
二十代の句集としてはおそろしいほどの完成度だと思った。
「黒=原文」・「 青=現代語訳」 解説・品詞分解はこちら 二月 きさらぎ つごもりごろに、風いたう吹きて、空いみじう黒きに、雪少しうち散りたるほど、 二月の末ごろに、風がひどく吹いて、空はとても暗く、雪が少し舞い散っている時、 黒 くろ 戸 ど に 主殿司 とのもづかさ きて、「かうて 候 さぶら ふ。
たる=存続の助動詞「たり」の連体形、接続は連用形 と(書いて)あるのは、本当に今日の様子にたいそうよく合っている。
宰相は参議と同じ。 3冊の句集についてさらに論議を重ねていくうちに、『琵琶行』の闊達にして安定した詠みぶり、季語のあしらいの良さや守備範囲の広さなどの評価がなされ受賞に決定しました。 これがことを聞かばやと思ふに、そしられたらば聞かじとおぼゆるを 現代語訳 (自分が返した句の)批評を聞きたいなと思うが、悪く言われていたら聞くまいと思っていると ばや … ~したい(終助詞) そしる … けなす じ … 打消推量の助動詞 おぼゆ … 思う 「俊賢の宰相など、『なほ、内侍に奏してなさむ』となむ定め給ひし」とばかりぞ、左兵衛督の中将におはせし、語り給ひし。
13ありがとうございました。 「黒=原文」・ 「赤=解説」・「 青=現代語訳」 原文・現代語訳のみはこちら 二月 きさらぎ つごもり ごろに、風 いたう吹きて、空 いみじう黒きに、雪少し うち散り たるほど、 つごもり=名詞、末ごろ、月の下旬・最終日。
「伝票のうつすらと濡れ鱧料理」など日常の些細な場面を素材に拾ってくるセンスは抜群で、俳句ならではの良さが現れている。
」と問へ ば、「それそれ。
「斯く」が音便化したもの。
「たれたれ か。 」 「俊賢の宰相などが、『やはり(清少納言を)内侍にと天皇に申し上げて任命しよう。 と、震えながら書いて(主殿司に)渡して、(相手は)どのように思っているだろうかと(心配で)つらい。
5「乳やつてゐる間に散りし桜かな」「音あるは虫籠の中や子の寝息」。
上達部は今で言うところの閣僚のイメージ。
俊賢の宰相…源俊賢 公任も宰相なので区別して名を冠して記してある。
現代語訳 (作者である私は)「公任と同席している方はどなたですか」と(主殿司に)たずねると、「~さんや~さんです」と言う。