自分に残されている日々を、毎日きちんと過ごさなきゃって思えた良作でした。 そこには本人の意思など関係ない、ただ病院側の都合で生かされ続けるまさに生ける屍とされる実態がある。
13末期がんの最大の特徴は「痛み」で、最期のフェーズでは何らかの激痛が患者を襲います。 ハンバーガー食べながら泣いてた~、めちゃくちゃ笑いました。
立ち振る舞いについて何か準備されたのですか。
どうしても比較しちゃってる自分がいるんですよね。
2021年製作/112分/G/日本 配給:渋谷プロダクション スタッフ・キャスト. 思うのですが、「けったい〜」と併映前提で作ればよかったのでは?って思いました。
そんなとき苦痛緩和処置の誤りから担当していた患者が激しい苦痛を伴った壮絶な死を迎えてしまう。 「佑君、今の語尾こうなっていたけど台本はこうだから」と。 あの時代の役者さんは皆さん芝居が上手いです。
5井上の死に責任を感じた河田は、智美のもとを訪れ、焼香するとともに平身低頭で謝り、悔やむ・・・ そして、長野が主催する在宅医療センターで働き、2年後に出逢ったのが、末期の肺がん患者である本多(宇崎竜童)だった・・・ 前半の井上の在宅医療が、理想からほど遠い姿だとすると、後半描かれる本多の姿は、理想の在宅医療だといえます。
大病院の専門医と在宅医の決定的な違いは何か、長野から学んでゆく。
そんな中であった患者は、末期の肺がんを患う井上(下元史朗)。
『痛くない死に方』の時は、初日17シーンあったんですけど、17時ぐらいで消化しちゃったんです。
特報映像と場面写真が到着した。 そもそも河田は、「開業医への近道」という理由から在宅医師を選んだのだが、同期の若手医師たちは大学で准教授に推薦されたりしており、社会的ステータスは開くばかりだった。
18在宅医療に従事する若手医師・河田(柄本佑)。
在宅医療に従事する主人公・河田仁役に柄本佑、末期の肺がん患者の父を持つ智美役に坂井真紀、河田仁の先輩・長野浩平役に奥田瑛二がキャスティング。
いっぱいいます、(石橋)蓮司さんとか(岸部)一徳さん。
一日だけ原作者であり、医療監修の長尾先生の在宅医療を見学しに行きました。
誰かから学んだりしたのですか。 新旧、沢山の映画を観て、監督や役者のバックボーンまで思いを馳せ、立体的に物を見る力を兼ね備えた柄本佑さん。 長野の見解では、肺がんよりも肺気腫を疑い処置すべきだったと指摘される。
11最初は「2週間欲しい」と伴明さんは仰ってたようなんです。
カルテに記入された時刻が間違いだったそうだが、患者の体調を一目見れば「何かおかしい!」とわかるはずだ) 最終的に私のお世話になった医院は母体と赤ちゃんの準備が整うまで、医療介入をせずに「待ってくれる」医師が揃っていた。
そこには患者にもその家族にも信念を持って向き合う河田の姿が描かれる。
そんな河田にかかる患者たちは皆、管に繋がれただけの不自然な「溺死」を遂げることなく、無駄に苦しまずに最期の生を全うすることが出来ている。
それにめちゃめちゃ早い、この映画は10日間で撮影されたんです。 しかし結局、敏夫は苦しみ続けてそのまま死んでしまう。 以前とは全く違う患者との向き合い方をする河田。
7監督は『TATTOO<刺青>あり』『赤い玉、』の高橋伴明。
医師の河田。
先輩らしい経験から出るアドバイスが、効いてました。
発表とあわせて原作者の長尾和宏、坂井真紀、奥田瑛二のコメントが公開。
なかなか、このような理想的な死に方はできないだろうなぁ、とは思いますが、そういう理想的な死に方をみせてくれるあたりに、ある種の安ど感を覚えました。 これでは10日要らなくなっちゃいます。 1995年に長尾クリニックを開院する。
しかもテストもない、必要な段取りをしたら「それじゃ、次本番」になってカメラマンさんが「ここテスト下さい」と言わない限りは「本番、本番」と撮影が止まらないんです。
ドキュメントで語りきれなかったところを痛くないで語る、その逆も。
開業への近道だと助言され進んだ道だが全く身が入らない。
具体的に台詞や動きがのっかっているし、安心して本に書かれていることをやれば成立するようになっている、映画になるようになっているんです。