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「何?彼、類の知り合い??」 あきらが類に尋ねた。
慌てた上のスタッフが出てきて、玲人に謝罪したが、彼女は頭を下げなかった。
総二郎は、ひとり残されたホテルの前で呆然と、ふたりの消えた方角を眺めていた。
君も、彼女も。
今、他のオンナと付き合っていたとしても、たぶん。
「ねっ。
昔、オレがNYに行って牧野が迎えに来た頃、類もアイツの事が好きだった、と言われた。
」 玲人は、頭を下げた。
そういう事なので、この件は、ここまでにして下さい。 」 「稜君がどうかした??仕事で何かあったとか?」 「ううん、仕事の事じゃないの。
NYでの司の異常なまでの忙しさと、牧野がそのことについて何一つ不満を言わずに、会えない寂しさや、さまざまな想いをひたすら我慢して、講義に打ち込み、そして生活費のために自分も必死に働く姿を、この一年間、ずっと近くで見てきた。
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わかるでしょ??何もかもが違うのよ。
そしてF4が、パーティーに現れた。
「あっ、そういえば。 お嬢様みたいな生活してたら、きっと庶民のご馳走とか知らないんじゃない?笑」 「そうか。
ちゃんと自分の気持ちにケジメをつけるべきだ、、、。
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しばらくたったある日、玲人は彼女の部屋を訪れた。
「はじめて食べるものばかりかもしれないけど、召し上がれ。
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条件等は以下の通りです。 彼女の働いていた店を訪ねたが、そこにも彼女の姿はなかった。
その間にも、彼女から連絡はあったものの、自分の答えを見つけ出せないままだった。
簡単だ。
あぁ、君。
駆け落ちでもいいじゃないか。 」 想像以上の世界に、驚きが止まらない稜。
梓の誕生日パーティ当日。
忙しいのにごめんなさい。
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