たぶん、なきゃなくても困らないっちゃあ困らない、年に2〜3回口にするくらいのものがちょうど良いのだろう。 この連載が書籍化されたのに合わせて、この1カ月間、プロモーションで雑誌やWEBやラジオなど、いくつかのメディアにゲストで出演させて頂いた。
202020年12月10日付のバイラルチャート「バイラルトップ50(日本)」では1位を記録した。 2021年3月20日、のMV再生回数が1億回を突破した。
- 2021年4月より同社の主力商品のひとつ、「中華三昧」タテ型カップ麺のCM『うっめぇわ篇』に楽曲が使用される(但し、歌詞は替え歌) 脚注 [] 2021年5月11日閲覧。
MV の制作はが担当した。
収録曲• もしかしたらいま、私の息子だけじゃなく日本中に剣は鈍器だと思っている子供が多くいるのではないかしらと、ふと思ったある日曜の朝のこと。
2月7日放送の日本テレビ『千鳥vsかまいたち』でのこと。 というのも、もちろんテレビの中の仮面ライダーもこの剣を振り回して戦ってはいるのだけれど、どの敵も体がすごく硬く出来ているようで、どんなに激しく剣が当たっても、そこからバチバチッと火花が飛び散るだけで、体が真っ二つに切れるみたいなことはない。
この連載ではいしわたりが、歌詞、本、テレビ番組、映画、広告コピーなどから気になるフレーズを毎月ピックアップし、論評していく。
私もこれから先、誰かとちょっとしたゲームをする時は「一生〇〇禁止」を賭けて戦おうと思う。
1月19日放送のテレビ東京『あちこちオードリー〜春日の店あいてますよ?〜』でのこと。
SNSに慣れ親しんだ世代には、シティーポップは感覚的にしっくりくるものがあるのだろうなと思っていた。 ここしばらくの間、日本の音楽にはシティーポップの波が押し寄せていた。 だが、不思議なもので、同じテレビ番組でもそれを誰かと一緒に見ている場合は、面白いと思ったらすぐに声に出して笑うものである。
「一生肉まん禁止」「一生太巻き禁止」「一生カクテル禁止」あたりかしら。 YouTubeのMV再生回数は、公開から3か月足らずで3600万回を突破している。
1人でテレビを見ている時、人はいくら面白くても声を出して笑うことはあまりない。
2021年3月15日付のにて、自身初となる総合1位を獲得した。
ブタミントンはバドミントンを模したおもちゃで、押すとブーブー鳴るブタの形をした小さな空気ポンプで風を送り、羽状のボールを空中に浮かせて、相手のコートに押し合うゲームである。
身の回りの人と雑談している時の方が私たちはよく笑っている。
楽曲制作は自身もファンであるというのが手掛けた。
しかしながら、歴史は繰り返すものなので、そろそろそういったおしゃれサウンドに対する揺り返しというか、反動みたいなものも生まれる頃合いでもあって、そこにこの「うっせぇわ」が出てきたように見えなくもない。
「消えてしまった昭和のおもちゃの魅力を令和の子どもたちに伝えよう!」のテーマのもと、千鳥とかまいたちが昭和の名作おもちゃ「ブタミントン」で対決することになった。
本来なら「体のラインが出る・出ない」と表現すればいいところを、あえて「服が拾う・拾わない」と表現するのが面白いなと思う。
この子は剣をよくわかっていないのだ、と。 テレビ画面の中で繰り広げられるお笑いのプロの話に比べたら、私たちの雑談なんて明らかに笑いのレベルは低いはずなのに、私たちは雑談の時の方がよく笑うのだ。 ジークンドー、カリ(フィリピンの武術)、USA修斗といった数々の格闘技に精通し、先生の資格を持っているというV6の岡田准一さんいわく、腕立て伏せは体を上げるのでなく、「自分の体を下げたら、地球を押す」のが正しいのだそう。
実際にこれから先、本当にそのルールを死ぬまで守るかどうかはどうでもよくて、その場のゲームを盛り上げるものすごく良いスパイスになる。 たしかに、それは私も前から不思議に思っていた。
2021年3月29日付のチャートにて、ストリーミング累計再生回数が1億回を突破した。
初めて目にした表現なのに誰もがすぐに意味がわかる。
ほとんどの笑顔や笑い声は、目の前で話している人や隣で一緒に話を聞いている人に向けて、その場を盛り上げたい、楽しい気持ちを共有したい、こちらの好意を伝えたいなどの様々な理由で、私たちが無意識でわざわざやっていることなのだと思う。
チャートイン17週目での1億回突破は歴代6番目の速さとなり、ソロ歌手では最年少の記録となった。 音楽バラエティー番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で披露するロジカルな歌詞解説が話題の作詞家いしわたり淳治。
20。 先日、J-WAVEの番組に出た際に、MCのクリス智子さんに突然、「最近はどんな言葉が気になりました?」と聞かれ、「体のラインを拾わない服」と口から出た。
SNSというものもまた、自分の暮らしの中のいちばんおしゃれな部分を切り取って並べていく行為だからである。
この曲を聴いていて、小島よしおさんがリズムに乗せてパンツ一丁で叫んだ「そんなの関係ねえ!」を、ふと思い出した。
まるで「体のラインというのは、私の意思とは関係なく、服が勝手に拾うものであって、着ている私は悪くないんです!」と言わんばかりで、複雑な心理が垣間見える表現だなと思った。
実際にやってみると、大は小を兼ねるとはよく言ったもので、なんだか自分の体が少し軽く感じるような気がしないでもない。 あとで妻に聞くと、女性誌では数年前から普通に使われている表現なのだそうで、当たり前すぎて気にしたこともなかった、と言われた。 公開から148日での1億回再生到達は歴代7位の記録となった。
3これまで「腕立て伏せ」はしたことはあっても、まだ「地球押し」はしたことはなかった。 当然、息子は抜いたその刀をそのまま振り回して、そのあと「えい、えい」と敵役の私と戦うのだけれど、ある時、ふと気がついた。
これからは腕立て伏せはやめて、地球を押すことにしようと思う。
つまり、息子にとってこの剣は、大げさなカッコいい鈍器くらいの認識なのである。
おそらく、流行語というものは、そんなふうにして誰かの暮らしの中で機能する言葉であることが重要な要素だろうと思う。
それ以前の日本の音楽は、普段は人に言えないような感情やメッセージを歌にする、みたいな歌詞が多かったような気がするけれど、いわゆるシティーポップリバイバルを境に、それまでとは真逆のあまり熱いことを言わない方が格好いいみたいな風潮が漂っていた。
8「うっせぇわ」という言葉とメロディーのキャッチーさは、私たちが日々暮らす中で感じるイライラとの親和性が高く、私自身も何か嫌なことがあった時、このメロディーを無意識に口ずさんでいたりする。
今月は次の5本。
作詞・作曲: その他• まさか自分の子供に「剣ってのはね、本当は切れるんだよ」なんて説明する日が来るとは思わなかった。
昨年リリースされた彼女のメジャーデビュー曲『うっせぇわ』が快進撃を続けている。
「笑う」について妙に考えさせられる一言だなと思った。 正しさとは 愚かさとは それが何か見せつけてやる ちっちゃな頃から優等生 気づいたら大人になっていた ナイフの様な思考回路 持ち合わせる訳もなく でも遊び足りない 何か足りない 困っちまうこれは誰かのせい あてもなくただ混乱するエイデイ それもそっか 最新の流行は当然の把握 経済の動向も通勤時チェック 純情な精神で入社しワーク 社会人じゃ当然のルールです はぁ?うっせぇうっせぇうっせぇわ あなたが思うより健康です 一切合切凡庸な あなたじゃ分からないかもね 嗚呼よく似合う その可もなく不可もないメロディー うっせぇうっせぇうっせぇわ 頭の出来が違うので問題はナシ つっても私模範人間 殴ったりするのはノーセンキュー だったら言葉の銃口を その頭に突きつけて撃てば マジヤバない?止まれやしない 不平不満垂れて成れの果て サディスティックに変貌する精神 クソだりぃな 酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい 皆がつまみ易いように串外しなさい 会計や注文は先陣を切る 不文律最低限のマナーです はぁ?うっせぇうっせぇうっせぇわ くせぇ口塞げや限界です 絶対絶対現代の代弁者は私やろがい もう見飽きたわ 二番煎じ言い換えのパロディ うっせぇうっせぇうっせぇわ 丸々と肉付いたその顔面にバツ うっせぇうっせぇうっせぇわ うっせぇうっせぇうっせぇわ 私が俗に言う天才です うっせぇうっせぇうっせぇわ あなたが思うより健康です 一切合切凡庸な あなたじゃ分からないかもね 嗚呼つまらねぇ 何回聞かせるんだそのメモリー うっせぇうっせぇうっせぇわ アタシも大概だけど どうだっていいぜ問題はナシ. うっせぇわ• ドスの利いた声と歌唱、とがった言葉、ボカロネイティブ世代ならではのメロディーセンスが素晴らしい。
4外部リンク• こんなふうにして、言葉の新しい使い方は生まれ、言葉は生き物のようにどんどん変化していくのだろう。 もちろん、笑うこともあるけれど、多くはないと思う。
長らくお笑い芸人のリズムネタからばかり流行語が生まれてきたけれど、いよいよミュージシャンの作った音楽から流行語が生まれる日も近いかなとうれしく思った。
2月2日放送の日本テレビ『ウチのガヤがすみません!』でのこと。
なるほど。