新十津川駅は、鉄道ファンだけが集うところではなく、都会からさまざまな悩みや思いを持った人々がやって来ていました。 ララは毎週末〝小さな駅長〟として、札沼線の存続を応援している。
7新十津川駅で駅長犬を務めてきた柴犬のララ。
思い出すのが辛く、手記の完成は先になりそうです。
その場所は、JR北海道が廃線の方針を示している札沼線の終着・新十津川駅。
「日本一、最終列車の早い駅」として、札沼線が1日1往復している。
ララはNPO法人「しっぽの会」出身の元保護犬で、約3年間、里親になった高橋さんのもとで可愛がられた。 石狩当別駅からの列車が9時28分に当駅に到着し、12分後の9時40分に終列車が発車する 「かわいい~!」 ララの周りには、子どもから大人まで、多くの人が集まる。
4「突然ですが、ララが〝虹の駅〟へと旅立ちました。 。
今週から呼吸が荒く、病院に行くと、極度の貧血でした。
「名駅長ですが、ゴロンと横になって職務怠慢なことも(笑)。
3年あまりの暮らしでしたが、ララとは何十年も一緒に過ごしたように感じます。
コロナで見送ったのが、心残りです。 折り返し列車は、笑顔が増えて出発するのです。
赤血球が減少して危ないと、点滴やレバーの缶詰めをスポイトで与えましたが、6月6日午後11時50分、終着駅へと旅立ちました。 高橋さんの知人らがプレゼントした制服や帽子を身に着けた姿が、写真共有アプリ「インスタグラム」を通して話題になり、ララに会おうと駅を訪れる人が増え始めた。
高橋さんは「ララを通して、札沼線を知ってもらえたらうれしいです。
わんにゃんハートの前身「わんハート」にも、有名な看板犬として、度々登場していた。
高橋さんは「訪問者が増えることで駅の存続に役立てれば」と期待を込めている。
NPO法人「しっぽの会」が引き取ったところ、現在の飼い主・高橋一正さんとの出会いがあった。
保護犬にも興味を持ってもらうことで、ララの仲間たちを救うきっかけになれたら」と話し、札沼線と保護犬の未来を願っている。
ララは午前9時28分に到着した客を出迎えると、12分後に折り返す列車を慌ただしく見送る。
ご褒美には、大好きなあずきアイスをちょこっと、です」(高橋さん) 高橋さんはララとの3年間を振り返り、下記のように話す。
誰が触っても動じず、いつも穏やかなララは、アイドル的存在。 「新十津川駅が廃止になり、駅長犬の手記をまとめようとした矢先の別れでした。 「駅の存続に役立てれば」 利用者が少ない札沼線は一部区間の廃線もとりざたされ、始発・終着の同駅を行き来する列車は1日1本。
11ララを可愛がってくれたみなさん、応援してくれたみなさん、本当にありがとうございました」. 愛犬を亡くして間もない人もおり、ララが心の整理をお手伝いできたこともありました。
しかし、今年1月に飼い主が亡くなり、函館保健所に収容されていた過去を持つ。
元気なうちに、ララのふるさと、函館にも行こうと思っていました。
窓からララを見た乗客は、みな安心した表情に変わります。
愛するペットが亡くなった際、よく〝虹の橋へ旅立った〟と表現しますが、ララは駅長でしたから、虹の駅へ向かったのだと思います」(飼い主の高橋一正さん) 6月7日、「わんにゃんハート」のもとに、ララの飼い主・高橋さんから上記のメッセージが届いた。 。
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