即位 礼 正殿 の 儀。 即位礼正殿の儀|平成から令和へ 新時代の幕開け|NHK NEWS WEB

即位礼正殿の儀の天皇陛下のおことば:天皇陛下のおことば

即位 礼 正殿 の 儀

古代の日本において、天皇の即位や新年の祝賀行事では大極殿に多数の「宝幢(ほうどう)」が飾られた。 「銅烏幢」は、広場に面した天皇の正面に建てられた。 その両脇に置かれた「日像幢」と「月像幢」は、太陽と月を象ったものであり、太陽を示す金の円盤には八咫烏、月を象徴する銀の円盤には蛙と兎が描かれていた。 7個の輪は相輪とよばれ、仏教の象徴でもある。 その外側に「四神旗」が掲げられた。 四神は東西南北を守護する霊獣であり、それぞれ青龍、白虎、朱雀、玄武である。 これらの意匠は、中国の皇帝が使用したシンボルの影響を強く受けていた。 明治42年、皇室令第1号として「登極令」が制定され、皇室の儀式が法制化された。 「登極令」附式により、即位礼を装飾する旗の旗の細目が定められた。 この法令による最初の儀式となったのは、大正天皇の即位(大正4年)である。 天皇の正面には日像纛旛(にっしょうとうばん)、月像纛旛(げっしょうとうばん)が掲げられ、その後方には三足の烏を描いた頭八咫烏大錦旛(やたがらすだいきんばん)と金の鵄を描いた金鵄大錦旛(きんしだいきんばん)が飾られた。 烏と鵄は日本神話において初代天皇を導いたとされる重要な鳥である。 万歳旛(ばんざいばん)も古式に則り復元され、大礼の総裁をつとめた伏見宮貞愛(さだなる)親王が筆耕した。 さらにその後方には、5色の菊花章中錦旛・小錦旛が掲げられた。 これらの旛は戊辰戦争でかかげられた錦旗を模して考案されたと伝えられる。 これらの旗は若干の修正を加えられ、昭和天皇の即位礼(1928年)でも使用された。 戦後、皇室令は全廃され、天皇の儀式の細目を定めた法令は無い。 しかし憲法の認める範囲で従来の様式が踏襲されており、上皇の即位に関する儀式は登極令に則り実施された。 平成の即位礼(1990年)では政教分離の原則に従って、国家主催の儀式から神道に由来する意匠を除去することが求められた。 先帝の時代にあった神道に由来する二羽の鳥は金の菊花紋章に取り替えられ、万歳旛にあった鮎と甕は姿を消した。 今年の今上天皇即位儀式でもこれらの旛が使われる。 主な参考文献 西本昌弘「日出処・日本の元日朝賀と銅烏幢」『日本的時空観の形成』(2017)所載 猪熊兼樹「有職文様」日本の美術 509 至文堂(2008)pp. 22-28 条里制・古代都市研究会『条里制・古代都市研究』 34 (2019) K. 20-23.

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即位礼正殿の儀|平成から令和へ 新時代の幕開け|NHK NEWS WEB

即位 礼 正殿 の 儀

「即位礼正殿の儀」は政教分離に反する上、皇室古来の伝統ではない そもそも「即位礼正殿の儀」は、単に皇位継承を宣言するだけの行事ではない。 古事記にいう「三種の神器」である天叢雲剣(レプリカ)と八尺瓊勾玉が並べられるなど、宗教色の強い儀式だ。 とりわけ、天皇は「高御座」という高さ6. 5メートルほどの専用の玉座にあがるが、これは天孫降臨の神話の再現ともいわれている。 そして、この高御座にあがった天皇に対して、首相が「天皇陛下、万歳」と号令をかけ、自衛隊の空砲とともに万歳三唱が行われるのだ。 同じ正殿内とはいっても、つまり、首相が天皇を仰ぐかたちとなる。 これは憲法の国民主権と政教分離に反するのではないか。 しかも、これら代替わりの儀式は、明治時代に制定された登極令に基づいて行われている。 天皇の装束などもこの明治期に変化し、即位礼正殿の儀で天皇と皇后が並ぶかたちになったのも、西洋の王室儀礼を参考にして変更したとされる。 つまり、現在の即位正殿の儀の形式は明治政府が確立したものであり、戦後に登極令が廃止されても、大筋、いまだその前例のままにされている。 その意味では、たかが100年あまりの「伝統」でしかないのだ。 平成への代替わりの際には、高御座や剣璽の使用、登極令に基づいていることなどについて違憲論争などがマスコミも含めて盛り上がった。 ところが、今回の令和への代替わりでは、まったくと言っていいほどこうした議論が見られない。 さらに言えば、即位礼正殿の儀もまた、完全な宗教儀式(秘儀)である大嘗祭へ連なる儀式だ。 政権は国事行為にすることで宗教色を隠しているが、戦前の国家神道のベースとなった神話を踏襲していることには変わりない。 いずれにしても、台風の被害が拡大するなかでも祝賀パレードを強行しようとした安倍政権が、即位関連儀式を小規模にするなどの考慮をまったくしなかった。 各国の元首や首脳クラスを招いて、新天皇が即位を国外に広く知らしめる即位礼正殿の儀や饗宴の儀は、安倍首相にとっても、自分の権勢をアピールする格好の舞台だ。 結局、この宰相は災害にあった国民のことなどどうでもいいらしく、いかに天皇を利用するかだけを考えているのだ。 こんな私物化、国民軽視の政治を許していいはずがない。 ( 編集部) 最終更新:2019. 23 11:49.

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首相万歳、陛下と同じ殿上で=違憲論争回避、前例倣う-即位礼正殿の儀:時事ドットコム

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即位礼正殿(せいでん)の儀に出席した各国代表らを招いた饗宴(きょうえん)の儀で振る舞われた料理。 ワインや日本酒も出された=宮内庁提供 即位の礼初日となった22日夜には、各国の王族や大統領などを招いた祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が皇居・宮殿で催された。 平成の時と同様、宮内庁から外注されたプリンスホテルのシェフが料理を担当。 和食中心の料理がふるまわれた。 メニューは和食中心だったが、肉料理に慣れた欧米諸国の人たちにもなじみやすいような材料で仕立てたという。 宗教上の観点から、イスラム教の戒律に従って調理したハラールのメニュー、菜食主義者用の献立も用意された。 祝宴は25、29、31日も続く。 内閣総理大臣や各界代表者らが出席する25日には、より和食色の強い料理がふるまわれる。 〈饗宴(きょうえん)の儀の献立〉(22日) 【前菜】かすご鯛姿焼、エビ鉄扇、アワビ塩蒸、百合根、鴨錦焼、黄柚子釜、篠鮟肝(しのあんきも)、栗、きゅうり 【酢の物】 魚介酢漬、スモークサーモン、帆立て貝、ヒラメ、ワカサギ 【焼き物】 牛肉アスパラガス巻、ブロッコリー、生椎茸、小タマネギ、小トマト 【温物】茶わん蒸し、ふかひれ、マイタケ、三つ葉 【揚げ物】三色揚(カニ、キス、若鶏)、紅葉麩、クワイ、銀杏、松葉そば 【加薬飯】鯛そぼろ、タケノコ、シイタケ、かんぴょう、錦糸玉子、紅ショウガ 【吸い物】伊勢エビ葛打、松茸、つる菜 【果物】 【菓子】 16:10 那覇市の高校生、相良倫子さん「平和を希求するおことばだった」 即位礼正殿の儀には、那覇市の高校1年生相良倫子(さがらりんこ)さん(15)も参列した。 中学3年生だった昨年、沖縄慰霊の日の戦没者追悼式で、自作の「平和の詩」を朗読して注目された。 相良さんは、高校の制服姿で参列した。 儀式の様子を直接見られる位置にいなかったため、モニター越しに見守ったという。 「国民の幸せと世界の平和を常に願い」という天皇陛下のおことばについて、「平和を希求する心がわかる、すてきなおことばだった」と振り返った。 上皇陛下は、沖縄へ深い思いを寄せられたことで知られる。 「おことばからは、上皇陛下の思いを引き継ぐ、というお気持ちが伝わってきた。 沖縄だけでなく日本中の平和のために尽くしてくれると思う」と期待を込めた。 また、「戦争を体験してもなお穏やかに生きている、私たちの祖母や曽祖母のような存在が沖縄にいることを知ってほしい」と話した。 15:50 中西進さん「カーッと日が照ってきまして」 「令和」の考案者とされる万葉集研究の大家、中西進さんは即位礼正殿の儀に参加した後、報道各社の取材に応じ、「(陛下のお話がある時は)カーッと日が照ってきまして、素晴らしい日本の未来を思わせるようにとてもいい雰囲気になりました」と話した。 その上で、「陛下も、総理も国民の幸せと、国家の世界的な平和をおっしゃったこと、非常に私は良かったなあと思いました。 最後に総理のお話が終わるときに、令和元年10月22日とちゃんと元号も言って下さったんで、良かったと思います。 いい日本になると思いますね。 皆さんの力を合わせてそう致しましょう」と話した。 両陛下のご様子については「非常に謹厳な趣で、陛下はきりっと口をお結びになって、決意のほどがしのばれました。 皇后様は非常に慎み深く、奥行きの深い感じにさせられました。 いいスタートを切ったんじゃないでしょうか」 秋篠宮文仁さま、紀子さま、眞子さま、佳子さま(左から)の装束姿=2019年10月15日、東京・元赤坂の赤坂東邸、宮内庁提供 即位礼正殿の儀に臨んだ、秋篠宮文仁さまの装束姿。 束帯は、皇太子が着用する「黄丹袍(おうにのほう)」。 垂纓(すいえい)の冠、天皇陛下から譲られた豊後国行平御太刀を身につけている。 秋篠宮妃紀子さまは、深紫亀甲(ふかむらさききっこう)の地紋に、白尾長鳥丸(しろおながどりのまる)を上紋とした唐衣、紅固織物に松立湧の紋をあしらった五衣、三重襷(だすき)の紋に桐竹鳳凰(ほうおう)の描絵をあしらった裳(も)といういわゆる十二単(ひとえ)姿。 長女の眞子さまと次女の佳子さまは、紫亀甲の地紋に、白雲鶴丸(しろうんかくのまる)を上紋とした唐衣、萌葱(もえぎ)固織物に松立湧の紋をあしらった五衣、三重襷(だすき)の紋に桐竹尾長鳥の地摺(じすり)をあしらった裳(も)といういわゆる十二単(ひとえ)姿。 長ばかまの色は、未婚であることを表す。 「即位礼正殿の儀」で、おことばを述べる天皇陛下=2019年10月22日午後1時18分、皇居・宮殿「松の間」、代表撮影 おことばは、次の通り。 さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。 ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。 上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御(み)心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。 国民の叡智(えいち)とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。 海外日系人代表含む。 皇位継承式典事務局作成の資料より作成 主な国内参列者 大島理森・衆議院議長 山東昭子・参議院議長 安倍晋三・内閣総理大臣 大谷直人・最高裁判所長官 飯泉嘉門・全国知事会長 明石康・元国連事務次長 天野浩・名古屋大学特別教授 伊調馨・国民栄誉賞受賞者 江崎玲於奈・横浜薬科大学長 王貞治・国民栄誉賞受賞者 大隅良典・東京工業大学栄誉教授 川淵三郎・元日本サッカー協会長 澤穂希・国民栄誉賞受賞者 鈴木順子(コシノジュンコ)・デザイナー 田中耕一・島津製作所田中耕一記念質量分析研究所長 豊田章男・日本自動車工業会長 中西進・国際日本文化研究センター名誉教授 野依良治・科学技術振興機構研究開発戦略センター長 羽生善治・国民栄誉賞受賞者 毛利衛・内閣総理大臣顕彰受章者 山下泰裕・日本オリンピック委員会長 サーロ-節子・在カナダ日系人代表.

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