また、平成19年渇水では、太田川水利用協議会 太田川河川事務所、中国電力、広島県、広島市 との調整により、江の川水系、太田川水系への安定した利水補給を継続できた。 ・はん濫危険水位 はん濫のおそれがある水位。
・ 水源地域動態については、数字の変化のみならず、意味を考えた上で、慎重に見ていく必要がある。 貯水池及び下流域のパトロール、警報巡視を行うための警報車、貯水池巡視を行う巡視船及び流芥処理を行う作業船等が配備される。
降雨強度 短時間の降雨の強さを表すために単位時間当たりの降雨量で表したもの。
また、流入河川と下流河川(下流放流口)の水質に大きな差異はみられない。
【今後の方針】 ・ 今後も水質調査を実施し、水質監視を継続する。
ただし、予備放流の遅延により洪水調節容量の不足を招く、あるいは無効放流により利水容量の不足を招く恐れがあり、洪水予測の高度なノウハウが求められる。 ダム設計洪水流量以下の流水を安全に流下できる構造が求められる。 レーダ雨量計データはレーダ雨量観測局で観測し処理、合成されてダム管理所等に配信され、レーダ雨量計端末装置で表示される。
サイレン・スピーカ等の音声による警報を行う警報局があり、ダム管理所から無線制御によって吹鳴し、放流水の流下に合わせて上流から順次警報を行うものである。
・平常時最高貯水位(常時満水位) 平常時にダムに貯められる最高の水位(下流で使われる上水道用水、工業用水などの利水容量を含む最高水位)。
【今後の方針】 ・ オオクチバス(ブラックバス)、カワウなどの動向に注意しながら、河川水辺の国勢調査等を活用し、今後も生息状況等を調査していく。
堆砂容量 一定期間(一般的にダム計画では100年間)にダム貯水池に堆積すると予想される流入土砂を貯える容量のこと。
【今後の方針】 ・ 水源地域ビジョンの推進を通じて水源地域を支援するとともに、ダムや周辺施設に関する効果的な情報発信に努めていく。 非常用洪水吐きからの越流(説明) 放流設備• しかし、特定外来種のオオクチバス(ブラックバス)等の生息・再生産が確認されており、在来種の小型個体が捕食されていると考えられる。 ・ 水質については、曝気循環装置等の運転によりアオコの発生が抑制されていることを確認した。
15洪水初期の円滑な放流量の増加が行えることから、治水容量のより有効活用が図られることとなった。 なお、発電ダム等で堆砂容量の最上面と最低水位が一致しない場合のその間の容量を死水容量といいますが、県土木部管理ダムでは死水容量をもつダムはない。
【今後の方針】 ・ 今後もダム湖内の堆砂状況を継続的に把握していく。
貯水池付帯設備等 貯水池等を管理するために必要な設備で、網場(あば)は流木や流芥を貯留して、放流設備を保護するほか、下流への流下を防止する機能があり、流木等をダム湖から引き上げて処理するための施設と合わせて流木処理設備や貯水池巡視船等の船舶を係留する係船設備がある。
・避難判断水位 避難勧告の発令の目安となる水位。
・ 江の川下流への補給状況及び太田川への分水状況、並びに渇水時の流況改善効果について継続して確認を行っていく。
管理開始以降34年を経過しており、概ね計画の範囲内で堆砂していると考えられる。
予備放流水位 洪水貯留準備水位または平常時最高貯水位に水位を保持していた場合でも、洪水調節容量に不足のあるダムでは、洪水を受ける前に、一時的に水位を下げる計画を持っており、この目標水位のこと。
・はん濫注意水位 水防団が出動する水位。
なお、流入水のT-N、T-Pには環境基準は設定されていないが、湖沼の暫定目標よりも高い濃度が流入している。 また、流量調節が人為的にできるかどうかでも区別され、前者をゲート付き洪水吐き、後者をゲートを有しない洪水吐きという。 計画の基準となる水位標のある地点やダム等主要な洪水調節施設が設けられる地点が適している。
有効貯水容量 ダムで最大貯めることの出来る水量を表す総貯水容量から、上流からの流出土砂を見込んで確保される堆砂容量および死水容量を差し引いた容量のこと。 この操作(予備放流)により確保できる容量を予備放流容量という。
その他付帯設備 ダム堤体の巡視や監査廊等へ機材を搬入するための昇降設備(管理用エレベータ)や監査廊の巡視を行うためのモノレール設備(奥三面ダム)が設置される場合がある。
ただし、ダム湖内の外来魚等の再生産、カワウの増加、流況の平滑化等に起因すると考えられる下流河川環境の変化がみられる。
計画雨量 基本高水流量や計画高水流量の検討にあたっては、雨量から流量へ変換する方法を用いている。
放流量 発電やゲート等の操作によりダムから下流に放流する河川水の量のこと。 ・ 流入負荷削減に向けて、関係機関との連携に努める。 平常時最高水位(常時満水位) 平常時(非洪水時)にダムによって貯留することとした流水の最高水位。
5ただし、予想を超えるような豪雨(計画を超えるような豪雨)による洪水の調節により、ダムの貯水位が洪水時満水位(サーチャージ水位)を超えると予想される場合には、ダムの安全を確保するためやむを得ず流入量の増加割合の範囲内において放流量を増加させ、河川の流況に変化を生じさせる場合がある。
発生した電気は、ダム管理用に使用し、ダム管理費用の節減を図るとともに、余った電力は一般電気事業者に売電し、売電収入はダムの管理費用等に充当し、ダムの合理化を図っている。
・ 下流河川の環境改善のため、引き続きフラッシュ放流に取り組む。
【雨量】 ・10分雨量 10分間の降雨量。
・貯水率 農業用水、上水道用水、工業用水等のために用意された容量(利水容量)に対する現在の貯水量の割合。 操作としては予備放流水位を限度に一時的に貯水位を下げること。 ・ 曝気循環装置などの水質保全施設が一定の効果を上げていると考えられることから、運用を継続する。
15(舟運、漁業、景観、塩害の防止、河口閉塞の防止、河川管理施設等の保護、地下水位の維持、動植物の保護、流水の清潔の維持)• ・常時満水位 平常時(非洪水時)にダムによって貯留することとした流水の最高水位。 8.総括 第16回中国地方ダム等管理フォローアップ委員会において土師ダム定期報告書の審議を行った。
また、新しいスポーツとしてBMX(Bicycle Motocross )が湖畔の施設において行われている。
管理所建物等 管理要員の執務室、管理支援設備の機器収容室、監視操作室及び庁舎として必要な部屋があり、必要な広さが確保される必要がある。
付帯の建物として必要な車庫や倉庫等が設置される。
管理支援設備• ダム管理用制御処理設備(ダムコン) 雨量、貯水位、流量といったダム水文量の演算、放流設備の操作のための演算、放流設備の制御、ダム水文量の表示及び記録、管理支援及び訓練機能を持ち、実管理上では根幹となる設備。
ダム設計洪水流量の放流を目的として設けられる非常用洪水吐きに対する用語で、一般にはオリフィスや高圧放流管の管路式放流設備が用いられる。 。
最低水位 貯水池からの取水口の最低敷高で通常これよりも下の貯留水が利用できない水位。
監視操作室等からはダム堤体およびダム湖(量水標等)が見渡せるようになっているが、必要によりCCTVカメラでも監視できるようになっている。
正常流量 流水の正常な機能を維持するために必要な流量。