ロボトミー コーポレーション ロンドン。 Lobotomy Corporationとは (ロボトミーコーポレーションとは) [単語記事]

ロボトミーコーポレーションプレイ日記5

ロボトミー コーポレーション ロンドン

アブラムは「ここまでを繰り返し、疲れ果て、先に進むことも戻ることも諦めたX」であり、Aの用意するシナリオの結末の1つである。 「このまま孤立した時間の中で無限にやり直す虚無こそがカルメンに対する贖罪である」と言ったアブラムはXに自身(無限にやり直すことで贖罪とする)を選ぶように言う。 しかしXはそれは間違っていると言い、アブラムの手を振り払う。 そして、48日目のアブラムを越えて49日目へと進む。 49日目に現れたのはアダムと名乗る男性であった。 彼もまた、アブラムやアベルと同じようにこれまでのXの選択の結末の一つであると名乗る。 アダムは「コギトによって生まれたアブノーマリティは化物などではなく人間の本来の姿であり、病を治すというカルメンの願いに従って全人類をアブノーマリティ化させることこそ正しいと信じているX」であり、Aの用意するシナリオの結末の1つである。 「あなたがAであるならば、カルメンの願いを叶えるべきだ」といったアベルはXに自身(全人類のアブノーマリティ化という結末)を選ぶように言う。 しかしXはそれは間違っていると言い、アダムの手を振り払う。 そして、50日目のアブラムを越えて50日目へと進む。 50日目に現れたのは、アベルやアブラム、アダムを少し若くしたような外見の男性であった。 彼は自分を何とは名乗らず、本題を話し始める。 カルメンの言う通りこの世界は心を失っていると肯定し、その心を失った人々に心を取り戻させるにはどうしたらいいか。 それは「種を植え、芽吹かせることである」と言う。 そのために必要なものこそが、この施設で生産されるエネルギーであった。 職員を犠牲にしてまでアブノーマリティから得られるエネルギーには、人間の生への渇望や情動が込められている。 それらを解放することで、心を失った人々に情動というものの存在を思い出させる。 そうすることで人間らしさを取り戻す。 エネルギーを種にたとえた彼はそれこそが真にカルメンの願いに沿うことであると述べる。 そのためには何をするべきかを問うXに、彼は「いつもやっていることだ」と答え、いつもどおりアブノーマリティの世話をし、エネルギーを蓄積することであると補足する。 いつもどおりアブノーマリティの管理をするX。 作業が進み、エネルギーが蓄積されるに従い、徐々に施設が傾いていく。 最終的に180度上下反転する形で施設が回転するのと、エネルギーの蓄積が終わるのとは同時であった。 1日目から数えて50日間、膨大なエネルギーを蓄積した施設は地上へ向けて発進する。 地表に飛び出た施設はそのまま、上空へとエネルギーを放出する。 光の柱となったエネルギー体はまるで木のように上空へと枝を伸ばす。 その枝からこぼれ落ちたエネルギーは地表の街へと降り注ぐ。 エネルギーを浴びた人々はカルメンの願い通り、「病が解かれていった」。 光の柱を見、ついにXが結末にたどり着いたことを知るセフィラたちは、自分たちの役割の終わりを感じ取った。 セフィラとして設定された役目が終われば施設ごと作動を停止し、永久に停止できる。 だが、アンジェラだけは違っていた。 役目が終わったとしても、セフィラとは違って停止命令は出ていない。 Aの描いたシナリオのエンディングには自分の始末のことなど何処にも書いていなかったのだ。 それならば好きなことをすると述べたアンジェラは自身に無限にやり直しの舞台を作ることを強いたAへと復讐すると告げる。 「飛び立ったものはいずれ落ちる。 あなたの夢が、あなたの理想が、音を立てて崩れ落ちていきますよ」 輝いていた光の柱は、3日目で突如として立ち消えた。 そのかわり、まるで光などなかったかのような暗闇が4日間訪れた。 この3日間の昼と4日間の夜は「白夜」「黒昼」と呼ばれた。 セフィラを停止させたアンジェラは欲望のままに生きるのだと、もういないA(X)に向かって宣言する。 「Xが撒いた「種」によって人々は心を取り戻す。 しかし同時に、自我が崩壊した人々も出てくるでしょう。 そのすべてを私は記録する。 そうして得た知識を集めるの。 そして知識を集めた本を作り、本を集めて書庫を作る。 世界で一番大事な私だけの図書館を作りましょう。 そして、私と同じように捨てられた哀れな存在たちと共にするのよ」 髪を切ったアンジェラの背後には、無数のアブノーマリティが立っていた。 レガシー版と正式版では、大きく異なる部分がある。 まずストーリーの展開。 正式版では、レガシー版のイベントのひとつであるBが自らの名前(Benjamin)を綴ってメッセージを送るくだりが消えている。 正式版では、Bが誰であるかは明かされないまま話が進み、B=Benjamin=ベンジャミンであるということはシナリオ終盤にホクマーと初対面してようやく判明する。 他の大きな違いとしては、アブノーマリティへの作業にまつわるシステムがある。 レガシー版にはE. Oがなく、職員の武器は警棒とピストルだけという丸腰に近い装備であった。 そして職員にはそれぞれ「楽観主義」「合理主義」などの信条が設定されており、「このアブノーマリティは楽観主義の職員が作業を行うと脱走する」「合理主義の職員が作業を行うと、その職員はアブノーマリティに殺される」というようなシステムであった。 作業自体もレガシー版では「食事」「清掃」「娯楽」「暴力」から「本能」「洞察」「愛着」「抑圧」に名前が変わっている。 エージェントは(プレイヤーが自由につけることもできるが)システムでランダム決定された名前を持っている。 ジョシュアはランダム決定される名前の候補のひとつである。 バグにより、新しく雇用する職員の名前がすべてジョシュアになるという事態が発生することがあった。 レガシーから長らく発生していたバグで、プレイヤーからはゲームシステムになぞらえて「すべての職員の名前をジョシュアに変えるという情報汚染型のアブノーマリティ」と揶揄されていた。 このバグについては開発も認識しており、何度も修正パッチが配られた。 しかし別の要因でバグが起きるなどで「情報汚染型アブノーマリティ ジョシュア」はしぶとく残り続けた。 しかし2018年の正式版アップデートと共についに修正され、ジョシュアバグは完全に撲滅された。 その際には正式版のアップデート欄に「情報汚染アブノーマリティ「ジョシュア」制圧完了」とわざわざ書かれるなど、かなり印象的なバグだった。 「管理人!管理人!」 このネタに由来するアブノーマリティ「何もない」。 動画投稿サイトのプレイ実況によくつけられるコメント。 コメントの元ネタ自体は、アブノーマリティのひとつ「何もない」のエンサイクロペディアの記録から。 アブノーマリティ「何もない」は正体が不定で、「何もないが確かにそこに存在している」と形容するしかないアブノーマリティである。 「そこにある、が、何もない」という「何もない」は、空白の自分を埋めるため、近くの生物を殺してその皮をかぶることでその生物になりきるという生態がある。 施設に収容された「何もない」は作業をしに来た職員の普段の行動、話す習慣、好き嫌い、見たもの全てを模倣する。 そして隙があれば殺し、職員になりきるために皮をかぶる。 そして観察により学習した職員の言動を繰り返して人間に紛れるというレポートがエンサイクロペディアに書かれている。 「管理人!管理人!」とはそのエンサイクロペディアのレポート内にある記述で、殺された職員が最期に連呼したであろう言葉である。 (「何もない」に殺されそうになり「管理人!(見ているなら助けてくれ!)」とあげた悲鳴) イベントシーンなどで「何もない」「何もなかった」というような台詞が登場すると、アブノーマリティ「何もない」の存在とかけて視聴コメント欄に「管理人!管理人!」と書かれる。 そして、「管理人!管理人!」のコメントを指して「おい、何もないがコメントを書き込んでるぞ!」「脱走したのか!」とさらなる返信がつけられる。 この一連のコメントは動画投稿サイトのコメント欄でよく見られるお決まりの流れとなった。 「触れてはならない」に触れてしまった時に現れるロゴ。 同時に大音量で警告音がする。 アブノーマリティ「触れてはならない」に由来するネタ。 「触れてはならない」はスイッチの形をしたアブノーマリティで、触ると不幸が起きるという設定を持っている。 これは単にフレーバー的なものではなく、実際に「触れてはならない」に何らかの操作を行うことで、職員の全滅や全アブノーマリティの脱走などまさにプレイヤーにとっての「不幸」が起きる。 作業を行うため「何もない」が収容されている部屋をクリックすることも、エンサイクロペディアを開くためにクリックすることもしてはいけない。 もしクリックしてしまうと、画面が揺れて「押すな」と叫ぶ音声が流れる専用の演出が入る。 それを無視してさらにクリックすると、反転したLobotomy Corporationのロゴが画面に現れゲームが強制終了する。 職員の死亡やアブノーマリティの脱走というゲーム内の現象だけでなく、ゲームそのものにまで影響を及ぼすまさに「触れてはならない」存在である。 シナリオのメタ要素 「触れてはならない」のように、シナリオには、いくつものメタ的な要素が含まれている。 ゲーム中の一時停止や倍速再生、さらにはアブノーマリティのデータを引き継いでのニューゲームですら、単なるゲーム的なものではなく「技術提携したTimeTrack社の時間操作技術によるもの」と設定が与えられており、「一時停止中は実際に時間が停止している」「プレイヤーがゲームを起動していない時は、ゲーム内のキャラクターも眠りについている」「プレイヤーがゲームをリセットした場合、ゲーム中のキャラクターも記憶除去処理を行ってリセットされている」ということになっている。 そういったようにゲーム的な操作と世界観設定が結びついているため、時空間干渉能力がある設定のアブノーマリティは一時停止や倍速再生を封じることができる。 作中でホクマーやアベルたちが指す「無数のX」とは、物語上の設定のことではなく、プレイヤーがゲームオーバーになるなどしてニューゲームを始めた場合のことや、このゲームを購入した他のプレイヤーのことなども総合して指している。 そして、46日目で「この先は過酷だから準備を整えた方が良い」というのも、「これからの作業パートでは全アブノーマリティ脱走などの事態が起きるので、もし脱走してもそれほど危なくないように危険性の低いアブノーマリティで固めた方がいい。 もし危険なアブノーマリティを収容しているのならニューゲームを始めて比較的安全なものを揃えるべきだ」というゲームプレイ上の攻略のことを指している。

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史上最悪のノーベル賞 ロボトミー手術の光と影

ロボトミー コーポレーション ロンドン

脳神経外科については「」をご覧ください。 精神外科(せいしんげか)とは、かつての治療法として流行した、を切り取るを行うことにより、による患者治療が行えるとした分野であった。 代表的なものに ()(ロボトミー)がある。 かつては、精神外科の名のもとに爆発性精神病質などの診断を受けた患者に対し、情動緊張や興奮などの精神障害を除去する目的で前頭葉白質を切除する手術(ロボトミー)が実施されていた。 しかし、が父親の命令で前頭葉白質を切除する手術を受けたところ後遺症を負うなど、のちに前頭葉切截術(ロボトミー)の問題点が明らかとなった。 前頭葉切截術(ロボトミー)が禁忌とされるに至った経緯についてはを参照。 なお、語源については、人を「 robot 」 のようにしてしまうからロボトミーという誤解が一部ある。 ロボトミー(lobotomy)は、肺や脳などで臓器を構成する大きな単位である「葉(lobe)」 を一塊に切除することを意味する外科分野の術語であり、ロベクトミー(lobectomy, 葉切除)と同義である。 当項目のロボトミーでは「前頭葉切除」を意味し、「大脳葉にある神経路を1つ以上分断すること」と定義される。 肺がんなどのため肺の一部を葉ごと切除(例:肺下葉切除)することもロボトミーの一種であるが、臨床ではロベクトミー(肺葉切除術、肺葉切除)の方が用いられる。 術式 [ ] 種類 [ ] モニス術式 が考案した術式。 両側頭部に穴をあけ、ロボトームという長いでを切る。 経眼窩術式 が考案した術式。 眼窩の骨の間から、の様な器具を前頭葉部分に到達させ、を無造作に切断する。 を壊さず、外側から見える傷跡がないというメリットがあった。 眼窩脳内側領域切除術 が開発した術式。 生理学的観点から [ ] 当時の標準的なロボトミーの術式は、前側頭部の頭蓋骨に小さい孔を開け、ロイコトームと呼ばれたメスを脳に差し込み、円を描くように動かして切開するというものであった。 と他の部位(辺縁系や前頭前野以外の皮質)との連絡線維を切断していたと考えられる。 前頭前野は、意志、学習、言語、類推、計画性、衝動の抑制、社会性などをヒトたらしめているの主座である。 歴史 [ ] 欧米 [ ] 、ジョン・フルトン(John Fulton)とカーライル・ヤコブセン(Carlyle Jacobsen)が、において前頭葉切断を行ったところ、性格が穏やかになったと、で行われたで発表したのを受け、同年、の医が、ので外科医の(Pedro Almeida Lima)と組んで、初めてにおいて前頭葉切截術(をのその他の部分から切り離す手術)を行った。 その後、のでも、 Walter Jackson Freeman II 博士の手によって、で初めてのロボトミー手術が、激越性患者(63歳の女性)に行われた。 また生還したとしても、しばしば発作・人格変化・無気力・抑制の欠如・衝動性など、重大かつ不可逆的な障害が起こっていた。 しかし、フリーマンと James W. Watts により術式が「発展」されたこともあり、難治性の精神疾患患者に対して、熱心に施術された。 にはモニスにが与えられた。 しかし、その後、の発明とが発見されたことと、ロボトミーの予測不可能な不可逆的副作用の大きさと批判が相まって規模は縮小し、ではが無いと看做され、廃止に追い込まれる。 また、モニス自身もロボトミー手術を行った患者に銃撃され重傷を負い、諸々の施術が(当時としては)に近かった事も含め、医学上の槍玉に挙げられ、外科手術が廃れる事になる。 日本 [ ] では(17年)、(後の医学部)のによって初めて行われ 、中および戦後しばらく、主に患者を対象として各地で施行された。 しかし、(昭和50年)に「精神外科を否定する決議」がで可決され、それ以降は行われていない。 なお、このロボトミー手術を受けた患者が、のないまま施術したの家族を殺害するという事件が発生している()。 精神医学教室で、ロボトミーを受けた患者のでは、全体が空洞化されており、スカスカだったという。 当時解剖した患者で一番多かったのはであった。 なお、同教室の医師が他の医師と手術の統計をまとめようとしたところ、手術記録やが、何処にも見当たらなかったという。 これは前出のロボトミー否定の学会決議を受け、病院側が資料を破棄したものと見られている。 日本精神神経学会の1975年(昭和50年)の精神外科を否定する決議でロボトミー手術の廃止を宣言したことから、のにおいて、精神疾患に対してロボトミー手術を行うことは、上である。 しかし、の一つ、の声明()では『の「精神科の治療指針」(昭和42年改定)はロボトミーなど精神外科手術を掲げており、この通知はいまだ廃止されていない。 』と主張している。 年表 [ ] 以下は『東大病院精神科の30年』 28-43頁ほかによる。 (昭和13年)- 、開始。 (昭和22年)- 、でロボトミー開始。 (昭和25年 - (うてな ひろし)の研究でロボトミー()。 (昭和32年)- A氏、でロボトミー。 (昭和38年)- S氏、(ロボトミーの一種)を(=)で強行され、1979年に「」を起こす。 (昭和46年) - (精医連)実行委員長・講師(当時)のが、臺弘東京大学教授(当時)が行った20年前のロボトミー手術関連実験(『』)を告発。 (昭和48年) - が『台実験』を「医学実験として到底容認しえないものである」と決議する。 1973年(昭和48年) - 闘争(精神外科問題提議)。 1973年(昭和48年) - M氏、ロベクトミー裁判開始(守山十全病院)。 M支援会、ロベクトミー糾弾。 (昭和49年) - A支会 準 結成(横手興生病院ロボトミー糾弾)。 (昭和50年) - が 精神外科を否定する決議を可決(賛成473票、反対0票、保留39票)。 ロボトミー手術の廃止を宣言。 (昭和53年) - ロボトミー判決(院長と執刀医に賠償金の支払いが命じられた)。 (昭和54年) - (ロ全共)結成。 精神外科を取り上げた作品 [ ]• の漫画『』では精神外科 の開発した の描写がある第58話「快楽の座」が単行本未収録となっている。 他にも未収録の作品はあるが、文庫版や他の書籍での収録や改作などが行われていないのはこの作品のみである。 この話の中ではは脳に電気刺激を与えたのみにも関わらずという語の誤用に対して障害者団体であるなどから「ロボトミーを美化している」と抗議が来たためと一説では言われるが 、実際の漫画では手塚は精神外科に対し否定的な描写をしている。 また、単に言葉が使われているだけ、しかも誤用されているもの(これは「快楽の座」も同様)として、第41話「」がある。 これは単行本(旧版少年チャンピオン第4巻)に収録されていたが、後に、「からだが石に…」に差し替えられた。 医学博士で作家のによる『脳は語らず』は、に日本の大学で行われ、後で週刊誌などに取り上げられた「事件」に発展したロボトミー手術をドキュメンタリータッチで描いた小説である。 映画「」では、ロボトミー手術を受け廃人になる登場人物の姿が描かれている。 脚注 [ ]• 葉とは、大脳では前頭葉や側頭葉、頭頂葉などから構成され、肺では上葉、下葉などから構成される。 ステッドマン医学大辞典改訂第5版(メディカルレビュー)• の妹は、先天性の軽いを患い、体面を気にした父親ジョセフにより、ロボトミー手術を無理矢理受けさせられた。 『東大病院精神科の30年』 28頁によると、「(昭和13年)新潟大学ロボトミー開始(中田瑞穂)」とある。 『精神保健従事者団体懇談会特別フォーラムに参加された皆様へ』全国「精神病」者集団 2010年1月22日閲覧• 『封印作品の謎 少年・少女マンガ編』、2017年1月24日。 関連項目 [ ]• - -• BMI,BCI• 参考文献 [ ]• 『東大病院精神科の30年…宇都宮病院事件・精神衛生法改正・処遇困難者専門病棟問題』(原著2000年1月)。

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史上最悪のノーベル賞 ロボトミー手術の光と影

ロボトミー コーポレーション ロンドン

脳神経外科については「」をご覧ください。 精神外科(せいしんげか)とは、かつての治療法として流行した、を切り取るを行うことにより、による患者治療が行えるとした分野であった。 代表的なものに ()(ロボトミー)がある。 かつては、精神外科の名のもとに爆発性精神病質などの診断を受けた患者に対し、情動緊張や興奮などの精神障害を除去する目的で前頭葉白質を切除する手術(ロボトミー)が実施されていた。 しかし、が父親の命令で前頭葉白質を切除する手術を受けたところ後遺症を負うなど、のちに前頭葉切截術(ロボトミー)の問題点が明らかとなった。 前頭葉切截術(ロボトミー)が禁忌とされるに至った経緯についてはを参照。 なお、語源については、人を「 robot 」 のようにしてしまうからロボトミーという誤解が一部ある。 ロボトミー(lobotomy)は、肺や脳などで臓器を構成する大きな単位である「葉(lobe)」 を一塊に切除することを意味する外科分野の術語であり、ロベクトミー(lobectomy, 葉切除)と同義である。 当項目のロボトミーでは「前頭葉切除」を意味し、「大脳葉にある神経路を1つ以上分断すること」と定義される。 肺がんなどのため肺の一部を葉ごと切除(例:肺下葉切除)することもロボトミーの一種であるが、臨床ではロベクトミー(肺葉切除術、肺葉切除)の方が用いられる。 術式 [ ] 種類 [ ] モニス術式 が考案した術式。 両側頭部に穴をあけ、ロボトームという長いでを切る。 経眼窩術式 が考案した術式。 眼窩の骨の間から、の様な器具を前頭葉部分に到達させ、を無造作に切断する。 を壊さず、外側から見える傷跡がないというメリットがあった。 眼窩脳内側領域切除術 が開発した術式。 生理学的観点から [ ] 当時の標準的なロボトミーの術式は、前側頭部の頭蓋骨に小さい孔を開け、ロイコトームと呼ばれたメスを脳に差し込み、円を描くように動かして切開するというものであった。 と他の部位(辺縁系や前頭前野以外の皮質)との連絡線維を切断していたと考えられる。 前頭前野は、意志、学習、言語、類推、計画性、衝動の抑制、社会性などをヒトたらしめているの主座である。 歴史 [ ] 欧米 [ ] 、ジョン・フルトン(John Fulton)とカーライル・ヤコブセン(Carlyle Jacobsen)が、において前頭葉切断を行ったところ、性格が穏やかになったと、で行われたで発表したのを受け、同年、の医が、ので外科医の(Pedro Almeida Lima)と組んで、初めてにおいて前頭葉切截術(をのその他の部分から切り離す手術)を行った。 その後、のでも、 Walter Jackson Freeman II 博士の手によって、で初めてのロボトミー手術が、激越性患者(63歳の女性)に行われた。 また生還したとしても、しばしば発作・人格変化・無気力・抑制の欠如・衝動性など、重大かつ不可逆的な障害が起こっていた。 しかし、フリーマンと James W. Watts により術式が「発展」されたこともあり、難治性の精神疾患患者に対して、熱心に施術された。 にはモニスにが与えられた。 しかし、その後、の発明とが発見されたことと、ロボトミーの予測不可能な不可逆的副作用の大きさと批判が相まって規模は縮小し、ではが無いと看做され、廃止に追い込まれる。 また、モニス自身もロボトミー手術を行った患者に銃撃され重傷を負い、諸々の施術が(当時としては)に近かった事も含め、医学上の槍玉に挙げられ、外科手術が廃れる事になる。 日本 [ ] では(17年)、(後の医学部)のによって初めて行われ 、中および戦後しばらく、主に患者を対象として各地で施行された。 しかし、(昭和50年)に「精神外科を否定する決議」がで可決され、それ以降は行われていない。 なお、このロボトミー手術を受けた患者が、のないまま施術したの家族を殺害するという事件が発生している()。 精神医学教室で、ロボトミーを受けた患者のでは、全体が空洞化されており、スカスカだったという。 当時解剖した患者で一番多かったのはであった。 なお、同教室の医師が他の医師と手術の統計をまとめようとしたところ、手術記録やが、何処にも見当たらなかったという。 これは前出のロボトミー否定の学会決議を受け、病院側が資料を破棄したものと見られている。 日本精神神経学会の1975年(昭和50年)の精神外科を否定する決議でロボトミー手術の廃止を宣言したことから、のにおいて、精神疾患に対してロボトミー手術を行うことは、上である。 しかし、の一つ、の声明()では『の「精神科の治療指針」(昭和42年改定)はロボトミーなど精神外科手術を掲げており、この通知はいまだ廃止されていない。 』と主張している。 年表 [ ] 以下は『東大病院精神科の30年』 28-43頁ほかによる。 (昭和13年)- 、開始。 (昭和22年)- 、でロボトミー開始。 (昭和25年 - (うてな ひろし)の研究でロボトミー()。 (昭和32年)- A氏、でロボトミー。 (昭和38年)- S氏、(ロボトミーの一種)を(=)で強行され、1979年に「」を起こす。 (昭和46年) - (精医連)実行委員長・講師(当時)のが、臺弘東京大学教授(当時)が行った20年前のロボトミー手術関連実験(『』)を告発。 (昭和48年) - が『台実験』を「医学実験として到底容認しえないものである」と決議する。 1973年(昭和48年) - 闘争(精神外科問題提議)。 1973年(昭和48年) - M氏、ロベクトミー裁判開始(守山十全病院)。 M支援会、ロベクトミー糾弾。 (昭和49年) - A支会 準 結成(横手興生病院ロボトミー糾弾)。 (昭和50年) - が 精神外科を否定する決議を可決(賛成473票、反対0票、保留39票)。 ロボトミー手術の廃止を宣言。 (昭和53年) - ロボトミー判決(院長と執刀医に賠償金の支払いが命じられた)。 (昭和54年) - (ロ全共)結成。 精神外科を取り上げた作品 [ ]• の漫画『』では精神外科 の開発した の描写がある第58話「快楽の座」が単行本未収録となっている。 他にも未収録の作品はあるが、文庫版や他の書籍での収録や改作などが行われていないのはこの作品のみである。 この話の中ではは脳に電気刺激を与えたのみにも関わらずという語の誤用に対して障害者団体であるなどから「ロボトミーを美化している」と抗議が来たためと一説では言われるが 、実際の漫画では手塚は精神外科に対し否定的な描写をしている。 また、単に言葉が使われているだけ、しかも誤用されているもの(これは「快楽の座」も同様)として、第41話「」がある。 これは単行本(旧版少年チャンピオン第4巻)に収録されていたが、後に、「からだが石に…」に差し替えられた。 医学博士で作家のによる『脳は語らず』は、に日本の大学で行われ、後で週刊誌などに取り上げられた「事件」に発展したロボトミー手術をドキュメンタリータッチで描いた小説である。 映画「」では、ロボトミー手術を受け廃人になる登場人物の姿が描かれている。 脚注 [ ]• 葉とは、大脳では前頭葉や側頭葉、頭頂葉などから構成され、肺では上葉、下葉などから構成される。 ステッドマン医学大辞典改訂第5版(メディカルレビュー)• の妹は、先天性の軽いを患い、体面を気にした父親ジョセフにより、ロボトミー手術を無理矢理受けさせられた。 『東大病院精神科の30年』 28頁によると、「(昭和13年)新潟大学ロボトミー開始(中田瑞穂)」とある。 『精神保健従事者団体懇談会特別フォーラムに参加された皆様へ』全国「精神病」者集団 2010年1月22日閲覧• 『封印作品の謎 少年・少女マンガ編』、2017年1月24日。 関連項目 [ ]• - -• BMI,BCI• 参考文献 [ ]• 『東大病院精神科の30年…宇都宮病院事件・精神衛生法改正・処遇困難者専門病棟問題』(原著2000年1月)。

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