映画 マーガレット サッチャー。 救世主か、破壊者か―。鉄の女 マーガレット・サッチャー《後編》 [Margaret Thatcher]

サッチャーの名言・言葉(英語&日本語)

映画 マーガレット サッチャー

の紹介:2011年イギリス映画。 主演サッチャー役を熱演したメリル・ストリープは、本作品で第84回アカデミー賞主演女優賞を受賞しました。 監督:フィリダ・ロイド 出演:メリル・ストリープ(マーガレット・サッチャー)、ジム・ブロードベント(デニス・サッチャー)、オリヴィア・コールマン(キャロル・サッチャー)、ロジャー・アラム(ゴードン・リース)、イアン・グレン(アルフレッド・ロバーツ)、ほか 目次• マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:1.プロローグ:「鉄の女」マーガレット・サッチャーの今 舞台は英国、小さな食料品店で、ひとりの老婦人が買い物をしていました。 彼女は置いてあった新聞の「ホテルで爆発」という記事に目を奪われました。 彼女はデニスがトーストにバターを塗りすぎるので注意しました。 デニスは彼女に「気をつけろ。 うろついているぞ」と言うと、彼女はドアの隙間から外にちらっと目をやりました。 ドアから入って来た家政婦は「あらあら、ここでしたのね」と言うと、彼女は「そうよ。 私たちはここ」と言いました。 しかし、そこにいたのは彼女ひとりだけでした。 彼女は年老い、認知症を患い、しばしば幻想を抱くようになっていました。 今は亡き夫・デニスの姿は彼女にしか見えませんでした。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:2.胸に残る父の言葉 ドアの隙間から警備員や家政婦のひそひそ話を聞いたサッチャーは、夫・デニスが着るスーツを品定めし、デニスに奨めました。 窓から外を見るとパトカーと警官たちがいました。 デニスはサッチャーに「連中の仕事は君を監禁することだ」と言い、外出しました。 そこにスージーがサインする本を持って来て、今後のスケジュールを伝えてきました。 その中にコンサートがありました。 そのプログラム名を聞いたサッチャーは、想い出の曲『シャル・ウィ・ダンス』を思い浮かべました。 それは夫・デニスとの思い出の曲でした。 出版された自身の伝記本に、サッチャーは「マーガレット・サッチャー」とサインをしていきますが、つい旧姓「マーガレット・ロバーツ」と書いてしまいました。 ふと、彼女は昔のことを回想しました。 時は第二次世界大戦時、ドイツ軍の空襲にあった英国、小さな食料雑貨店の家に生まれたマーガレット・サッチャーは、空襲警報が鳴る中、家族と共に防空壕に隠れていました。 「バターに蓋をしたか」という父の言葉を聞き、勇敢にも彼女は防空壕を出て、バターに蓋をして、防空壕に戻りました。 翌日、戦時下にあってもいつも通り、店を開ける父を敬愛し、彼女は店の手伝いをしました。 「人に影響されてはいかん。 自分の道を行け」という政治家の父の言葉を胸に刻み、サッチャーは同世代の若い女性たちがオシャレをして遊ぶ中、勉学に勤しみ、名門オックスフォード大学に合格しました。 夢から覚めたサッチャーは、ベッドから目覚めると、夫・デニスがピンクのターバンを頭に巻き、戯けて見せました。 その時、娘のキャロル・サッチャーが来ました。 その日は、亡き夫の遺品を整理することになっていて、キャロルはそれを手伝いに来たのでした。 サッチャーは昨日の今日の事なのにすっかり、その事を忘れていました。 その時、サッチャーはテレビであるホテルの爆破事件の悲惨なニュースを観ていました。 彼女は自身が首相時代に夫・デニスと宿泊したホテルでの爆破事件の時のことを思い出していました。 サッチャーは「哀悼の意を表しましょう。 声明文を出さなくては。 我々は何があってもテロリストに屈してはなりません」と毅然と言い、立ち上がりました。 それを聞いた娘・キャロルは「もう、それは誰かが」と老いた母に諭しました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:3.サッチャー、政治家への第一歩 その日は、旧友との昼食会の日でした。 娘の案内でその部屋に入ったサッチャーは、若い頃、初めて夫となるデニスと出会った食事会の時のことを思い出しました。 政治家でもあり市長も勤めた父を持つサッチャーは、オックスフォード大で学位を取り、政治家への道を志しました。 ただ裕福ではなかった家庭で育ったサッチャーは、正式な食事のマナーに戸惑いました。 そんなサッチャーに、デニスはこっそり教えてくれました。 大人たちの政治の議論が始まり、サッチャーは意見を求められました。 彼女ははっきりと自分の意見を述べました。 「人は誰もが自分の二本の足でしっかり立つべきです。 もちろん、助け合いは必要です。 …男性は財政面の責任だと言いますが、女性は家計のやりくりと言います」と。 すると、ある男がその意見に反論をして「この難題を解決する男がいたら、一票入れるね」と言いました。 それを聞いたサッチャーは「女かも」と言い返しました。 するとデニスはくすっと笑いました。 そんなサッチャーを見たある女性が「殿方だけにしましょう」と女性を部屋から出しました。 男だけになった部屋から「やれやれ、男だけになった」と笑い声をサッチャーは耳にし、不快感を覚えました。 そんな回想をしていると、サッチャーに今回のホテルの爆破事件について、旧友の男性が「あなたが首相ならどう対処しますか?」と意見を求めてきました。 サッチャーは「人間はいつの時代も悪と競争してきたわ。 …貪欲に殺戮を繰り返しては、罪もない人をなんの躊躇もなく死に追いやっている。 西欧文明はそういう悪を白日の下に晒し、根絶せねば。 …」と毅然と述べました。 食事会が終わり、サッチャーの昔の演説に感動した若い女性が、彼女のもとに来ました。 サッチャーはその女性に「あの頃の政治家は何かをしようとしていたわ。 でも、今は力を持つ人間になろうとしている」と語りました。 認知症の母・サッチャーに、寝る前に娘・キャロルは「ママはもう首相じゃないわ。 それから、パパは死んだの」と言い、母の頬にキスをして、寝室を出ました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:4.結婚し妻に、そして母に、そして政治家に 時は遡り1950年、24歳のサッチャーは保守党から下院議員選挙に立候補しましたが、惜しくも落選してしまいました。 それを慰めに来たのはデニスでした。 デニスはサッチャーに「成功した実業家の妻なら、当選できる」と言い、プロポーズをしました。 サッチャーはそれを受け入れましたが、デニスに「愛しているけど、他の女の人のようになれないわ。 …料理とか掃除とか子育てとか、そういうことより、大切なのは生き方でしょ。 ティーカップを洗っている人生なんてイヤ」と言いました。 デニスはその言葉を聞き、「そういう君だから結婚したい」と言いました。 そして、二人は『シャル・ウィ・ダンス』の曲に乗り、ダンスをしました。 サッチャーはその夜、1959年にコーンウォールに家族で行ったときのビデオを観て、懐かしみました。 すると「どうしたんだ。 君が過去を振り返るなんて。 そんな事をしていると、イヤな事まで思い出すぞ」と後ろからデニスの声がしました。 振り返ってもデニスの姿はありませんでした。 サッチャーはデニスとの間に、マークとキャロルの双子に恵まれ、幸せな家庭を築いていました。 またその一方で、1959年、34歳になったサッチャーは、保守党から下院議員に初当選を果たしました。 そして、政治家としての道を歩み始めたサッチャーは、幼い子供たちとの約束を反故にしてでも、仕事に精を出すようになりました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:5.紅一点のサッチャー、狂乱の世界へ 政治の舞台は、これまで男性ばかりで行われていたので女性に配慮され作られていませんでした。 その中に飛び込んでいった紅一点のサッチャーは、エアリー・ニーブ議員に「狂乱の世界へようこそ」と言われ、政治家としての階段を昇り始めました。 サッチャーは1970年、教育科学相となりました。 男性議員の怒号とヤジを制し、サッチャーは英国の学校が閉鎖の危機にあるのは、労働組合のストが原因と主張します。 それに対し労働党の男性議員は女性軽視の発言をし、労働者をストに突入させた原因は彼女が所属する保守党政権にあると反論してきました。 確かに、当時の英国では労働者のストが頻発し、学校はおろか、街中にはゴミが溢れて公衆衛生も問題となり、炭鉱労働者のストで電力供給も問題となっていました。 保守党政権は窮地に立たされ、首脳会議でエドワード・ヒース首相は、労働組合との妥協点を見つけ、状況を静観し事態をこれ以上悪化させないという方針を提示しました。 他の大臣が同意する中、紅一点のサッチャーはその妥協する方針に異論を唱えました。 彼女の脳裡に父の「我々英国人は強く、自立した国民です。 …我々、保守党は人々に自由と機会を与え、その能力を開花させなければなりません。 特に若者です。 人間は全て平等ではない。 …ですから、子供たちがより高い目標に向かっていけるよう保護すべきです。 その子たちが成長し、英国の明日を担うのです」というスピーチが浮かびました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:6.社会貢献が第一と考える女 1974年、英国の状況を改善しようとヒース首相降ろしの動きが出てきました。 サッチャーは「保守党の党首選に立候補する」と台所で言い出しました。 それは英国の首相になるということでした。 妻・サッチャーの言葉に、病気で静養を強いられていた夫・デニスは驚きました。 「主張を通す政治家が必要」とサッチャーはその決意の理由を説きました。 その頃のサッチャーは、政治のことで頭が一杯で、家庭の事は疎かになっていました。 夫・デニスはそんな妻に「君は本当に耐え難い女だな」と呟きました。 サッチャーは夫に「あなたが結婚したのは、社会貢献が第一と考える女よ。 これは私の義務で…」と主張しました。 夫・デニスは「義務が聞いて呆れる。 君を駆り立てているのは野心だ!…心配するな、一人で大丈夫だから」と言い放ち、台所を出ていきました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:7.親友であり良き助言者・エアリー議員の死 サッチャーは保守党内に揺さぶりをかけるために党首選に立候補しようとしました。 サッチャーの親友で良き助言者でもあったエアリー議員に相談すると、サッチャーは「党を改革したければ先陣をきれ。 国を変えたければ国を引っ張れ。 …一番重要なのは絶対にぶれないこと。 君は君の信念を貫け」と言われ、首相を目指すべきだという意見に担がれる形となりました。 そのために、サッチャーは裕福な婦人のような帽子を被ること、そして、パールのネックレスをつけることをやめるように言われました。 サッチャーは帽子の件は受け入れましたが、双子が産まれた記念のパールの二連ネックレスは外しませんでした。 サッチャーは英国首相になるべく、甲高いと言われた声を変えるため、ボイストレーニングに励みました。 そして、彼女は様々な所へ出向き、直接有権者たちに自らの思想を力強くスピーチして回りました。 「労働者を守るために組織された労働組合がいまや、労働者を苦しめています。 …さあ、皆さん、立ち上がりましょう!そして、職場に復帰しましょう!今こそ大英帝国のその名に恥じぬ、偉大な国にするのです!」などと。 そして、保守党党首選の大会の日、立候補したサッチャーは大歓声と大きな拍手で迎えられました。 その大会終了後、これまでサッチャーを支えてくれたエアリー議員は、大会会場を車で出た所で、アイルランド民族解放軍INLAの仕掛けた爆弾で暗殺されてしまいました。 サッチャーはその現場を目撃しました。 彼女は彼の死に悲嘆に暮れながらも、彼の言葉を胸に刻み、英国首相への道を歩みました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:8.サッチャー、英国初の女性首相に 1979年、総選挙の日が刻々と近付く中、サッチャーは「審判の日が近づきました。 どうぞ力を貸してください。 力を合わせれば社会主義の足かせを振りほどくことができます。 私たちが愛してやまない祖国の栄光を取り戻しましょう」と力強く訴えました。 夫・デニスもそんな彼女を応援しました。 そして、5月4日、ついにサッチャーは、英国だけでなく西欧主要国では初めての女性首相となりました。 民衆の大歓声の中、サッチャーは夫・デニスに励まされ、首相として初めてのコメントをしました。 「私は…その責任を果たすため、全身全霊を傾け、日々精進していきます。 …諍いのあるところに許しをもたらそう。 誤りのあるところに真理をもたらそう。 迷いのあるところに信仰をもたらそう。 そして、絶望のあるところに希望をもたらそう」と。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:9.幻聴に悩まされる老いたサッチャー 「真っ直ぐ正面を見てください」と医師に診察してもらっていた老いたサッチャーは、その医師に「幻覚を見ますかと」聞かれ「いいえ」と答え、「睡眠は?」と聞かれ「ちゃんと寝てます。 毎晩4~5時間。 夜も遅いですよ。 ずっと昔から」と答えました。 サッチャーは「主人を亡くして何年もなるの。 遺品を寄付するの。 慈善団体に。 人の役に立つでしょ」と医師に言いました。 そして、彼女は医師に「本当の気持ちは?」と聞かれ、「気持ち?最近は考えより気持ちね。 …これは今の時代の大きな問題ですよ。 人々は感情にばかり左右されて、考えやアイデアなんてどうでもよくなっている。 本当におもしろいのは考えやアイデアなのに。 自分の考えが言葉になる。 言葉に気をつけよう。 それは行動になる。 行動に気をつけよう。 それは習慣になる。 習慣に気をつけよう。 それは自分の人格になる。 人格に気をつけよう。 それは自分の運命になる。 考えが人間をつくるのよ」と語りました。 家に帰ったサッチャーは、幻聴で夫・デニスの声が聞こえ、思わず「デニス、いい加減にして」と呟きました。 彼女はその夜、K. フォレット作の『針の眼』を読んでいました。 その結末を夫・デニスはサッチャーに語りました。 もうデニスの幻聴にうんざりしたサッチャーは、テレビ、CDプレーヤー、ミキサーなど家中の音の出る物にスイッチを入れ、彼の声を遮断しようとしました。 そして、サッチャーは「おかしくならないの。 絶対に」と考えました。 すると、テレビで自分が主治医の定期検診から出てくる様子を映したニュースが、放送されていました。 アナウンサーは「最近、姿を見せませんが、20世紀最長の在任期間を誇る元首相は、今でも論議を呼ぶ人物です。 戦後の景気後退から脱却し、英国経済を立ち直らせたと言われる反面、容赦ない公費節減と民営化政策は各方面からの強い反発を受けました」と解説していました。 それを聞いたサッチャーは「自分で自分がわからない」と呟きました。 ベッドについたサッチャーの横には、デニスがいました。 サッチャーは彼に「テレグラフの素敵な記事を読んだ?歴史の流れを一変させた女性」と呟き、ひとり眠りに入ろうとしました。 しかし、首相就任して2年のときの強烈な批判の言葉を思い出し、眠れませんでした。 横にいるはずのデニスはもういませんでした。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:10.首相としての苦悩の2年間 サッチャーは首相になり、衰退する国内経済の建て直しを図ります。 しかし、当初2年はその成果は実らず、労働党から現状を突きつけられ、彼女が提唱した自由市場主義経済について「中産階級の拡大が目標だったが、現実には富裕層の富を増やし、貧しい者を切り捨てている」と強烈な批判を受けました。 民衆たちも頻繁にデモなどを行い、サッチャーは罵倒されました。 サッチャー内閣は早くも窮地に立たされました。 他の閣僚たちが焦る中、サッチャーは冷静でした。 そして、サッチャーは閣僚たちに「支出を削減しないと国が破産するのよ。 確かに薬は口に苦いわ。 でも薬を飲まないと患者は死んでしまうの。 …私たちは間違ってないわ!…今さら怖じ気づいてどうずるの」と一喝しました。 傍にいたジェフリー・ハウ財相は、そう言うサッチャーに「閣僚の精神を試すのはいいが、度が過ぎると危険だぞ」と忠告しました。 英国内では格差が生じ、各地でデモや暴動が頻発、警官隊との衝突もありましました。 「ハンガーストの囚人を救え」というデモも行われました。 それでもサッチャーは自らの経済改革を撤回せず、押し進めていきました。 そんな改革に反対する国民の一部による過激な暴動で、死傷者が出るような事件も頻発しました。 アイルランド統一を目指すIRAのテロも起こり、サッチャーは頭の痛い問題が相継ぎ、夜もよく眠れない状態でした。 しかし、彼女は首相として打ち出した信念を曲げず、「こんなときこそ、平常通り仕事をしなければなりません」と党内議員たちに訴えました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:11.1984年の爆破テロ事件 1984年、自分の抱いているビジョンをより正しく力強く訴えたいサッチャーは、夫・デニスとグランド・ホテルに泊まり、翌日のスピーチ原稿の推敲をしていました。 時刻は午前3時10分前、夫・デニスは歯を磨きながら、仕事に余念のない妻・サッチャーにもう止めて寝るように言いました。 その時、突然、激しい爆発音がし、窓ガラスが吹き飛び、石造りの建物が崩れ落ち、居間にはガラスの破片や瓦礫が飛び込んできました。 砂埃の中、奇跡的に無事であったサッチャーは夫・デニスを探しました。 彼も奇跡的に無事でした。 この爆破テロ事件はIRA暫定派によるものでした。 サッチャーはその時に夫は死んだと思ったほどで、また目の当たりした多数の死傷者が出たテロ事件で、老いてもなお彼女を苦しめる衝撃的なものでした。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:12.1982年、フォークランド紛争勃発 サッチャーにはまだ忘れられない事件の記憶がありました。 1982年の南大西洋のフォークランド諸島で勃発したフォークランド紛争でした。 その時、サッチャーは閣僚たちに、「アルゼンチンの軍政権はファシストの集団です。 我が国固有の領土への侵略は断じて許せません。 …私は犯罪者やゴロツキとの交渉には断じて応じません。 フォークランド諸島は英国領です」と自分の意見を明言すると、閣僚たちに意見を問いました。 サッチャーの意見を果たすには、軍は今すぐ行動を起こさねばなりませんでした。 財政面の問題もあり、彼女は悩みましたが、軍の体制が整い次第、英国軍を出動させる決断を下しました。 それを聞いた米国国務長官は直接、サッチャーに面会し、「あなたはあの島を巡って戦争を始めるというのですか?」と説得しに来ました。 しかし、サッチャーは決断を変えませんでした。 彼女は「これまでの私も毎日が戦いの連続でした。 大勢の男性に侮られながらね。 今度の相手も同じでしょうが、最後には必ず後悔するでしょう」と毅然と彼に言い返しました。 サッチャーは英国軍の体制が整った段階で「沈めて」と命令し、アルゼンチン軍に攻撃をしかけました。 2か月の戦闘の末、6月14日、英国軍の善戦の前にアルゼンチン軍は退却し、英国は領土を守りました。 しかし、多くの犠牲者を出してしまいました。 サッチャーは国のために死んだ兵士の遺族たち一人ひとりに、お悔やみの手紙を手書きで書き送りました。 サッチャーが見せた強硬な姿勢によるこの戦争の勝利後、サッチャーは国会で「我々は確信していました。 たとえ大きな犠牲を伴っても、最後には善が悪を倒し、勝利することを」と野党議員たちに力強く宣言しました。 これを契機にサッチャーは世論調査で史上最も憎まれた首相から、国家の寵児に大躍進しました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:13.持論を曲げないサッチャー サッチャーは国民から高い支持を得て、外交にも力を入れ、米国大統領レーガンとは親友になり、「愛を捧げよう、マーガレット・サッチャーに」という歌までできました。 低迷していた経済も回復していき、景気は天井知らずとなり、「サッチャー景気」と言われるまでいきました。 そして、サッチャーは任期10年目に入りました。 サッチャーはソ連最高指導者ミハイル・ゴルバチョフとも面会しました。 1989年11月9日には東西ドイツを遮断していたベルリンの壁が崩壊し、西欧は大きく動こうとしていました。 そんな中、ヨーロッパの統一通貨の問題が浮上してきますが、サッチャーは準備ができていないと言い、懐疑的姿勢をとりました。 そんなサッチャーの言動に、多数の保守党議員や閣僚たちから、もっと意見を聴き、妥協すべきだという批判的意見が噴出し始めました。 サッチャーは人頭税の導入を提案しましたが、閣僚たちから批判を受けます。 しかし、彼女は持論を曲げず、閣僚たちに厳しい言動を投げかけました。 次第に独善的になっていたサッチャーの人頭税導入案は、再び国民の強い反発を受けました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:14.サッチャー、首相を退任 そんなある日、ジェフリー・ハウが辞職を願い出てきました。 彼は国会で「私は党と国のために最善を尽くしました。 しかし、それも他に譲るときがついに来たようです。 忠誠に対する解釈の相違から出た軋轢、…」と辞職の言葉を述べました。 それを聴いた議員たちは、サッチャーへ嫌悪感を露わにし始めました。 そして、ジョン・メージャーがついに保守党党首選に立候補してきました。 夫・デニスの忠告も耳にせず、冷戦終結のための国際会議にサッチャーはフランス・パリに行きました。 その間、サッチャー降ろしの動きは速くなっていきました。 サッチャーはフランスから帰ると、票固めに入りますが、もう手遅れでした。 サッチャーを担ぎ上げてきた議員たちは彼女から離反していました。 サッチャーは夫・デニスの助言を聞き入れ、党首選で敗北するよりも名誉ある辞職をするという選択をしました。 首相として11年半という20世紀で最長の在任期間をまっとうしたサッチャーは、最後の日、真っ赤なスーツでその座を降りました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のネタバレあらすじ:15.「デニス、幸せだった?」 老いたサッチャーは、家で亡き夫に、当時のことを振り返り、自分を首相から轢き吊り降ろした議員たちに、「腰抜け」と悪態をつきました。 そして、サッチャーは「苦渋の決断を下すと、その時は国民に憎まれても、何世代に渡っても感謝される」と呟きました。 サッチャーは夫・デニスの遺品を整理していると、箱から昔の写真が出てきました。 サッチャーは夫・デニスに「私はただ社会に貢献したかっただけ」と呟くと、デニスは「君はやったよ。 貢献した」と囁いてくれました。 サッチャーは「そして、子供たちが育ち立派になってほしかった」と呟きました。 最後にサッチャーは「デニス、幸せだった?」と問いかけましたが、夫からの答えは聞こえませんでした。 サッチャーは夫・デニスとの想い出を消すように、彼のクローゼットや引き出しを開け、デニスの服や靴を黒いゴミ袋にどんどん詰めていきました。 最後にベッドに残ったデニスの旅行用スーツケースに、彼のナイトガウンをたたんで入れると、夫・デニスに渡しました。 デニスはそれを持ち、靴も履かずに家を出ていきました。 サッチャーは「まだよ、行かないで。 待って。 私はまだひとりぼっちになりたくないの」と懇願しますが、デニスは「しっかりしなさい。 君はひとりでも生きていけるよ。 今までもそうだった」と言うと、そのまま歩き、光の中に消えていきました。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙の結末:16.エピローグ:穏やかな余生 老いたマーガレットは、認知症を患いつつ、夫の遺品を整理し思い出を振り切ろうとしました。 自分ひとりになって寝室で寝てしまったサッチャーを、娘・キャロルがやって来て起こしました。 目が覚めたサッチャーは、自分で飲んだティーカップを自分で洗い、娘と家政婦に支えられながら、その後、穏やかに余生を送りました。

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「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」ネタバレ!あらすじやラスト最後の結末と見どころ

映画 マーガレット サッチャー

サッチャーの歴代内閣で、彼女の右腕として外務大臣、財務大臣など務めました。 しかし、冷戦終結後の世界情勢が変化する中で、今までの政治姿勢を崩さない彼女と対立し辞職します。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のストーリー 雑貨商の家に生まれたマーガレット メリル・ストリープ は市長も務めた父の影響で政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選してしまう。 失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャー ジム・ブロードベント がプロポーズする。 「食器を洗って一生を終えるつもりはない」野心を隠さないマーガレットを、デニスは寛容に受け入れる。 双子にも恵まれ、幸せな家族を築く一方で、マーガレットは政治家としての階段も昇りはじめる。 失墜した英国を再建する。 それは気の遠くなるような闘いだったが、彼女はその困難に立ち向かう。 愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、マーガレットは深い孤独を抱えたままたった一人で闘い続けた……。 現在のロンドン。 どんなに苦しい時も支え続けてくれた夫・デニスは既に他界した。 だが、マーガレットは未だに夫の死を認識していないのか、時折不可解な行動が目立つ。 思い出の洪水の中で、デニスの遺品を手に取り彼女は「あなたは幸せだった?」とつぶやくのだった……。 walkerplus. 彼女のドキュメンタリーが作成されたり、映画化されるほど人々をひきつける理由は何でしょうか? 中流階級初の首相 サッチャーが注目された理由は、イギリス初の女性首相という理由だけではありません。 イギリスは身分階級の国家ですので、 今までの歴代首相は上流階級、いわゆるエリートから選ばれていました。 彼女は食料品店を営む両親の元に生まれた 中流階級出身の初の首相でした。 両親は厳格なキリスト教信者で、彼女も強く影響を受けており、特に父親の教えを忠実に守っていたのです。 それは政治姿勢にも表れています。 photo-ac. 父親の影響で政治活動にも興味を持ち、企業に就職した後も保守党の活動に参加していたのです。 夫デニス・サッチャーと結婚後に弁護士の勉強を始め、子育てをしながらも試験を突破します。 彼女は一時期は弁護士として働きますが、選挙で当選すると弁護士を辞めて政治家としてのキャリアを積みました。 彼女が 子育てしながら政治家として活動が出来たのは、夫デニスの支援が大きかったと言われています。 政治家としての功績 サッチャーの政治家としての成果は、現在でも賛否両論あるものの、 国民にかつての栄光あるイギリスとしての自信を取り戻させました。 彼女が実施した一連の政策は、 「サッチャリズム」とも呼ばれています。 労働党と保守党 サッチャーが党首を務めた保守党と野党である労働党は、どんな政党でしょうか。 2つの政党の特徴について知っておくと、彼女が行った政策の背景が理解しやすいです。 photo-ac. 後々各国で似たような政策が実施されたのは、彼女のやり方を参考にしたものと言われています。 また、国内で異常な力を持っていた炭鉱労働組合のストライキを鎮圧し、 歴代首相が勝てなかった労働組合を弱体化させたことも功績の1つです。 「鉄の女」の由来 サッチャーの代名詞でもある 「鉄の女」という言葉。 皆さんは、なぜ彼女がこのように呼ばれるようになったか知っていますか? 実は、この言葉はサッチャーが保守党党首になった後、ロシア 旧ソ連 の共産主義体制を批判したことに対し、 ソ連のメディアが彼女を「鉄の女」と呼んだことで生まれたのです。 彼女への批判 悪口の方が正しいかもしれません のつもりで言ったのに、 サッチャーがこの表現を気に入って使用したことで、サッチャー=「鉄の女」と彼女を表現する言葉となりました。 「鉄の女の涙」とは?サッチャーの裏の顔 映画では、サッチャーが自分の意見に従わない議員を切り捨てる冷酷さが描かれています。 でもそんな彼女も1人の人間。 色んな批判を受けながらも 見えない所で、もがき苦しみ泣いてきたのです。 photo-ac. イギリス首相としてリーダーシップを発揮しながらも苦渋の決断を何度もし、孤独に奮闘していたことがうかがえます。 一方で、家族との時間が取れないことに悩んだり、デニスや子どもと意見が合わず衝突することもあったようでした。 フォークランド紛争では、 亡くなった兵士の一覧を見て涙を堪えながら、犠牲になった家族へ手紙を書いています。 政治家ではなく、家族を愛する母親としての一面も垣間見えるシーンです。 小さい子どもたちを自宅に置いて出かけるシーンは、サッチャーの家族と過ごしたい気持ちを無理矢理抑えているようで、個人的に切なくなりましたね…。 政界引退まで 彼女は10年以上保守党党首、首相として在任しましたが、超保守的な政治に労働党だけでなく、味方の保守党からも反発する議員も出ます。 冷戦が終結し世界情勢が変化する中、彼女は今までと同じ妥協を許さない政治体制を主張したため、他の政治家や財界との温度差が広がっていきました。 そのような中で保守党の党首選が行われ、サッチャーは対立候補に勝利しますが、得票数では差をつけられず、2回目の投票が行われる…予定でした。 1回目の党首選を見て、 夫デニスが辞任することを勧めました。 そして彼女は潔く政界から引退します。 サッチャーの晩年 政界引退後、夫デニスにはガンで先立たれ、彼女自身も認知症にかかりました。 晩年彼女がどのように過ごしていたのか詳細は不明です。 認知症になったことも娘から公表されました。 (映画での彼女の症状は、あくまでフィクションですので、事実ではありません) 2013年に彼女は87歳という高齢で亡くなりました。 葬儀では、 エリザベス女王、各国の首相や政治家など多くの人が彼女の死を悔やみました。 政治の世界に足を踏み入れるとき、党首選に出馬するとき、フォークランド紛争、ユーロ不参加、人頭税導入、政界引退など、一つ一つの決断の背景があっさりとしか描かれていないのに、引退してからどうしてそんなに過去に引き戻されるのか、夫の亡霊に怯えるのか、この映画は全く説明できていない。 ストリープの渾身の演技は高く評価すべきだけど(老人の動作をきっちり演じているところなんか凄い)、残念ながらそれ以外に見るべきところは少ないように思います。 映画を見る前に、サッチャーの政治や出来事について予習をすることをおすすめします。 私も映画を見る前に当時のイギリス政治について簡単に予習をしてから見ましたが、 何も知らないで見ると1人の女性の一生に見えてしまいました。 また、この映画が公開された当時サッチャーは存命でした。 彼女の病状を作品中で描いていたため、その表現の仕方にも批判があったのも評価が分かれた原因でしょう。 サッチャーを深く知るためのおすすめ本 映画を見る前にサッチャーについて勉強したい、彼女がどんなことをしたか知りたい!という人のためにおすすめの本を紹介します。 「時代を切り開いた世界の10人」シリーズでは、他に スティーブ・ジョブズや 安藤百福 日清の創業者 、 手塚治虫など戦前から戦後にかけて活躍した実業家や芸術家を中心に出版されています。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙を見た感想 多くのレビューにもある通り、前提知識がないとサッチャーがどのような経緯で政治家になったのか、なぜ数々の政策を実施したかがわかりづらいです。 彼女の考え方や政治姿勢は、父親の影響が大きいと言われますが、この描写が詳しくあると彼女の政治方針が理解しやすいと感じます。 ただ、彼女の生い立ちから首相時代、政界引退まですべてを説明するのは難しいので、あくまで 彼女を知るきっかけとしては、良い作品でしょう。 印象に残っているのは、 サッチャーが夫デニスの幻想と別れをつげ、 思い出の品を全て捨てたシーンですね。 愛する夫の幻から離れ、孤独になることを選んだ彼女の思いが伝わります。 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙を視聴するには? この作品は、次のサービスで配信されています。 無料期間を使えばお得に見られるので、気になった方はこれを機会に動画サービスを利用してはいかがでしょうか。 視聴できるサービス• NETFLIX 字幕• U-NEXT 字幕 吹替版はAmazonPrimeのみの配信です。 また、Prime会員でも 視聴する時は別に料金がかかる時があるので、字幕、吹替のこだわりが無い方は他2つの動画サービスを利用した方が良いでしょう。 ・ダウンロード機能付き ・TSUTAYAの宅配レンタルがセットになったプランがある 30日間 月額¥800 映画、ドラマ、アニメ、ドキュメインタリーetc… 定額、低価格で、いつでもどこでも、好きなだけ視聴することができ、広告は一切ありません。 まとめ 今回は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を取り上げました。 私は大学生の時に政治に関する授業で、サッチャーについて学びましたが、映画を深く理解するためにあらためて勉強し直しました。 当時は何とも思っていなかった彼女の政策を見直すと、 「国民が普通に暮らせるように」という思いで実施されていたように感じました。 やり方に問題があったかもしれませんが…。 「鉄の女」と呼ばれながらも、家族、国民のために涙を流してきたマーガレット・サッチャー。 こんな伝説の女性首相は、今の日本で誕生するのでしょうか?•

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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

映画 マーガレット サッチャー

|||| ||||| マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 イギリス映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を見た。 メリル・ストリープ演じるところのサッチャー女史の生き方が話題になり、Newsweek なども大きくとりあげていたこともあって、気になっていた映画だ。 果して、そこそこに面白かった。 そこそこに、というのは映画の作り方が一風変わっていて、サッチャー女史について深く知らなくても、何となくわかったような気にさせられるからだ。 彼女は政治家としては賛否さまざまな評価がありえるが、一人の人間としては、人を納得させるような生き方をした、この映画はそんなメッセージを出しているのかもしれない。 映画では、老いて認知症を患っている一人の老女が、自分の生きてきた人生の齣々を断片的に思い出すという形式がとられている。 思い出の中で大きな比重を占めるのは夫のデヴィッドだ。 思い出している女史はすでに80歳くらいになっているのだろう。 ということは、映画が作られていた時期と殆ど異ならない時期ということになる。 (ちなみにサッチャー女史は今でも存命だ) サッチャー女史は1990年に65歳で首相の座を降り、2000年頃から認知症を患うようになった。 2003年に夫のデヴィッドが死んだが、サッチャー女史は夫が死んだことの意味をよく理解することができなかったという。 そんな老いたサッチャー女史を演じるメリル・ストリープが圧巻だ。 初めて画面に現れたときなどは、まだ60歳前後であるはずのメリルが、80歳くらいの老女に見えた。 たるんだ首に無数の皺といった念入りなメーキャップのためだろうが、演技の効果もあろう。 映画の中のサッチャー首相は、英国議会のマッド・メン社会の中で、指導者として頭角をあらわしていく過程が描かれている。 女性であるサッチャーを首相にまでのし上げた原動力は、彼女のゆるぎない信念だった。 それは自分のことは自分で始末せよという、単純な処世訓のようなものだった。 それを彼女は父親から学んだのだった。 彼女の父親は、地方の小さな町でグローサリーを経営するプチ・ブルだった。 イギリスでは、プチ・ブルの出身者が大政治家になったためしはない。 政治は貴族社会の慰みごとなのだ。 そんなサッチャーの政治的な成功を支えたのが夫のデヴィッドだったことは、いまでは広く知られている。 デヴィッドは、身分は余り高いとは言えなかったが、金はもっていた。 彼女の信念は、二つの試練に直面した。 ひとつは吹き荒れる階級対立とどう向き合うかという問題であり、もう一つはフォークランド紛争だ。 サッチャーが首相だった時期のイギリスでは、経済的な不況と労使間の鋭い対立が最大の問題となっていた。 学者たちはそれをイギリス病と呼んでいた。 サッチャー女史はそうした問題に対して、今日サッチャリズムと呼ばれるような、先鋭的な態度で臨んだ。 その結果対立はますます先鋭化したが、サッチャーは最後まで妥協することがなかった。 それについての評価はいまだ定まってはいない。 この映画もまた、それに対する価値判断はしていない。 フォークランド紛争は、イギリスの落ちかけていた国家威信をかけた戦いになった。 それに勝利したことが、サッチャー女史に対するイギリス国民の高い評価につながり、彼女の長期政権を可能にさせた原動力になった。 サッチャー女史は11年間もイギリスの首相を務めた。 彼女が首相の座から降りることになったきっかけは、同僚たちの反乱だった。 直接の引き金はEUへの加盟をめぐる問題だったが、それ以上に日頃の彼女の姿勢に辟易させられていた保守党員たちが、彼女とはこれ以上一緒にやっていけないと思うようになったことが根本的な原因だった。 彼女はそれを裏切りと云って罵ったが、だれも耳を貸す者はなかった。 こうして彼女は政治の舞台を降りることになった。 彼女が最後の演説を国会議事堂の中で行っているとき、外にいた群衆は口々に「魔女は去った(Ding Dong, The Witch is dead. )」と叫んでいたということになっているが、映画ではそこまでは踏み込んではいない。 | 作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved C 2013-2015 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである.

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