手持ち無沙汰ですので、ちょっとした慰みを。
[うつし心をばひきたがへ] 普段の心を打って変わって。
(紫式部が藤原道長の愛人で忖度があったという説もある) 妃のお近くで働くことになった紫式部。
垣間見える紫式部の闇 紫式部日記には、随所随所に「人生辛い」とか「気分が沈んでる」とかネガティブワードが多く登場します。
「黒=原文」・「 青=現代語訳」 解説・品詞分解はこちら 和泉式部 いずみしきぶ といふ人こそ、おもしろう書きかはしける。
中務の宮に関する御ことを、(道長様は ご熱心になさって、(私を 中務の宮家に心を傾けている人とお思いになって、ご相談になるにつけても、本当に(私の)心の中は、思案にくれていることが多い。
橋 寝殿と東の対の屋を結ぶ橋廊。
まして、もの思いが少しでも世間並みな人間であったとしたら、(このような折には 風流好みにも振る舞い、若い気分になって、無常のこの世をも過ごすことであろうに。
中世の源氏物語研究の中では取り上げられることがほとんど無かったが、江戸時代にがで取り上げて以降、源氏物語の成立事情を考えるための第一資料とされるようになっている。 作者は不詳である。
2やうやう涼しき風のけはひに、例の絶えせぬ水のおとなひ、 しだいに涼しい風のそよめきに、いつもの絶えることのない遣水の音が、 夜もすがら聞きまがはさる。
出典 女郎花 をみなへし 参考 「精選古典B(古文編)」東京書籍 「教科書ガイド精選古典B(古文編)東京書籍版 2部」あすとろ出版. (いや、見ることはできない。
(殿は)「ああ(これは)早い。
しみじみと物思いにふけっていたところにやって来たので、「どうして大変長い間、姿を見せなかったの。
殿 土御門殿 つちみかどどの。
」 かねてのたまはせむには「あやしくすげなき物にこそあれ、さるはいとくちをしからぬ物にこそあめれ。
そんな謎解きのような面白さも紫式部日記は持ち合わせています。
なにのやむごとなき人にもあらず。
夢よりもはかなき世の中をなげきつつ明かし暮らすほどに、はかなくて四月十余日にもなりぬれば、木の下暗がりもてゆく。
)私もあの水鳥と同じように、浮ついた、もの憂いこの世を過ごしていることだよ。
菊のいろいろな色に変色しているのも、黄色で見どころのあるのも、さまざまな様子に植え並べてあるのも、朝霧のかかる切れ目にずっと見通しているのは、ほんとうに老いもなくなるにちがいないという気がするのに、どうしてだろうか。
「紫式部ってあの源氏物語を書いた人よね?どーせ、お高くとまって私たちのこと馬鹿にしてるんでしょ?近づかないで!」って感じで。
どうせないでしょう」と思っているうちに、ここ数日のおつとめに疲れて少しうとうとしているときだったので、親王のお供の者が門を叩くのを、それと気付く人もいなかった。 」とのたまはするにことつけて、硯 すずりのもとに寄りぬ。
5それも彰子様の性格なので仕方のないことですが、周囲からは『定子様の頃の方が後宮は華やかだったなぁ』なんて言われています。
全く何もかも良くないことは、この右近の尉なんとかが始めるのです。
おはしまさむと思して、御火とりなど召すほどに、侍従の乳母まうのぼりて、「出でさせおはしますはいづちぞ。
御前にも、近う候ふ人々、はかなき物語するを聞こしめしつつ、なやましうおはしますべかめるを、さりげなくもて隠させ給へる御ありさまなどの、いとさらなることなれど、憂き世の慰めには、かかる御前をこそたづね参るべかりけれと、うつし心をばひきたがへ、たとしへなくよろづ忘らるるも、かつはあやし。