フェデラー スピン。 ロジャー・フェデラー

ロジャー・フェデラー

フェデラー スピン

故障した膝が全快していないことを理由に、 リオ五輪を含む2016年残りの全試合を欠場すると発表したロジャー・フェデラー。 手術を経て不安視された中でのウィンブルドン大健闘は記憶に新しいところですが、直近のマリン・チリッチ戦での転倒も影響したのでしょうか、非常に残念なニュースです...。 歴代最高のテニスプレーヤーとして長年世界ランキング上位に君臨し続けているフェデラーも、来月には35歳になるわけで... 四捨五入で40歳です。 流石のフェデラーといえども、全盛期からの衰えは否定できません。 しかし、今回の怪我からこのまま老け込むフェデラーだとは考えられません。 引退などもってのほかでしょう。 きっと無事回復して、年始開催のホップマンカップ(男女混合の国別対抗戦)、全豪オープン等で元気な姿を見せてくれるはずです! さて、今回はそんなフェデラーのプレーが当分見られないということで、 現実逃避で全盛期を思い出そう企画です。 その中でも特に恐ろしかった 2004年〜2007年について軽く触れてみます。 2004年は全豪オープン決勝でマラト・サフィンを破って優勝し、 初めて世界ランキング1位になった年です。 全米オープン決勝のレイトン・ヒューイット戦では6-0 7-6 7-3 6-0という圧倒的スコアでの優勝を達成しました。 結局 ランキングトップ10の選手との対戦では無敗のままシーズンが終わり、フェデラー時代が到来しました。 <2004年 年間成績>11大会優勝、74勝6敗 勝率92. この年の残りの3敗は、全豪準決勝の サフィン、モンテカルロ・マスターズ準々決勝の リシャール・ガスケ、全仏準決勝の ラファエル・ナダルでした。 最終戦で敗れてシーズン4敗目って一体どういうことなのでしょうか...。 <2005年 年間成績>11大会優勝、81勝4敗 勝率95. 出場した17大会のうち16大会で決勝進出、年間5敗という脅威の成績を記録しました。 この5敗の内訳が恐ろしく、 2006年はナダルとアンディ・マレーの2人にしか負けていません。 ドバイ・テニス選手権 決勝、モンテカルロ・マスターズ 決勝、BNLイタリア国際(ローマ・マスターズ) 決勝、全仏オープン 決勝でナダル、シンシナティ・マスターズ2回戦でマレーに敗れたのみです。 マレーは、2006年に決勝以外でフェデラーを倒した唯一の選手となりました。 <2006年 年間成績>12大会優勝、92勝5敗 勝率94. きっちり最終戦のマスターズ・カップでも4度目の優勝を果たして締めくくりました。 しかし、春先のBNPパリバ・オープンとマイアミ・マスターズで ギジェルモ・カニャスに連敗するなど、何となく取りこぼしが目立った印象でした。 それでもフェデラーの2007年の敗戦はたったの9試合です。 <2007年 年間成績>8大会優勝、68勝9敗 勝率88. まず、なんといっても フォアハンドストロークの威力。 相手の逆をつくライジング気味のフォア。 スピードとスピン量とが共存した、質の高いフォアハンドでした。 フォアで左右に打ち分ける準備が整うと、ほぼ全てのプレーヤーが後手に回らざるを得ませんでした。 特にフォア逆クロスの威力たるや凄まじく、 フェデラーにフォアに回り込まれたらラリー終了の合図だったと言っても過言ではありません。 全盛期が過ぎたあたりからは、 回り込んで逆クロスを放っても返り討ちに遭って苦しくなるフェデラーを見て、寂しさを感じたものです...。 あの フォアの攻撃力は、歴代ナンバーワンだったのではないでしょうか。 バックハンドは、 ナダルとの対戦時を除いて安定した片手バックでした。 特にライジングで放たれるショートクロスへのパッシングショット、フラット気味のは素晴らしい精度です。 2005年前後は、フェデラー独特のスナップショット(ラリー戦でポジションを下げずに面だけライジングで合わせてうまく返球する)に翻弄される選手が続出しました。 ナダルとの対戦時は簡単にはいきません。 ナダルは左利きで、フェデラーのバックとのクロスの打ち合いではバウンド後外に追い出すようにバウンドします。 加速しながら高くバウンドし、なおかつ身体から遠ざかる軌道のボールを片手バックで捉えるのは相当な難易度です。 フェデラーが結局一度もナダルに全仏で勝てなかった(というよりクレーコートでは圧倒されていた)原因は、このナダルフォアとの相性の問題も大きいです。 しかし、ナダルのおかげもあってか、バックハンドの精度は年々向上。 「宇宙」(クリーンヒットせずに大空に向かってガシャッてしまうフェデラーバックの名物)の頻度も年々低下していきました。 次にサーブです。 全盛期のフェデラーはただのビッグサーバーでした(今も?)。 特に印象に残っているのが、0-40や15-40の苦しい局面での、エースを含む連続サービスポイント。 それも一度や二度ではありません。 涼しい顔で逆境を切り抜けサービスキープし、形勢逆転で相手にプレッシャーを与えるフェデラーは、本当にカッコよかったです。 セカンドサーブも質が高く、強烈なキックサーブをはじめ、キックではないスピンサーブ、スライスサーブと球種もプレイスメントの幅も豊富で的を絞らせません。 トスの位置はほとんど(全く?)変わらないのに、全ての球種を打ち分けられるのはスゴイの一言です。 そんなフェデラーのサーブ、全盛期でもサーブ速度(スピード)は決して早かった訳ではありません。 あとはなんて勝手に命名をしているのですが、フェデラーはサーブ時のルーティーンが非常に短いため、はやければ1分程度で自身のサービスゲームを終了させてしまいます。 (調子が良すぎると4球で終わります) 全盛期は特に、この1分キープの確率が高かったように思います。 フットワークも見逃せません。 当時の動画をチェックすればするほど感じるのが、明らかに フェデラーのフットワークが異常だということ。 少し練習しただけで、靴をすぐに履けない状態にまで消耗してしまうという記事も以前紹介されていました。 それくらい激しく動き回っていたということでしょう。 現在のBIG4のような異常なコートカバーリング能力を持った選手が少なかったのもありますが、それにしても フェデラーの流れるような無駄のない動きにはほれぼれします。 一歩のストライドが非常に大きいので、数歩でサービスラインからネット付近にまで到達しています。 それでいて 股関節が柔らかくて体幹がしっかりしているおかげで顔の位置がほぼブレないためミスショットやボレーミスが少ないのが特徴です。 そう、 ボレーもスマッシュも一級品です。 バックの背面ハイボレーなど、背中に目が付いているんじゃないかと思うくらいに正確なコースに配球されていました(ナダルもすごく上手いです。 実際にこれをやろうとするとあまりに難しいので全然上手くいきません)。 ボレーが上手いのは、スタニスラス・バブリンカと組んだダブルスで、北京五輪の金メダルを獲得したことからも分かります(当時最強だったブライアン兄弟を破った準決勝の動画はに載せてあります)。 スマッシュも、かなりの距離を下がりながらでも決定力がありましたし、 スマッシュをスマッシュで返したりスマッシュロブにして返したりなんてのもありましたね。 フォアで追い込んでネットに詰めて最後はスマッシュを叩き込む光景は、全盛期フェデラーの代表的シーンの一つです(見飽きるくらいありました)。 長々と、いかにフェデラーの全盛期がすごかったかを一つずつ熱弁してきましたが、要するに フェデラーは最強のオールラウンダーだったということです。 ナダルがいなければあといくつ、グランドスラムのタイトルを獲得していたのか分かりません。 フェデラー全盛期の動画をいくつか載せておきます 最後にフェデラーの全盛期や好プレーをまとめた動画をいくつか紹介しておきます。 【フェデラーが世界一だと分かる動画】 フェデラーファンのみならず、テニスファンなら覚えているであろうスーパーショットが満載です。

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フェデラーと錦織のストリングセッティング2018を紹介! | ぼぶのテニスまとめ

フェデラー スピン

photo by もはや生きる伝説ともなったロジャー・フェデラー。 年齢を重ねてもなお情熱をもってテニスに臨む姿勢は素晴らしいの一言ですよね。 フェデラーは2016年の途中では長年悩まされている背中のケガであったり、ウィンブルドンの準決勝でミロス・ラオニッチ選手との試合で転倒してしまい、半月板を損傷したりと一時戦線離脱。 その後は手術とリハビリでシーズンを終えました。 これはフェデラーにとって、初めての「低迷」ともいえるシーズンだったのではないでしょうか。 しかし、2017年では年始のホップマンカップで元気な姿を見せると全豪オープンは決勝でラファエル・ナダルを下し、見事優勝。 その後もウィンブルドンもチリッチにストレート勝ちで優勝と奇跡とも呼べる最高のシーズンを送りました。 2018年も全豪2連覇とナンバーワンも一時的ではありますが復帰を果たし、ここに来て本当に勢いに乗っています。 彼がそこまで復活できた理由としてはさまざまな要因があると思いますが、 一つの大きな要因はなぜか復活したタイミングで圧倒的に強化されたバックハンドでしょう。 具体的にどこが変わったのかというと、最大の違いはボールを打つテンポとスピード感。 ライジングショットが圧倒的に多くなり、ボールもスピン系からフラットドライブ系の厚い当たりに変化しました。 フェデラーのバックハンドショットは特に鮮烈な印象を残した2017年全豪オープンでは彼のバックハンドを「 ネオバックハンド」と称する声もありました。 そこでふと「実際どんなことが変わったのかなぁ」とちょっと彼のバックハンドを分析してみようかと思いました。 僕は片手打ちなので彼のバックハンドの変化は結構気になるところでもあるし、ぜひ真似もしてみたいと感じます。 今回は彼の昔のバックハンドと最近のバックハンド。 注意深く観察してみたのでそのことについて書いてみたいと思います。 スポンサーリンク フェデラーのバックハンドの「今」と「昔」 以前、フェデラーのバックハンドについて書いてみたのですが、 関連記事: その時の動画がこちら。 出典:Fuzzy Yellow Balls 結構昔の動画を引っ張りだして説明してしまいました。 笑 この時はまだトップスピンも強くかけていた時代ですね。 そして彼の2017年での最近のバックハンドがこちら。 動画ではストロークのスローモーションなのでフォアハンドも打っていますが、バックハンドの振り抜きに注目してみて下さい。 バックハンドの高速化は例えばポジショニングであったりボールを打つときの体重移動であったりもあると思うのですが、このスピネーションを控えめにしていることはかなり意味があると個人的には思います。 ストロークでプロネーション、スピネーションを行うデメリットは? 彼のバックハンドでなぜスピネーションを抑えめしたのか。 その意味についてはスピネーション、プロネーションのデメリットを把握することが大切です。 前提としてまず言えるのがストロークにおいてこれらの前腕の回転運動はとても重要です。 フォアハンドならば前腕を反時計回りに捻るプロネーション、そしてバックハンドなら逆のスピネーションですね。 この運動は手っ取り早くラケットのスイングスピードを上げられることができますし、ラケットが下から上に自動的に振り上げられるため、トップスピンを強く掛けるためには必須のテクニックです。 ですが、この前腕の回転運動は一応デメリットがあります。 一つはラケットが上方向に抜けやすくなるため、当たりが薄くなるという点です。 この動きばかりを気にしてボールを打つとスピンだけが掛かった威力のないボールになりやすいのです。 よく言うのは「ボールとラケットの接地時間を長くなるようなイメージで打つ」感じですね。 もっとかみ砕くと「ボール三球分押し出すイメージで打て」とも言われます。 これはなるべくプロネーションを使わずに厚い当たりで打つために必要なイメージですね。 トップスピンがどうもかかりすぎてしまう人はまず。 前腕の動き、特に使いすぎて前腕だけで打っていないか注意してみて下さいね。 少し話がそれましたが、もう一つプロネーション、スピネーションのデメリットを説明します。 それはライジング系のショットが打ちにくくなるという点です。 これもその前に挙げたデメリットに通じる話ではあるのですが、プロネーション、スピネーションを使うとやはり当たりが薄くなりやすいのでライジングショットのような相手のボールの勢いが強いケースで使いづらいのです。 フェデラーのバックハンドは以前からライジング系でしたが、彼の場合ライジングであるのにかかわらずスピネーションを全開に使ってトップスピンを掛けていました。 ただ、これに関しては例外で普通スピネーションを使うプレーヤーは例えばアルマグロなど、元クレーコーターが圧倒的に多いです。 ライジングでフラットドライブで打ち抜くならば今のフェデラーのように手首を固め気味で打ち抜くことが大切です。 手首のスピネーションを意図的ではなく、ナチュラルに行うことよってボールに対して正確にインパクトできるはずですよ。 スピネーションを控えめにしつつ、ボールに威力を出すコツは? ただ、スピネーションを控えると当たりの厚さは確保できるもののスイングスピードが上げ辛いというデメリットがあります。 この点を解消するコツが体の使い方にあります。 もう一度フェデラーのバックハンドを見て頂けるとわかるのですが、 彼の体の左から右に抜けているスイングがそれを解消する重要なポイントになります。 シングルバックハンドでスイングが遅い人に共通して言えることなのですが、後ろから前の意識が強すぎるせいで体の回転を上手く使えていないことが多いです。 大切なので捻った体を元に戻す力を利用するためにやや横殴りのようなスイングでボールを打つ意識が必要です。 これは以前の指導法では御法度と呼ばれていたスイングですが、現代ではワウリンカをはじめ、ガスケなども強いバックハンドを打つ選手がかなりその傾向があるように感じます。 このフラットドライブは後ろから前へ打つ意識と、バックハンドのスイングを横方向に持っていく意識、この二つを上手く重ね合わせるのは結構難しいのです。 この前に押し込むイメージと横振りで捕らえるイメージを大切にして反復練習で感覚を養えればフラットドライブ系が上手く打てるようになるはずですよ。 スポンサーリンク まとめ 今回はフェデラーの最新バックハンドから学ぶ、前腕の使い方について書きました。 フラットドライブ系のショットが上手く行かない人は厚く当てるイメージを持っていなかったり、前腕を無理やり使って打つタイプが多いのです。 厚く当てるにはプロネーションやスピネーションを控えめにしてボールをしっかり押し込んで打つイメージを大切にしましょう! それでは!.

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フェデラー スピン

🎾本記事のサマリー• 選手基本情報 ロジャー・フェデラー ラファエル・ナダル 生年月日 37 1981. 08 32 1986. 2019年7月時点では、ナダルはフェデラーと40度目の対戦で、24勝16敗と勝ち越しています。 「 僕はいつも同じことを言うよ。 『僕らが対戦する機会は減ってはいるけど、僕らはまだここにいる』。 明後日、僕らはもう1度対戦するんだ。 歴史上、このサーフェスで最強の選手と対戦することを楽しみにしている。 決勝にいくにはベストを尽くさなければいけない。 それだけ」-ナダル(2019) 「 僕は彼に何回も負けているし、何回も勝っている。 僕らの関係は変わらない。 いつでも彼をとても尊敬している。 いい友情だ。 僕が勝っても負けても、それは変わらないと思うよ」-ナダル(2019) 比較3. プレースタイル フェデラーのプレースタイル• 超攻撃的且つ高速テニス(ハイリスク・ハイリターン)• 球足が早いグラス及びインドアコートで最強• 全てのショットが高次元• サービスからの組み立てが抜群• 1ポイントの展開が早い(30秒でゲームを取れる)• 身体に負担が少ない• エレガントなイメージ• 【関連記事】 高い守備力とカウンター狙いのナダル 一方のナダルは、コート後方から強烈なエッグボールを相手コートへねじ込む 守備的スタイルが信条のアグレッシブ・ベースライナー。 並外れた精神力でどんな球にも食らいつき、劣勢からもフォアに回り込んでのカウンター一閃で相手の度肝を抜く、守備的ながら非常に野性味溢れるプレースタイルが特徴です。 フェデラーの主要実績(2019年時点)• グランドスラム優勝:20回(歴代最多)• 世界ランク1位:302週(歴代最長)• マスターズ1000:28勝(歴代3位)• ツアーファイナル優勝:6回• デビスカップ:優勝(2014) 五輪金を獲得し、キャリアゴールデンスラムを達成した史上2人目の選手 一方で、ナダルは全盛期のフェデラー相手に勝ち越しただけではなく、ジョコビッチやマレーといったBIG4時代の中で、グランドスラム16勝、マスターズ33勝、世界ランク1位(141週)に加えて、北京五輪金メダルを獲得し、しています。 これらの実績とフェデラーより5歳若いことから、ナダル最強説も根強いです。 しかし、フェデラーが五輪シングルスで金メダルを獲得していないように、ナダルもツアーファイナル(年間最終戦)での優勝が無い点も議論の争点になります。 ナダルの主要実績(2019年時点)• グランドスラム優勝:16回(歴代2位)• 全仏オープン優勝:12回(単独最多)• 世界ランク1位:最長141週(歴代7位)• キャリアゴールデンスラム(男女合わせて史上4人目)• マスターズ1000:33勝(歴代2位)• デビスカップ優勝:4回(2004・08・09・11)• 【関連記事 】 比較6. コート内外の彼の紳士的な態度は全てのプレーヤーの模範となり、世界中のファン、観客、スポンサーに至るまで誰も不快にしたり、傷つけることはありません。 「 あらゆる意味で世界最高のスポーツ選手。 単にスポーツに強いだけでなく、人格的な要素や生き方がぴったりだった」」—ファストリの柳井正会長 フェデラーの人柄を深く知るのに最適なフェデラー自伝です。

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