薬剤師が残薬を確認したところ、指示どおりの服薬状況であった。 そう状態とうつ状態が繰り返される場合、抗うつ薬や抗精神病薬などを使用することがあります。 炭酸リチウムを飲みはじめたばかりの眠気でしたら、少しずつ慣れていくことが多いです。
18また、• 5.甲状腺機能亢進症又は甲状腺機能低下症の患者[甲状腺機能低下を起こす恐れがあるため、甲状腺機能亢進症の診断を誤らせる可能性があり、また、甲状腺機能低下症を増悪させる恐れがある]。 リチウムは通常、ごく微量にしか体内には存在しません。
以後3日ないし1週間毎に、1日1200mgまでの治療量に漸増する• 4 誤 アセチルシステインはアセトアミノフェン中毒の解毒に用いられるが、リチウム中毒には無効であるため、対応は不適切である。
自殺予防効果がある• またリーマスは血中のナトリウムが少なくなると血中濃度が上がることが分かっています。
リーマスはこのような胃腸障害は、特に服薬初期で認めやすい傾向があります。
病気や症状に応じた注意事項• 事例101• 昔の抗精神病薬である第一世代(定型)抗精神病薬、三環系抗うつ剤、バルビツール酸系睡眠薬などは、今では難治性の疾患にしか用いられることはなくなり、主役ではなくなっています。 リチウムの副作用として認められるのは、慢性リチウム中毒です。
炭酸リチウムの飲み方を工夫する• 抗てんかん薬(デパケン・テグレトール・ラミクタール)• 治療域では程度はそこまでひどくないことが多いですが、血中濃度が中毒域に達すると粗大なものに変わります。
事例47• また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
ここでは、炭酸リチウム錠の効果と特徴について詳しくお伝えしていきます。
そのため「危険な副作用があるお薬だ」と服薬を過剰に怖がるのではなく、メリットとデメリットをしっかりと理解して必要がある時にはしっかりと使って頂きたいと思います。
このように経験的に効果があることがわかっていましたが、医療の世界に取り入れられたのは1950年代になります。 リーマスの主成分は「炭酸リチウム」というリチウム製剤になりますが、リチウムは身体に蓄積しすぎるとリチウム中毒を引き起こしてしまうのです。 炭酸リチウムの効果は、ピュアな躁状態に効果が期待できます。
血清リチウム濃度を上昇させる要因が認められる• 口渇、吐き気、下痢などがあらわれる場合がある• 抗躁効果が期待できる• はじめから再発予防効果を意識して使っていくことも多いです。 なお、さまざまな作用を有する薬であるため、副作用に注意しなければいけません。
事例21• ] 甲状腺機能亢進又は低下症の患者[甲状腺機能低下を起こすおそれがあるため、甲状腺機能亢進症の診断を誤らせる可能性がある。
リーマスの発見がいかに画期的であったかが分かります。
この中でも、セロクエルでの抗うつ効果が示されていて、ガイドラインでも推奨されています。
事例69• そこで、急激な気分の高揚を抑えることでそう病を治療する薬が 炭酸リチウム(商品名:リーマス)です。 しかしこれだけのリスクがあっても未だに双極性障害の代表選手だという事は、それだけリーマスが治療薬として優れているという事でもあります。 炭酸リチウムの成分のリチウムは、身体にほとんど存在しない微量金属元素になります。
事例03• 事例104• 中等度以上の躁状態では、治療のスピードが求められます。 甲状腺機能低下症・副甲状腺機能亢進症になることがある 炭酸リチウムは、気分安定薬に分類されます。
10年前に双極性障害の診断を受け、処方1による治療を行っている。
経過をみながら炭酸リチウムとラミクタールといった形で、これらの薬を併用していくこともあります。
再発予防という観点では、抗うつ剤を使った場合、状態が落ち着いたら中止していくことが望ましいです。
事例128• 経験的にを改善し、抗うつ効果もあるとして使用されてきました。 事例39• 事例14• 【良い特徴】• 事例107• 例えば、• しかし絶対に起きないと言えるものではないため、リーマスを服用する方はリチウムに対する知識をしっかりと持って服用することが望まれます。
11衝動性を抑えることにより自殺リスクを低下させる 【悪い特徴】• 特に抗躁作用がしっかりとしている• 事例17• 炭酸リチウムの効果はゆっくりと出てくるので、軽躁状態の方で興奮が強くない方に向いています。 炭酸リチウム錠は、1980年に発売された気分安定薬リーマスのジェネリックです。
ラミクタールは全体的に副作用が少ないですが、重症薬疹には注意が必要です。
このようなお薬のため、定期的に血中濃度を測りながら使っていきます。
薬の過量投与によってリチウム中毒が起こると、消化器症状、傾眠、錯乱、運動障害、発熱・発汗などの症状が起こります。
事例111• 抗躁効果(中程度)• 8).認知症様症状、意識障害:可逆性の認知症様症状、昏睡に至るような意識障害[脳波所見上、周期性同期性放電(PSD)等を伴うことがある]が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行う。
86.選択的セロトニン再取り込み阻害剤(フルボキサミンマレイン酸塩等)、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(ミルナシプラン塩酸塩等)、ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤(ミルタザピン)[セロトニン症候群(錯乱、軽躁病、激越、反射亢進、ミオクローヌス、協調異常、振戦、下痢、発汗、悪寒、発熱)を起こすとの報告がある(セロトニン作用が増強する恐れがある)]。
また、リチウムのバイオアベイラビリティは100%とし、炭酸リチウム(Li 2CO 3)の分子量は73. 問273 解答 2 繰り返し投与時の定常状態における平均血中濃度(C ss. 1-2.炭酸リチウムのデメリット• ] リチウムの体内貯留を起こすおそれのある患者[リチウム中毒を起こすおそれがある。
副作用が全体的に多い• ですから、可能であればしばらく我慢しましょう。
5.非ステロイド性消炎鎮痛剤(ロキソプロフェンナトリウム水和物等)[リチウム中毒を起こすとの報告がある(非ステロイド性消炎鎮痛剤がプロスタグランジンの合成を抑制することにより、腎の水分及び電解質の代謝に影響する可能性があるため、血清リチウム濃度が上昇すると考えられる)]。
機序不明 麻酔用筋弛緩剤 スキサメトニウム塩化物水和物等 左記薬剤の筋弛緩作用が増強されることがある。
「炭酸リチウム錠100「ヨシトミ」」(左)と「炭酸リチウム錠200「ヨシトミ」」(右)の錠剤。
しっかりとした気分安定作用があり、抗躁作用・抗うつ作用どちらも有する• これは双極性障害のうつ病相の症状でも認められるため、疾患の症状なのかお薬の副作用なのかの判断が難しいのですが、副作用が疑われた場合は減薬などの対処法が取られることもあります。
そのため患者さんの症状に応じて最適なお薬を選んでいく必要があります。
事例62• 高齢者や腎機能低下が明らかな場合は、200~300mgから始めていくこともあります。
リーマスの催奇形性は、特に妊娠初期の3か月間で生じやすく、この時期にリーマスを服用していると心臓の奇形(Ebstein奇形)の発生率が通常の20倍に上昇することが報告されています。 セロトニン作用が増強するおそれがある。 事例16• てんかん• エビデンスが豊富• 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。
14お薬の中にはリーマスの血中濃度を上げてしまうものもあります。
炭酸リチウム(商品名:リーマス)の作用機序 気分障害の病気は、脳に異常が起こっています。
脱水状態• 抗精神病薬(エビリファイ・ジプレキサ・セロクエル・リスパダール) 薬の効きの早さをみると、炭酸リチウムと抗てんかん薬は効果がゆっくりで、抗精神病薬は効果が早いです。
脳器質的障害• 事例36• 専門用語も出てきますが、後ほど詳しく説明していますので、わからないところは読み飛ばしてください。
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 フルボキサミンマレイン酸塩等 セロトニン症候群(錯乱、軽躁病、激越、反射亢進、ミオクローヌス、協調異常、振戦、下痢、発汗、悪寒、発熱)を起こすとの報告がある。 炭酸リチウムで気を付けなければいけないのが、リチウム中毒です。
13炭酸リチウム()は 躁病・治療剤として使用されているお薬です。
事例60• てんかん• 気分を持ち上げる抗うつ効果(中程度)• 抗躁効果、抗うつ効果が得られます。
またリーマスは妊婦の方は「催奇形性」という副作用のため使用することが出来ません。
その内容としては、• 事例119• また、炭酸リチウムは腎臓で排泄されるお薬なので、腎臓の機能が低下するとリチウムが身体に少しずつたまっていきます。