7~11歳:具体的操作期 論理的思考力が発達し、相手の気持ちを考えて発言・行動できるようになる7歳~11歳頃を「具体的操作期」としています。 物事に対して仮説を立て、それを演繹的に証明する考え方ができるようになります。
5見たり触ったりできるもの、日常的に経験しているもののに関しての論理的思考が可能になるが、非日常的過程の元で論理的思考を行うことが難しい。 水泳を習い始めたとき、息継ぎやバタ足、腕を動かすといったことをいきなりやることはありません。
均衡化 同化と調節の補足ポイント 同化とは、自分以外のもの(対象や環境と言います)を自分の中に取りこむ働きで、その際には対象を取り込みやすいように変化させます。
最初はこうした手順は複雑に思えるだろう。
(大学院 教育学研究科 教育支援協働実践開発専攻 臨床心理学プログラム) [4] 以下の1〜3に入る最も適切な言葉を語群から選びなさい。
ピアジェの発達段階2:前操作期 ピアジェの発達段階の2番めは、 2~7歳の「前操作期(pre-operational stage)」。 発達段階とは、子どもによって個人差はあっても普遍的な順序で経験していくものなのです。
15子供のみならず、大人も道徳について考えることが大切ですね。 成長とともに自らの体を動かし、五感の刺激を求めシェマ・同化・調節を繰り返します。
大人依存からの脱却 大人依存からの脱却を子どもたちは目指していきます。
ズレを解消しつつZPDを拡張していくことが学習者の発達だということになる。
自分と他者の区別はありません。
こういった本質的な理解をすることが重要であるとピアジェは説いています。 大澤教授は以下のように説明しています。
1例えば、日本ピアジェ会が作成した教材は、ピアジェ博士監修のもと、それぞれの発達段階に合わせて作られています。 仮説を立て、抽象的な概念や関係を把握することができます。
たとえば、10個のおはじきを横1列に並べるとします。
』 など、実際はできていないのに言い始めます。
保存性の習得 具体的操作期になると、見た目に惑わされることはなくなります。
概念の段階的な説明を提供し、チャートやその他の視覚的な補助を利用します。
1列は10個にして、その際にどちらの列も10個おはじきがあることを確認させたとしましょう。 大学で心理学や社会学を教えつつ、1955年に「 発生的認識論国際センター」を立ち上げ、亡くなる1980年までセンター長として研究を続けたのです。
自己中心性 私達は、自分が見ている世界と他の人が見ている世界が違う事を知っています。
10は5と5にも分けられるし、2と8にも分けられる。
テーブルクロスにインクの染みをつけてしまった場合、前者では染みの大きさにより善悪の程度が決まりますが、後者の場合はわざとやったかわざとではないかによって善悪が決定するといった感じです。
『ピアジェ入門』 波多野完治氏の『 』は、ピアジェの理論のエッセンスを簡潔に説明するだけでなく、ピアジェの人物像や、ピアジェの理論がどのように受容されたかなどにも紙幅が割かれており、ピアジェについて全体的に知りたい人には最適です。 しかし、時間的、空間的な制限をこえて、物事を理解することができない。
具体的操作期(concrete operational stage)(7~11歳) 英マンチェスター大学で心理学を教えているソール・マクロード氏によると、子どもは具体的操作期の段階から 論理的思考を獲得し始めるそう。
主体客体の未分化(自己中心性)で他者の視点がない。
太字による強調は編集部が施した) ピアジェ以前の心理学は、乳幼児を無能で受動的な存在だとみなしていました。
近い将来,この作業の必要性がなくなると予言できる人はいないだろう。 文体が丁寧でわかりやすいため、難解な専門書とは一線を画しています。
20全てを丸暗記するより、どの年齢でどのような認知発達の特徴が見られるのか、ニュアンスで覚えるほうが効果的かもしれません。 形式的操作期(formal operational stage)(11歳〜) 形式的操作期になると、 抽象的なものや仮定についても考えられるようになります。
10から3がなくなると7になる。
創造力・想像力を使った「ごっこ遊び」を盛んに行う時期です。
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相手の立場になって想像できず、たとえば自分の知っていることは当然相手も知っているだろうと思い込んでしまいます。 ピアジェ教育とは ここまで見てきたように、ピアジェの提唱した理論は、さまざまな分野に影響を及ぼしています。
6まだ概念的思考(個とカテゴリーなど)はできない段階。 何の機能が必要なのか。
ピアジェの発生的認識論は、子どもが自分のなかで発達段階を形成していくと主張しているため、構成主義的な立場をとっていると言えます。
発生的認識論(genetic epistemology)は、哲学的認識論のように認識一般を問題とするのではなく,数学的認識,物理的認識,生物学的認識など諸々の認識を個別的に取り上げてその発達過程を検討する。
50冊以上の本と500本以上の論文を発表し、心理学のみならず教育学・哲学・生物学の分野にも影響を与えたといわれています。