記者会見で「AI時代の棋士の在り方(存在価値)」について問われた藤井聡太棋聖はこう答えます。 普通、プロの棋士はこんなに感情をさらけ出しません。
その象徴が羽生善治です。
しかし、詰めろを続けられるかどうかの判断が難しすぎる。
玉、龍、馬という3枚の駒が一つずつ左にずれています。
藤井四段は問題をちらりと見ました。
趣向詰将棋を解き慣れている達人であれば、冗談ではなく、数秒でたどりつく局面かもしれません。
で、ここが重要なポイントなんですが、将棋ファンが感動したのは、最年少でプロデビューとか29連勝ではなく、この少年の将棋への純粋な姿勢だったんです。
「他の駒を飛び越えてくれるというのが、すごく面白かったんですね。
一番印象的なのは終盤の強さ。 彼らは、藤井とともに今後の将棋界を背負って立つホープとして期待されている。
トップ棋士の不正疑惑の処理をめぐって日本将棋連盟の対応に批判が集まり、同年2月、会長以下、5人の理事が辞任または解任となった。 そして今回も大手メディアは、インタビューでこぞって『自作PC』の話題を振って、藤井二冠の口から様々な情報を引き出しています。
無駄な駒は配置されておらず、最終的には攻方の持ち駒は残らない。
「ああ、これ知ってる」 という方は、詰将棋歴が長い方かもしれません。
優勝決定後、取材に応じた藤井六段は 「今年も素晴らしい作品(問題)に出会えてうれしい」と笑顔で感想を語った。
名人を羽生に奪われて間もない頃、筆者は千葉市で彼の講演を聴いたことがある。 詰将棋とは浅からぬ縁があり、その醍醐味、功罪については人よりも通じているつもりだ。 藤井七段にとっては、初めて見る問題だったそうです。
また、8月に藤井との対局に勝利した菅井竜也七段はその後、王位戦で羽生から同タイトルを奪取。
「1年間通して、極端な調子の良し悪しがあっては戦い抜くことができません。
今、聞くと当たり前の言葉ですが、当時この言葉は大きな意味を持っていました。
ここで上部脱出の押さえとなっていた飛車を動かします。
ようはクソ粘りはプロとして往生際が悪い、という感じですかね)。 話を戻します。 やがて詰将棋を作るようになり、2011年には『月下推敲』(マイナビ出版)という自作の詰将棋作品集も出した。
もし失敗したら負けに直結するヒドイ手だ。
プロゲーマーが世界中で活躍するこの時代。
であれば、AIにとって将棋は、振り駒で先後が決まった段階で勝敗が決する退屈なゲームです。
多岐にわたる読みの中で一つでも齟齬があれば負けに転落する。
では腕に自信のある方は、お考えください。
ここからは二枚の飛車(龍)で中段玉を追うステージに入ります。
師匠というもあり、杉本は藤井の解説を務める機会も多い/Abema TV「魂の七番勝負」より 「天才 藤井聡太(文藝春秋・刊)」にも小学校時代の藤井が敗戦したときのことについて、こんな描写があった。
エゲつない盤外戦術(対局以外の部分で相手にプレッシャーを与えること)も含め、将棋道の理不尽をあげだしたらキリがありません。
絶対にこんなガキを(自分より先に)プロにしてたまるか、とみなが潰しにかかる。
将棋は人間には難しすぎる。 それ以外にも記者からの質問に対して「そうですね……」と少々思案してから紡ぎ出す言葉は、10代中盤とは思えない貫禄さえ感じさせる。 これは推測なんですが、たぶん昔の人は、将棋をただのボードゲームじゃなくて、漢(おとこ)同士が全人格をかけてやりあう真剣勝負、みたいなイメージでとらえてたんじゃないかと。
4プレイヤーとしては、ソフトを活用することで、自分自身成長できる可能性があると思っていますし、見ていただく方も、観戦の際の、楽しみの一つにしていただければと思います。
29連勝ブームが終わった後、叡王戦本戦トーナメント1回戦で、藤井少年はA級棋士の深浦康市九段と対戦し、圧倒的に有利な状況にもかかわらず、相手の粘りにあって、自分のミスで負けてしまいます。
今年の「新語・流行語大賞」候補に、こんな言葉がノミネートされた。
ちなみに当時の状況を、現将棋連盟の理事・脇さんはこう語っています。
史上最年少の17歳で棋聖位を獲得。 将棋ファンが記者会見のあのセリフに涙したのには深い理由があるのです。 棋士の戦法は「居飛車」と「振り飛車」の2つに大きく分かれるが、杉本は後者で、体系化されていなかった「相振り飛車」という戦法の発展に寄与した人物である。
8相手に心を読まれて不利になるからです。
ただ、人間には到達出来ないレベルがある。
機械より弱い人間の対戦を見て何が楽しいの?と。
ただ私が見ている感じだと、2、3歳くらい年上の他の弟子と仲良くしていて、彼らと将棋を指しているときは非常にリラックスしていますね。