バグラチオン 作戦。 バグラチオン(ソビエト軍、ロシア西部奪還作戦)

【1812】ナポレオンのロシア遠征:戦争の変化がもたらした戦略的失敗とは

バグラチオン 作戦

バグラチオン(ソビエト軍、ロシア西部奪還作戦) 第二次世界大戦も後半に入った 1943 年頃から、ドイツはソビエト軍に押され始めます。 しかし、1943年から1944年の中ごろまでは、ドイツも各地で防衛戦を展開し、何とかソビエトの進攻を押し止めていました。 ですが 1944年6月、事態は急変します。 フランスの北部にアメリカとイギリスの大軍が一斉に上陸、西ヨーロッパに展開し始めます! 史上名高い 「 ノルマンディー上陸作戦( オーバーロード作戦)」 です! 急いでドイツ西部を守らなければならなくなったドイツ軍は、 ソビエトの前面に展開していた部隊や兵器の多くを西ヨーロッパへと移動させます。 しかしソビエトは、この時を待っていました。 すぐにソビエト軍は、かつてドイツの「バルバロッサ作戦」で奪われたロシア西部の奪還作戦を計画。 主力の部隊を集結させ、手薄になったドイツ軍の防衛線に正面から突撃していきます! しかもソ連軍は大軍なだけでなく、ここまでの戦いで経験も戦術も積み重ねていました。 作戦の開始日時はバルバロッサが始まったちょうど二年後。 「 バグラチオン作戦」と名付けられた、ソ連版の電撃作戦がついに始まります。 対する東部戦線のドイツ軍は、兵器も物資も兵力も乏しい状態で、これを迎え撃つ事となってしまいました・・・ 「 バグラチオン作戦」は、ちょうど「ノルマンディー上陸作戦( オーバーロード)」が行われていたのと同時期に進行していました。 よってこのゲームでも、オーバーロードに行った場合はバグラチオンに来ることは出来ず、逆にバグラチオンに来た場合はオーバーロードには行けないので、 どちらか択一となります。 基本的にこのゲームでは、普通にプレイしていればほとんど「オーバーロード」に行くはずです。 バグラチオンに確実に進むには、「リトルサターン」の最終戦「ハリコフ」の戦いで引き分け(ターンオーバー)になるしかありませんが、普通にやって引き分けになる事はあまりありません。 リトルサターンのシナリオで長時間粘ることでもバグラチオンに来るようですが、リトルサターンは撤退戦なので、元々あまり粘れません。 (希にチュニジア戦からここに来る場合もあるようです) また、バグラチオンよりもオーバーロードの方がアメリカ&イギリスと戦えるので、新しい兵器が登場するし、新兵器の鹵獲も狙えます。 とは言え、 「バグラチオン」で描かれる大戦後期の東部戦線は、様々な映画や小説の舞台となってきました。 第二次世界大戦を語る上で欠かせない戦線でもあります。 ぜひ2週目以降をプレイする際には、こちらにも来てみてくださいね! バグラチオンのステージ数は、結構多めの 13。 最終目的地まで最短ルートなら3ステージのクリアで済みますが、なかなか手強いステージもあります。 「 撤退戦」ですので開始時は全てドイツ支配下で、クリアするごとにその場所がソ連に占領されていきます。 最初のステージをクリアすると同時に、開始地点に選べる3つのステージは全てソ連に占領されてしまいますので、ソ連軍の進攻スピードは速いです。 あまり寄り道をする余裕はないでしょう。 スタート地点は 「 ノヴゴロド(Novgorod)」、「 ヴィテブスク(Vitebsk)」、「 ブリャンスク(Bryansk)」 の3ヶ所から選択可能です。 最終目的地は2ヶ所、「 ケーニヒスベルク(Konigsberg)」 と 「 ワルシャワ(Warszawa)」 です。 【 進攻開始地点 】 ノヴゴロド(Novgorod) 初プレイ時から選択可能? ヴィテブスク(Vitebsk) 初プレイ時から選択可能? ブリャンスク(Bryansk) 初プレイ時から選択可能? (参考情報) ・3週目、リトルサターンの「ハリコフ」を引き分けてここに来たときは、上記の3つとも選択が可能でした。 このシナリオは 「撤退戦」 ですので、各ステージに 「勝利条件」 が存在します。 勝利条件の一覧は下記の通りです。 (旗は敵軍の国籍です) ノヴゴロド (Novgorod) 友軍救援 第18軍(友軍)の降伏を 10日間、防止する。 ヴィテブスク (Vitebsk) 撤退援護 第4軍(友軍)の兵器を25日以内に15以上、ヴィリニュス方面へ離脱させる。 ブリャンスク (Bryansk) 撤退援護 第337歩兵師団(友軍)の兵器を20日以内に10以上離脱させる。 タリン (Tallin) 友軍救援 第18軍(友軍)の降伏を 15日間、防止する。 オストロフ (Ostrov) 特になし (敵軍団全滅) 敵軍団を全て降伏させる。 また、第3打撃軍(敵軍)を27日以内に降伏させなければ敗北。 リーガ (Riga) 友軍救援 第16軍(友軍)の降伏を 40日間、防止する。 ヴィリニュス (Vilinus) 拠点死守 (敵軍団全滅) 敵軍団を全て降伏させる。 第1バルチック方面軍(敵軍)が20日以内に橋頭堡を2個占領すると敗北。 ミンスク (Minsk) 撤退援護 第4軍(友軍)の兵器を30日以内に3以上、バラノヴィチ方面へ離脱させる。 バラノヴィチ (Branovichi) 特になし (敵軍団全滅) 敵軍団を全て降伏させる。 また、第1白ロシア方面軍(敵軍)を30日以内に降伏させなければ敗北。 ピンスク (Pinsk) 撤退援護 第9軍(友軍)の兵器を25日以内に6以上離脱させる。 ブレスト (Brest) 撤退援護 第9軍(友軍)の兵器を30日以内に15以上離脱させる。 ケーニヒスベルク (Konigsberg) 友軍救援 第XXVIII軍団(友軍)の降伏を 10日間、防止する。 ワルシャワ (Warszawa) 特になし (敵軍団全滅) 敵軍団を全て降伏させる。 また、ワルシャワ蜂起軍(敵軍)を30日以内に降伏させなければ敗北。 各ステージは 「勝利条件」 を満たす事でクリアとなります。 (最後以外は離脱も必要です) 勝利条件が 「味方の降伏を10日間 防止する」 のステージでは、敵を全滅させたとしても、10ターンが経過しないとクリア出来ませんので注意して下さい。 「味方の撤退を援護」 の場合は、味方が早期に撤退を完了すれば、その時点でクリアする事が可能です。 「リーガ」のステージはなんと 40日間の防衛が条件なので、ここに来るとどうしても日数が多く経過してしまいます。 この点には注意して下さい。 「リトルサターン」からここに来た場合、リトルサターンが終了するのが(史実通りの年月日なら)1943年の前半で、この「バグラチオン」の開始が1944年の6月ですから、 一気に1年以上が経過することになります。 よって、ステージ開始直後に新兵器の開発報告が続々来るはずです! すでにドイツの主力戦車である「 ティーガー」や「 パンター」は、ブラウやリトルサターンの時に登場済みになっていると思いますが、戦車の王「 ティーガーII」や、1943年装備の歩兵部隊、新型の装甲車・駆逐戦車などが次々と正式化されます。 「 Me 410A ホルニッセ」も、まだ正式化されていなかったらここで登場するはず。 Bf 110C は全てホルニッセに昇格させてしまいましょう! また Bf 110C を廃絶できるため、いきなり初期生産にする事も出来ます。 強力な30mm対地機関砲を持つ「 Hs 129B」も初期生産に出来るため、1週目でここに来た人は、ソ連の重戦車に対抗するため多めに生産しておきましょう。 いよいよ登場、ケーニヒスティーガー! その強さは圧倒的! 重いのがタマに傷 シュトルモビクの対地機銃は強力 味方を守るためにも急いで倒そう! ソ連軍にも1年経過したおかげで新しい重戦車・駆逐戦車がどんどん出て来ます。 ソ連製の駆逐戦車 SU-85 や SU-122、さらに最強の支援戦車 ISU-152、そしてスターリン戦車こと「 IS-1」 と 「 IS-2」。 T-34 も 「 T-34-85」 が主力となります。 せっかくバグラチオンに来たのなら、高い性能を持つソ連戦車の鹵獲も狙ってみましょう! 空では 「 Il-2M シュトルモビク」 が初期生産となり、次々と飛んできます。 地上攻撃がかなり強力なので侮れません。 Il-2M シュトルモビクはあくまで地上攻撃機なので、戦闘機で攻撃すれば倒せますが、防御力が高くてカタいのでエースの戦闘機でも一撃で倒せない事が多いので要注意です。 ソ連の戦闘機はあまり強くはありませんが、「 La-5」 「 Yak-1」、レンドリースの 「 P-39 エアラコブラ」 といった戦闘機は総じて優先が 7 です。 同じ優先が 7 の「Me 410A ホルニッセ」で戦うと撃ち合いになってダメージは免れないので、ホルニッセを使う場合は優先を上げる改造をしてから飛ばすのをお勧めします。 一部のマップには優先 8 の「P-47 サンダーボルト」もいるので、見かけたら要注意。 ボーナスユニット(増援) : V号戦車 パンター(中戦車 Lv3) ロシア方面から、ドイツの北にある「バルト海」の沿岸地域への入口。 ここの東にあるソ連の重要都市「レニングラード」は、1944年1月にソ連の攻勢によって、ドイツの包囲から解放されていました。 以後、この地域では小競り合いが続きます。 史実の「バグラチオン作戦」では、この地域へのソ連の進撃が始まったのは、少し後の話です。 マップ北には味方の「第18軍」(水色)が守るナルヴァ戦線があり、ここを10日間守るのが勝利条件です。 でも第18軍は川を盾にして防衛線を築いているので、 ほっといてもまずやられません。 シュトルモビクだけ倒してあげれば、逆にソ連軍を迎撃してくれるでしょう。 自軍の前にはオレンジ色の「ヴォルコフ方面軍」が攻めてきますが、数がそれほど多くなく、航空機も多数出せるので楽勝です。 3つの開始地点の中では一番ラクなマップですね。 ちなみに・・・ ティーガーの戦いを描いた 宮崎駿 氏のマンガ「」の舞台は、このマップ左上付近のナルヴァ戦線の辺りです。 ボーナスユニット(増援) : 機関銃分隊1943(歩兵 Lv4) バグラチオン作戦の開始直後に、ソ連軍の大攻勢を受けた地域です。 史実では、ここを守るドイツ軍は完全に壊滅し、1個師団が丸ごと降伏することになりました。 ゲームではその防衛隊をプレイヤーが担当する事になり、しかも目の前にソ連の大部隊&首都があるという、絶体絶命の状況から始まりますが・・・ 実は楽勝です。 というのも、規模の大きい空港がたくさんあり、 開始直後に15部隊も航空機を出せるからです! 最初のステージなので1ターン目から全部隊出撃可能ですし、航空機15部隊に加えて地上部隊も出せるのでラクに守れます。 敵の数は多いですが、制空権さえ取れれば後は爆撃し放題ですし、重戦車も大暴れさせられますね。 ただ、敵が近いため、 2ターン目以降に首都が遷都してしまう可能性があります。 部隊は早いうちに出せるだけ出しておきましょう。 ボーナスユニット(増援) : V号戦車 パンター(中戦車 Lv3) ここもバグラチオン作戦の開始直後に、ソ連軍の大攻勢を受けた地域です。 兵力不足に加え、ドイツの総統「ヒトラー」の発する「死守命令」によって、部隊は退くことも出来ないままソ連軍に包囲され降伏することとなりました。 このステージでは水色の「第337歩兵師団」の撤退を援護するのですが・・・ この部隊、すぐ側にある「ヴィテブスク」の離脱地点からは離脱せず、 マップ左の「ミンスク」の離脱地点に向かおうとします。 ところが、水色の部隊とミンスクの間には川(プロニャ川)があるため・・・ 前面の赤の敵軍を撃破して、川にかかる橋を確保してあげないと離脱が進みません! と言うわけで、 見た目の割に大変なステージです。 ここは前面の赤(第2白ロシア方面軍)の部隊をすべて撃破するつもりで進軍していきましょう。 南の方は放置で構いませんが、航空接続拠点が敵に制圧されると離脱時に困るので注意して下さい。 青 水色 VS 赤 橙 まずは空港の規模が小さいので拡張し、制空権を確保しつつ、重戦車を出して赤の部隊を食い止めましょう。 川に新しく橋をかけて味方の脱出ルートを増やす手もありますが、手前のマスから道を繋げ、橋の上に工作車を置いて橋の耐久値も上げないといけないので、工作車は多めに出してください。 出来れば水色の首都の耐久値も工作車で増築し、生産力を上げてあげましょう。 (敵軍団全滅) 敗北条件 : 敵軍撃破、第3打撃軍(赤)を 27日以内に降伏させなければ敗北。 ボーナスユニット(増援) : Me 323D ギガント(輸送機 Lv2) 「バグラチオン作戦」によって東ヨーロッパの中央部を守っていたドイツ軍は崩壊、大都市「ミンスク」は陥落し、そのままワルシャワの近くまでソ連軍は進撃しました。 東ヨーロッパの中央部と南部での作戦がほぼ完了したソ連軍は、最後に北方のドイツ軍を包囲殲滅するため、北に向かって進撃を開始します。 しかし、ドイツ北方軍集団は他の戦線とは違い頑強に抵抗、ソ連軍も大きな被害を受けます。 このステージには勝利条件がないため、 敵軍団を全滅させなければなりません。 このステージに来たと言うことは「ノヴゴロド」「ヴィテブスク」は敵軍のはずなので、マップ全域を占領して行かなくてはならないため時間がかかります。 敵軍が多く、いきなり距離も近いため、まずは戦線を広げすぎないように、拠点を中心に守りに徹して戦いましょう。 平原が広がっていて防衛戦中心となるため、重戦車が大活躍します。 敵が多いのでロケット砲なども有用です。 攻勢に転じるときは進軍ルート上の橋の耐久度をチェックして、どの戦車がどの橋を渡れるのか確認しておきましょう。 青 VS 赤 灰 灰色の敵軍(第22軍)には空港が1つしかありませんから、さっさと塞いでしまいましょう。 他の敵軍も空港は多くありません。 空港を早めに塞ぎ、重戦車で進撃すれば、敵の全滅が勝利条件ではありますが、あまり苦戦することはないはずです。 ボーナスユニット(増援) : 38式駆逐戦車 ヘッツァー(駆逐戦車 Lv2) 「バグラチオン作戦」の第一目標、大都市「ミンスク」の攻防戦です。 ドイツ軍はミンスクの前面にある川「ベレジナ川」に防衛線を築きましたが、ソ連軍はドイツ軍の後方へ迂回し、「ボブルイスク」という都市の近郊でドイツ軍を完全に包囲。 この地を守るドイツ軍はそのまま降伏し、そして7月初頭、大都市ミンスクは陥落しました。 このステージは史実をくつがえすべく、包囲されている水色の友軍(第4軍)の部隊を脱出させなければなりません。 しかし、 友軍は完全包囲されていて絶体絶命! しかもこの友軍、マップ一番左から脱出しようとするので、 距離もかなりある上に、途中には赤の敵軍の首都まであります。 また、このステージに来たと言うことは「ヴィテブスク」「ブリャンスク」は敵軍であり、しかもこの両軍には最初から多数の部隊が配置されていますから、敵の数もかなり多いです。 ただ、幸い自軍の空港の規模が大きく、いきなり10部隊の航空機を出せますから、急いで空からの支援を行えば友軍の壊滅は防げるはずです。 青 水色 VS 赤 第4軍(水色)の南側にも橋がかかっていますが、第4軍は基本的にマップ画像の矢印のルートで離脱しようとするので、 中央部の赤の敵軍はほぼ殲滅しなくてはなりません。 赤の首都「ボブルイスク」とその周辺は占領する必要があるので、歩兵も向かわせてください。 また、強力な戦闘機「P-47 サンダーボルト」がいるので、攻撃時にはご注意を。 自軍の首都の近辺には、黄色の敵軍(ヴィテブスクから出て来る第33軍)が進軍してきます。 ブリャンスクから来る茶色の敵軍(第50軍)も来るので、そちらの方にも足止め部隊を向かわせておきましょう。 離脱させる友軍部隊は3つでいいので、友軍が壊滅する前に支援を行うことが出来れば、早期クリアも可能です。 ボーナスユニット(増援) : VI号戦車B型 ティーガー II(重戦車 Lv4) バルト三国の1つ「エストニア」の首都、タリンの攻防戦です。 エストニアは第二次世界大戦の開始直後にソ連に占領された国でした。 そのためソ連軍を撃退したドイツ軍を「解放軍」として迎え、ドイツとは友好的な関係となっていました。 しかし、バグラチオン作戦で中央部のドイツ軍が崩壊したため、この地域を守っていた北方のドイツ軍は退路を断たれ、孤立する危険に陥ります。 マップ南部にソ連の大部隊がいて、その前面に友軍がうす〜い防衛線を張っていますが・・・ こんなの、 1ターン目に崩壊します。 そのままでは友軍壊滅の危機なので、急いで救援に向かわなければならないのですが・・・ 開始直後、自軍の首都も大問題です! ノヴゴロドが敵の支配下だと首都の真横にすぐ敵部隊がいて、しかも自分の首都の上には友軍の対戦車砲が居座っていて邪魔! 部隊が出せません。 最初の敵のターンでこの友軍の対戦車砲がやられてくれなかった場合、ロードしてやり直した方がいいかもしれません・・・ 友軍の対戦車砲がいなくなれば普通に部隊が出せるので、首都周辺の敵を掃討して安全を確保しましょう。 青 水色 VS 赤 橙 空港の格納庫も最初は1つしかないので、安全が確保できたら急いで拡張です。 その後は 味方が壊滅する前に急いで水色(第18軍)の援護に走ります! 水色の生産首都の周辺の敵を撃破して、味方が生産をしてくれたら、部隊全滅による味方の降伏はなんとか防げます。 ノンビリしてると間に合わないので、早く救援に向かいましょう! このステージは味方の降伏を15日防ぐのが目的なので、敵を殲滅する必要はありません。 マップ右に「 エマユギ川」という川があって、敵の進攻を防ぐ壁になってくれるので、これを利用して防衛線を築き15日間粘っていれば OK です。 ただ、離脱先であるリーガの接続拠点が敵に制圧される危険があります。 離脱のため航空機を少し回して、航空接続拠点だけでも守っておいてください。 ボーナスユニット(増援) : Fw 190A(戦闘機 Lv3) ドイツ北方軍集団の最後の砦、「クールラント(クーアラント)」の防衛戦です。 クールラントとはこのステージのマップの左半分にある大きな半島で、ここはドイツ軍がソ連の猛攻を幾度も防ぎ続け、終戦近くまで守り続けた場所です。 そして、敗走する友軍部隊や、多くの難民、ソ連軍から逃げるドイツ寄りの市民達が、ここから船に乗り、西に向かって決死の脱出を続けて行ったのです。 クールラントはドイツが終戦近くまで守り続けた場所であるためか、なんと勝利条件が・・・ 「 40ターン味方を守る」です! イヤでも40日経過しないと終わらない、一番ターン数のかかるステージの1つです! でも幸い、友軍の「第16軍」は経験値の高いティーガーや複数のパンターを保持する、 強力な部隊です。 自軍の空港の規模と数も多く、航空機を出しやすいので、 割と簡単なステージと言えます。 平原が広がっているので戦車も使いやすいのですが、首都の近くの橋の耐久値が50なので、重量がそれ以下の戦車でないと川を渡れないので注意して下さい。 守るより、敵を全滅させてから、40ターンまでパスしまくった方が、時間的に早くクリアできるはずです。 青 水色 VS 赤 橙 ただ、注意点が1つだけ。 「タリン」が敵軍団の場合、港に巡洋艦「ペトロパブロフスク級」が格納されています。 こちらは船を出せないので、爆撃機で倒すしかありません。 放っておくと艦砲射撃で大きな被害を受ける可能性があるので、早めに撃沈しておきましょう。 (敵軍団全滅) 敗北条件 : 拠点死守、第1バルチック方面軍(赤)が20日以内に橋頭堡を2個占領すると敗北。 バグラチオン作戦によるソ連軍の快進撃は、当のソ連も予想していなかった程のものでした。 第一目標のミンスクを攻略したソ連軍はそのまま進軍を続け、7月中にヴィリニュスは陥落、7月下旬にはその後方の大都市カウナスまで迫ります。 ただ、あまりにも早い進軍が続いたため補給が追いつかなくなり、この辺りでソ連軍の進軍は一旦止まることになります。 このステージには自軍の「橋頭堡」という補給基地が4つあり、このうち 2つが占領されると敗北になってしまいます! しかも勝利条件がないので、勝利するにはマップ外から来る敵軍も含めて 敵を全滅させなければなりません。 橋頭堡の位置は右マップでは黄色の四角で表しています。 すでに敵が間近にいるので、始まったらありったけの部隊を生産&配置して敵の進攻を防ぎましょう。 占領されないよう歩兵を優先して倒してください。 平原が広がっているため、重戦車を使いやすいステージです。 ティーガーII などを出撃させれば突破されることはまずありません。 青 VS 赤 首都の数がかなり多いので、ある程度敵を倒したら歩兵を多めに出して占領を開始して下さい。 マップ内の敵軍の数は1つだけなので、首都の数の割には、敵の部隊は少なめです。 最初さえ切り抜ければ、マップ外からの敵軍が多くない限りそう苦戦はしないはずです。 (敵軍団全滅) 敗北条件 : 敵軍撃破、第1白ロシア方面軍(赤)を30日以内に降伏させなければ敗北。 ボーナスユニット(増援) : 170mm加農砲18型(牽引榴弾砲 Lv3) 大都市「ミンスク」を陥落させたソ連軍が、そのまま進撃してきた地方です。 ただ、急激すぎる進軍によりソ連軍は補給不足に陥り、ここでドイツ軍の迎撃を受ける事になります。 結果、この辺りでソ連の進軍は一旦止まることになりました。 多数の敵がいきなり近くにいるため、まずは守りを固めましょう。 空港で配置できる航空機は3つですが、敵航空機が多数飛来してくるため、 工作車で空港を拡張するのは安全が確保できてからにして下さい。 森の地形効果を活用しながら、戦車で敵の進軍を阻みましょう。 安全が確保できたら、まずは茶色の第2白ロシア方面軍から倒しに向かいます。 このステージは敵の首都が少なく、赤(第1白ロシア方面軍)の首都はたった1つしかありません。 よって、 首都のないマップ南の方の敵は無視して構いません。 茶色を倒してから、北から赤の首都の占領に向かいましょう。 青 VS 赤 橙 ただ、南のブレストやピンスク方面に離脱する場合、離脱拠点が敵に占領されると面倒なので、少し航空機を回して占領されないよう守ってあげましょう。 ボーナスユニット(増援) : Fw 190F(戦闘爆撃機 Lv3) 大都市ミンスクの南部には、「プリピャチ湿地帯」と呼ばれる湿原が広がっていました。 地面が泥沼になっているこの辺りは、戦車の進軍は不可能だと言われていましたが・・・ ソ連は工兵隊を使ってこの湿地帯に通路を建設、機甲師団を進軍させることに成功します。 このシナリオのロード画面の絵は、この時の模様のようですね。 こうしてソ連軍は手薄な南側からも軍勢を進め、ドイツは撤退を余儀なくされる事になります。 ここは かなり簡単なステージです。 敵の数が少ない上に、敵軍と友軍の間には川があり、しかも前面の敵部隊は歩兵ばかりです。 湿地帯を抜けてきた歩兵が先行している、という設定なのでしょうか? ここはむしろ、マップ内の敵よりも後方のミンスクから来る敵の方が邪魔になりやすいです。 ミンスクの接続拠点は早めに塞ぎに行きましょう。 ここは簡単にクリアできる方法があります。 ステージ開始時に 装甲車を生産し、近くの友軍の都市に格納して「供与」をすれば、友軍の離脱が早く進みます。 これをやれば数ターンで離脱が完了するので、後は自軍が脱出するだけですね。 青 水色 VS 赤 中央にある「ストリン」の町に部隊を置いて、敵の進攻を阻めば、さらに完璧です。 ボーナスユニット(増援) : Ar 243B ブリッツ(攻撃機 Lv3) 「バグラチオン作戦」によるソ連の快進撃でミンスクが陥落した事により、他の方面でもソ連軍が一斉に動き出しました。 南部にある「ウクライナ地方」でもソ連軍が進撃を開始、そして一部のウクライナ方面軍は北上を行いワルシャワ方面へと進んで、その前面にあるここ「ブレスト」を制圧します。 各地でソ連軍の反攻が始まり、もはやドイツの劣勢は決定的となっていました。 ここは 敵が先に動きます! 自軍と友軍が動くのは敵とマップ外からの軍団が動いた後なので注意して下さい。 開始直後、敵はマップ右下の狭い範囲にしかいませんが、先に動いて広い範囲に散らばります。 ここは 友軍に兵器を「供与」するのが有効です。 開始したら装甲車などを生産し、離脱地点近くの友軍都市に格納して供与してしまいましょう。 友軍は最大部隊数が少ないので上限に達していると供与できませんが、先に敵から動くので、敵のターンで友軍に被害が出ればその分だけ供与可能です。 また、橋などを戦車や航空機で塞ぎ、敵の進攻を阻みましょう。 赤の敵軍は空港が1つしかないので、ここも早く塞いでしまいたいところです。 青 水色 VS 赤 第9軍(水色)の首都が後ろに遷都してくれれば楽勝ですが、敵が少ないため第9軍は結構粘るので、普通に支援した方が離脱は早く進むと思います。 「東プロイセン」は戦争が始まる前からドイツの領土だった場所ですが、第一次世界大戦で西ドイツと東プロイセンの間の土地「ダンツィヒ回廊」がポーランドの領土になってしまったため、西ドイツとは離れた「飛び地」となっていました。 ソ連軍に捕まったドイツの住人は極寒の地「シベリア」に送られ強制労働させられてしまうため、多くの市民がここケーニヒスベルクから輸送船に乗り、西へと脱出して行きました。 脱出口を守るため、ドイツ軍はケーニヒスベルクを終戦前の1945年4月まで、必死で守り続けることとなります。 ここはかなり変わったステージです。 まず、 市街地内部はなんと自軍の支配下! いつもとは逆に、市街地から外に向かって部隊を出撃させることが出来ます。 また、自軍の最初の首都のすぐ近くに敵がいる上に、このステージは先に敵から動くので、自軍の首都は敵に制圧され、 いきなり後方の都市「ニッデン」に遷都してしまいます! なので、最初は足止め用の部隊だけ配置して下さい。 幸い、遷都した方がプレイしやすいので、最初の首都が制圧されてしまうこと自体は問題ありません。 このステージは味方の降伏を防ぐことが目的ですが、前述した遷都が行われるため、 実質的に自軍が行動できるのは2ターン目からです。 友軍は最初から敵に包囲されていて絶体絶命! 最初のターンで壊滅します! 急いで航空機で支援しなければそのまま首都を占領されてしまいますが、支援が出来る3ターン目に雨が降っていると、おそらくクリア不可能です。 その時は最初からやり直す(もしくは天候をOFFにする)しかありませんね・・・ 3ターン目に天候がよく、支援が間に合ったら、敵の歩兵部隊を倒せば首都占領による降伏は防げます。 友軍の首都周辺はまだ敵に制圧されたままだと思いますが、 港には脱出用(?)の輸送船があります。 これが出港してくれれば、部隊全滅による降伏もなくなるので、とりあえず一段落です。 その後は航空機を友軍の首都の上に置いて守りましょう。 また、市街地のケーニヒスベルク周辺にも敵部隊が迫ってきます。 この近くには空港があって押さえられると航空機が出せなくなりますが、航空機は友軍の支援に向かわせないといけないので、市街地から戦車を出撃させてこの敵を足止めしましょう。 民間人脱出用らしき輸送船があり、 これが出港できればクリアの目処が立つ。 妙にリアルです。 敗北条件 : 敵軍撃破、ワルシャワ蜂起軍(紫)を30日以内に降伏させなければ敗北。 第二次世界大戦の開戦直後にドイツによって占領されたポーランドの首都「ワルシャワ」では、ドイツに対する抵抗運動が続いていました。 そのためソ連軍がワルシャワに近づくと、ワルシャワ市民は一斉に武器を取り、再び独立するためにレジスタンス(抵抗者)となって立ち上がります! しかしソ連軍はそこで突然、進軍を停止してしまいます。 ポーランドの抵抗運動はイギリスが支援していたため、そのままレジスタンスがワルシャワを占領してイギリス・資本主義陣営の影響力が強くなる事を嫌ったソ連は、進軍を止めてしまったのです。 その結果、ワルシャワのレジスタンスは見殺しにされる事となり、ワルシャワがソ連に占領されたのはレジスタンスが全滅した後でした・・・ さて、史実では進軍を止めたソ連軍ですが、このゲームでは普通に進んできます。 しかもこのステージは 敵から先に動くので、いきなり首都周辺に敵がやってきます! まずは自軍の安全の確保を優先しましょう。 また、 2ターン目に首都が「ラドム」から「キルツェ」に遷都してしまう可能性があります。 キルツェが首都になると周辺に空港がありません! ですので 遷都前に、出来るだけ航空機を出撃させてください! このステージの後半は市街地戦となるので、そんなに多くの航空機は必要ありませんが、足りない場合は首都から5マス以内に工作車で空港を新設すれば、そこから航空機を出せるようになります。 一応史実を反映しているのか、ソ連軍の数は多くありません。 それほど苦戦はしないと思いますが、橋を渡る必要があるので、戦車の重量には注意して下さい。 また、ブレスト(黄色)の空港(航空接続拠点)は1ターン目で塞ぐことが出来ますが、ここは 道が繋がっていないので、占領するには工作車で手前の大河に橋をかけなければなりません。 他の敵を全て片付けた後、爆撃しまくって「部隊全滅」で降伏させてもいいのですが、橋を架けた方が早いと思いますので覚えておきましょう。 マップ上の敵を掃討できる目処が立ったら、いよいよワルシャワ市街地へ突入します。 航空機は必要なくなるので全て帰投させ、他の部隊に入れ替えましょう。 市街地にはワルシャワ蜂起軍のレジスタンス(歩兵)が多数いて、市街地内にある友軍の首都「旧王宮」に殺到します! 友軍の首都にはパンターなどの兵器が格納されているのですが、これらは全て ワルシャワ蜂起軍に鹵獲されてしまうので、敵の兵器となります。 よって、こちらも相応の兵器で市街地に突入しましょう。 蜂起軍は大半が歩兵なので、強い相手ではありません。 ただ、数が多くて地形も入り組んでいます。 ロケット砲などがあると便利ですね。 補給場所がないため補給車もあった方がいいでしょう。 旧王宮に殺到するワルシャワ蜂起民! しかしソ連の援護はなく・・・ ケーニヒスベルク、またはワルシャワをクリアすれば、この戦線は終了です。 クリア後は、 早期クリアならアメリカやイギリスを相手に西部戦線で戦う「 ヴァハト・アム・ライン」へと進みます。 遅めのクリアなら、ドイツ防衛の最終シナリオ「 クラウゼヴィッツ」へと進みます。 また、途中で 引き分けになった場合、 史実エンディングとなるようです。 (75ターン以下でクリアした場合、ヴァハト・アム・ラインへと進みました。 また、95ターンのクリアでもヴァハト・アム・ラインへ進んだとの報告を頂いています。 135ターンでのクリアの場合はクラウゼヴィッツへと進んだそうです) *シナリオの分岐ターン情報は 樟葉 さん、法華狼 さんに頂きました。

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バグラチオン作戦

バグラチオン 作戦

軍事オタクにとっていちいち解説するまでもないが作戦というのは中に行われた軍のドイツへの大反撃作戦である。 この作戦によりは領土内のドイツ軍勢力を一掃すること成功しの勝利へと繋がった。 この作戦は犠牲者、作戦規模ともに世界史最大の陸戦という声も少なくない。 そして自分はあらゆるWW2の作戦や戦いでこの作戦が一番好きなのである。 序盤ドイツ軍のにさんざん苦しめられ残虐行為をされたがいよいよ逆転しドイツ国内へ大勢力を率いて侵入していく。 この大正義感はノルマンディー作戦並みのロマンがある。 いわば版のノルマンディー作戦が作戦である。 散々苦しみを味わった軍が大勢力を率いて遂に反撃の進行にうって出る。 この時の兵士達の感情は筆舌に尽くしがたいであろう。 東欧やロシアの敷地内が地獄に変えられ当然身内の被害者もいる。 その状況でやっとドイツ人をスラブの地から一掃し今度は自分達がかつて苦しめられたによってドイツ軍を打ちのめす。 版のとして大事に世界大戦 における陸戦の極致とも言われている。 このとき人はボロボロになって炎上した戦車や戦車、憎しみの4号戦車に何を思ったであろう。 それは軍にとっても楽な作戦ではなかっ た。 まさに地獄、地獄そのものがドイツ軍とを襲った。 世界史最大の陸戦といってもいい作戦はまさに地獄そのものだった。 はまさにドイツ軍に侵略され長い間苦汁を味わってきた。 そんな軍にとってようやくめぐってきたドイツ軍を出だすチャンスとなる最大の作戦。 実際欧米でもノルマンディーばかり評価されているがの規模や重要性はそれを上回 る。 西のノルマンディー、東のといっても過言ではない。 はノルマンディーに比べて圧倒的に過小評価されてるのである。 大軍団軍が大量の戦車や戦闘機と共に反撃していく、ベルリンへとどんどん迫っていく。 こういうのは凄く浪漫がある。 現代における悪の帝国の首都にめがけて進行していくというモデルはまさにドイツのベルリンが原型かもしれない。 当時の軍人たちはどのような思いでベルリンに向かって行ったであろうか。 要悪反撃のチャンスが来た、耐え忍んで耐え忍んで。 しかしながら相変わらずドイツ軍は強い、簡単な相手ではない。 この陸戦でも軍に大量の犠牲者が出ている。 逆にドイツ軍サイドの立場としても自分たちが負けに追い込まれてついに本土に信仰されそうになるという恐怖があったに違いない。 ここで負けたら本土が蹂躙される、そう自分たちがでやってきたことと同じように。 ドイツ軍人たちはそれをよくわかっていた。 今度は自分たちがしたことと同じことをされる。 軍人にとってはまさに復讐のチャンス。 大群を率いてベルリンめがけて次々と進行していく、ロシアや東欧の大地を驀進していく戦車や戦闘機を想像すると自ずと浪漫や憧憬が沸いてくる。 それが歴史上最大の陸戦ともなればなおさらだ。 もう今のご時世そのような巨大な陸戦は起きえないだろう、や戦車大隊が戦闘機と共に広大な大地を進軍していき相手の巨大陸上戦力とぶつかり合うことはもはや今後起こり得ない。 そして起きるべきでもないであろう。 とはいわば最後の巨大な戦争だった、いや最後にしなければならない。 陸戦の歴史史上最も巨大な作戦であり多大な犠牲者を生み出した。 しかしそれはにとってまさに夜明けのような作戦だった。 これからも陸戦の歴史、の歴史において作戦は語り継がれるであろう。 elken.

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バグラチオン作戦① ~作戦前の状況~ : 中央軍集団

バグラチオン 作戦

非常に運良くいけば、もしかしたら前線145キロ後方のべレジナ川のラインという事も。 戦史家リデル・ハート著書の「第二次世界大戦」の中に・・ブッシュとその幕僚が、べレジナ川までの後退を望み、適時そこまで後退できれば、ソ連の攻勢の調子を狂わせる事ができるはずであった。 というような事が記述されています。 実際に当時、指揮していたブッシュとその幕僚がべレジナ川までの後退を望んだのだから、そこにある程度の展望があったのではないかと思います。 ただ、私個人の意見としてはべレジナ川でも厳しいのではないかと・・・ もともと南部にソ連軍の攻勢がくると予想されていた事から、中央軍集団は兵力を引き抜かれ34個師団に弱体化していましたし、そのうち装甲師団はわずか1個師団。 予備兵力も少数。 そのうえ、航空兵力も他戦線に送られ、戦闘機はわずかしかなくたったの40機。 だから実際にソ連の攻勢が始まると、制空権は握られ空からの攻撃でドイツ軍は大損害を被っています。 また、パルチザンによるドイツ軍後方への攻撃も見逃せません。 攻勢開始前にパルチザンの大規模な破壊工作が行われ、1万5千ヶ所で爆破工作があり、鉄道は破壊され補給線を乱され電話線も千ヶ所以上で切断されています。 制空権と後方の破壊活動の大きな被害はヒトラーの口出しとは関係なく被ります。 これはかなりの痛手です。 まあ、それでも中央軍集団がヒトラーの計画した固定防御戦略を採らず、最初から機動防御戦を行っていたら、史実よりは良い結果が出ただろうとは思います。 A ベストアンサー 兵器の優秀さというのは、1対1で強いかとかカタログデータで決まるものではないのですね。 別に兵器に限った話ではないのですけれど。 1対1で単純に強いといったらドイツのタイガー2(キングタイガー)だったと思いますが、じゃあキングタイガーは無敵で前線の兵士から歓迎されたかというと、前線の兵士の評判はあまりよろしくないのですね。 なぜかというと、これはまあドイツ軍重戦車の宿命でもあるのですが故障しやすくて部品ひとつひとつがやたらと重い。 つまり整備が大変だったからです。 1対1で強い戦車があれば戦争に勝つかというとそうでもないのです。 例えば1940年のフランス電撃戦のとき、ドイツ軍の持つ戦車は3号戦車と4号戦車(前期型)が中心で、武器としては機関銃しか持っていない2号戦車の数もまだまだありました。 一方のフランス軍にはシャールB1という重戦車があり、イギリス軍にもマチルダ2という戦車がありました。 カタログスペックだけ見たら、B1戦車もマチルダ2も3号戦車や4号戦車より優れているのです。 しかも、その数はドイツ軍に比べると英仏連合軍のほうが多くの戦車を持っていたのです。 しかし、戦争にはドイツ軍が勝ちました。 その勝因は、戦車を集中して運用したからです。 プロ野球でも、ものすごい4番バッターがいたら優勝するかというとそうではないですよね。 チームとしての全体のバランスが重要です。 サッカーもそう。 軍隊(戦争)もそうなんです。 第二次大戦のときのアメリカ軍の主力戦車はM4シャーマンです。 カタログスペックだけ見ると、ドイツ軍の4号戦車よりちょっと優れている程度です。 だからドイツ軍のタイガーやらパンターやらには直接対決では勝てなかった。 でも、アメリカ軍はそれでよかったのです。 アメリカ軍にとってM4戦車は歩兵支援用です。 だから、それ用のための性能を重視しました。 そして、ドイツ軍の強力な戦車には、航空機などの戦車の苦手な手段で当たればいいと考えていたのです。 これぞアメリカ人の超合理主義。 「戦車の相手は戦車がしなきゃいけないと誰が決めたのだ」というわけです。 戦車というのはですね、基本的に消耗品なのです。 いくら優れた戦車でも1両だけじゃどうしようもない。 それなら平凡な性能の戦車が10両あったほうがいいのです。 これが基本的に理解できなかったのが日本軍。 理解できなかったというか、受け入れられなかったというべきでしょうかね。 基本的に貧乏な日本軍では、お金のかかる戦車を大量に用意して消費しながら戦うなんて贅沢な戦い方はやりたくてもできなかったのです。 日本軍悲劇の戦車チハタンこと九七式中戦車は、カタログスペックだけを見ると同時代の戦車、例えばドイツの3号戦車初期型とほぼ同等の性能を持っています。 3号戦車初期型が37ミリ砲を搭載していたのに対して、チハタンは57ミリ砲を搭載していたので、カタログ上は上です。 しかしこの、「カタログ上は」ってのがネックで、実はチハタンの57ミリ砲、初速が遅くて徹甲弾の性能が低かったので対戦車砲としては使い物にならなかったのです。 これは日本工業力の限界。 そしてなによりエンジンの性能が低かった。 3号戦車が300馬力のエンジンを持っていたのに対してたった170馬力しかなかった。 だから、改良を加えたくても性能に余裕がなかったのです。 日本軍は戦車の開発に関心がなかったわけではないです。 ただ中国軍にはほとんど戦車はなかったし、アメリカ軍も第二次大戦前にはほとんど戦車を持っていませんでした。 しかしソ連軍は戦車を大量に持っていたので、ソ連軍への対抗上戦車への関心は持っていました。 しかし、ソ連軍が戦車を「大量に動員する」という戦い方をしてきたノモンハン事変を目の当たりにして、「あんな戦い方は(貧乏で戦車を揃えられない日本には)とてもムリ」となったのです。 戦車は戦車単独で存在しているわけじゃなくて、修理をする整備兵や、補給をするトラックなども必要ですよね。 ところが当時の日本人にはそもそも車の運転ができる人がいなかった。 自動車運転は「特殊技能」扱いです。 ましてやそれの整備ができる人となるともっといない。 だから運用にも限界があるのです。 国に車が行き渡っていて、当然自動車修理工がいっぱいいたアメリカとの違いです。 兵器の優秀さというのは、1対1で強いかとかカタログデータで決まるものではないのですね。 別に兵器に限った話ではないのですけれど。 1対1で単純に強いといったらドイツのタイガー2(キングタイガー)だったと思いますが、じゃあキングタイガーは無敵で前線の兵士から歓迎されたかというと、前線の兵士の評判はあまりよろしくないのですね。 なぜかというと、これはまあドイツ軍重戦車の宿命でもあるのですが故障しやすくて部品ひとつひとつがやたらと重い。 つまり整備が大変だったからです。 1対1で強い戦車があ...

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