「長い間、昔なじみの人に会って、どうにかして世の中で見聞きしたことを話し合いたい、 このただ今の入道殿下の御有様をも申し合はせ ばやと思ふに、 あはれに嬉しくも会ひ 申し たる かな。 おぼしきこと言は ぬは、 げに ぞ腹ふくるる心地 し ける。
「名詞+す(サ変動詞)」で一つのサ変動詞になったもの。
-izeで終わると動詞になる realizeとかhospitalizeとか、-izeがつくと動詞になります。
. こそ=強調の係助詞、結びは已然形となる。
おこなひ、動作、しわざ、仕事。
ク活用連用形 というところは分かったのですが、をしての部分はどこで区切れば良いか分かりません。
. 嫌だ、見苦しい。
でも全部がそうなるわけではないので要注意! kindly eyeなんてすれば、kindlyは形容詞で「思いやりのある」という意味です。
ぬしはその御時の 母 はは 后 きさき の 宮 みや の御方の召し使ひ、 高 こう 名 みょう の 大 おお 宅 やけの 世 よ 継 つぎ と ぞ言ひ 侍り し かな。 視覚的なこと(見たこと)を根拠にする推定の助動詞である。
14「せ」と「おはしまし」が尊敬になることはわかるのですが、「思し召し」も尊敬になるって考えると3つ出来てしまって混乱しています。 漢詩文の舟、音楽の舟、和歌の舟とお分けになって、 その道に たへ たる人々を乗せ させ 給ひ しに、この大納言の 参り 給へ るを、 たへ=ハ行下二段動詞「堪ふ・耐ふ・勝ふ(たふ)」の連用形、能力がある、優れている。
先頃、雲林院の菩提講に参詣しましたところ、 例 の人よりは こよなう年老い、 うたてげなる 翁 おきな 二人、 嫗 おうな と行き会ひて、 同じ所に 居 ぬ めり。
思ふ=ハ行四段動詞「思ふ」の連体形。
係助詞「か」を受けて連体形となっている。
そこでどういう順番で勉強を進めていったらいいんだろう?と迷ってしまうかもしれません。
おっしゃる。
活用表から判断すると「同じ」は終止形のはずだが、例外として連体形として扱う。
入道殿からの敬意。
係り結び。 侍り=ラ変動詞「侍り(はべり)」の連用形、「あり・居り」の丁寧語。
動作の主体である大納言を敬っている。
べかり=適当の助動詞「べし」の連用形、接続は終止形(ラ変なら連体形)。
む=意志の助動詞「む」の終止形、接続は未然形。
係り結び。 なんにせよ、「wi-fi」という言葉で長ったらしい考え方をコンパクトに使いやすく新しい単語にしたんですね。
べき=可能の助動詞「べし」の連体形、接続は終止形(ラ変なら連体形)。
けめ=過去推量の助動詞「けむ」の已然形、接続は連用形。
単語は知っていれば知っているほど、役に立ちます。
されば 、ぬしの御年は、己には こよなく まさり 給へ ら む かし。 みづからが小童 にてあり し時、ぬしは二十五、六 ばかりの男 にて こそは いませ しか。 侍り=補助動詞ラ変「侍り(はべり)」の連用形、丁寧語。
7「断定・存在」の助動詞「なり」は接続が体言・連体形なため、こちらにも注意が必要である。
興味のある方は以下で説明をしているので、ご覧ください。
作者からの敬意。
給ひ=補助動詞ハ行四段「給ふ」の連用形、尊敬語。
ぞ=強調の係助詞 仰せ=サ行下二段動詞「仰す(おほす)」の未然形。
もう一つの「に」も同じ。 あはれなることは、おりおはしましける夜は、藤壺 ふぢつぼの上 うへの御局 みつぼねの小戸 こどより出 いでさせ給ひけるに、有明 ありあけの月のいみじく明かかりければ、 しみじみとお気の毒に思われますことは、ご退位なさった夜、藤壺の上の御局の小戸からお出ましになったところ、有明の月がたいそう明るかったので、 「顕証 けんしようにこそありけれ。
し=過去の助動詞「き」の連体形、接続は連用形 きむぢ=代名詞、おまえ、きみ。
係り結び。
一事の優るる だにあるに、 かくいづれの道も抜け出で 給ひ けむは、いにしへも 侍ら ぬこと なり。