大地を踏むような写真展 『夢の続き DREAM BLUE』 2021年3月20日から4月4日には、渋谷パルコ4階にあるPARCO MUSEUM TOKYOにて同タイトルの写真展も開催された。
18無計画でいい。
捨てられてしまうようなものをこんな綺麗な形で生まれ変わせられるんだよと伝えることや見せること、その姿勢がすごく大事だと思っているので、ちょっとずつですけどチャレンジしてます。
水原希子は、今、彼女が一番信頼する写真家茂木モニカと大自然を舞台に撮影を行った。
水原「それは大前提としてあって、撮っている時にそういう意識はしてないですね。
太陽を追いかけ、月の光を浴びて、 PR. 写真家・茂木モニカ撮影の水原希子の写真集『夢の続き DREAM BLUE』。 丸裸の心を曝け出し、本質的に理解しあい、信頼できる関係性こそ理想だ。
20でも私のキャリアの中でこの写真が一番好きで、本当の自分と本当の希子を写し出せたものだから世界に見せたいなとはずっと思ってました。
アメリカを舞台にロードムービーのような風景や大自然のなかで、生まれたままの姿で自由に心と、身体を解放している水原の姿が写し出されている。
ひとりの人間として、女性として、表現者・水原希子を超えた、嘘偽りのないありのままの姿。
そういう写真が好きだし、そういう写真を撮る人は希少で、しかもその中で被写体の一番いい部分を引き出すというすごい特殊能力を持ってる人」 茂木「この撮影は奇跡的な瞬間が多かったね。
本作は、4年前に、水原の友人で最も信頼を寄せる写真家・茂木モニカと出かけた撮影旅行を収録。 大きくプリントされた写真を眺めながら、彼女たちの旅を感じていく。 壮大な景色が大切なメッセージを運んでくれているようで、どこか二人だけ(厳密にはクリスティン含む3人)の世界で完結しているところが、何とも彼女たちらしい。
旅をした時に私は24歳、希子は26歳で、それぞれにプライベートでの人生もエモーショナルな頃だったからすごく特別な思い出で、それを切り取った写真を見直しながら追体験してたんです」 ——写真を選ぶ際のポイントは? 水原「モニカがこだわったのは陽だよね」 茂木「うん、サンライズとサンセットの流れ。
すごく貴重な体験でした。
水原希子、初の写真集・展覧会では水原は、友人であり、彼女が最も信頼を寄せる写真家の一人である茂木氏と、4年前に撮影旅行にでかけた。
いつどうやって出そうとかちゃんと考えてなかったんですけど、コロナになって、やっぱり自分たちがやりたいことを頑張ろうと思って、それがきっかけとなって3ヶ月で作り上げました」 水原希子(以下、水原)「この旅は自然の中に解放されに行こうというのが一番の目的で、写真を撮ることが目的ではなかったんですよね。
また、3月20日(土)からは同名写真展「夢の続き DREAM BLUE」が渋谷・PARCO MUSEUM TOKYOで開催。 前回のPOP UPで、妹が古着の服を使ってぬいぐるみやクッション作ったものが好評で即完売したので、今回も妹が古着からぬいぐるみを作ってます。
いまは子ども用の古着を解体してバッグを作ったり、回収されてきた衣類ゴミからの再生繊維を使ってニットのカーディガンやバッグ、帽子などを作っています。
私はシエラ・ネバダに何回か行ったことがあって、すごく好きな場所だったので、どうしてもそこに希子を連れて行きたくて、共通の友人のクリスティンと3人で行きました。
アメリカを舞台に撮影されたその写真には、まるでロードムービーを切り取ったかのような風景や大自然、そして、生まれたままの姿で自由に身体と心を解放している水原の姿があった。
そして、せっかくならこの美しい写真は写真集として出版したいなと思って、昨年の12月くらいに希子と2人で、ハードディスクに残っていた写真を見ながらいろいろと話しました。 ——今回の作品群はシエラネバダ山脈をロードトリップした際に撮られたものだそうですが、 4年前に撮られた写真をいま出そうと思ったのはなぜだったんでしょう? 茂木モニカ(以下、茂木)「この写真を撮ったときには本を作るということは考えていなくて、ただ希子と私とデザイナーのクリスティンの3人でロードトリップに出て、プランもなく自然に撮っていたんです。
お二人の信頼関係が築かれたのはどういうところからだったんでしょうか。 ロードトリップしていた3日間は太陽を追っていたような感じでした」 水原「写真集の最初は陽が昇っていってサンライズになって、そこから陽が落ちていくようなレイアウトになっています。
30分くらいの運転で砂漠から雪になるという、斜めにランドスケープが起こってるようなすごく不思議な場所でした。
言葉ではあまり定義できない、どこか繋がってるようなすごく不思議な関係なんです。
それで今年の1月に希子とどこの出版社がいいか考えて、自由にできそうなパルコ出版に2人でアプローチしました。
雑誌や広告の撮影とは違って、スタイリストもヘアメイクもいなかったんですが、私はそういったパーソナルな撮影のほうがうまくいくんですよね。 写真家茂木モニカが捉えたありのままの水原希子。
水原は、4月から配信となったNetflix映画『彼女』に、ロックバンド・ゲスの極み乙女。
また場内では、風や水など、自然の音が微かに流されていた。
もう一つ、クリスティンが『太陽に向かって脚を開くと太陽のエネルギーを吸収できてすごくいいらしいからやろう』って言い出して、その後に撮ったのがブルーのピクニックブランケットの上で寝転んでる写真(笑)。
行ってみたら、すごく景色がキレイで、たまたまその時期は人が誰もいなくて。 他の人を撮影するとちょっと抑制してるのを感じることもあるけど、希子は自分の本当の顔を見せるのを怖がってないから、フォトグラファーとしてはすごく楽しい。
3のドラマーであり、女優としても活躍するさとうほなみとダブル主演。 水原は、4月から配信となったNetflix映画『彼女』に、ロックバンド・ゲスの極み乙女。
砂の香りや水の冷たさまでもが伝わってくる展示だった。
雑誌『AERA』のインタビューでは、アメリカでオーディションを受けるなかで言語の壁や文化の違いに戸惑い、「アジア人」というカテゴリーを求められるような息苦しさがあったと振り返っている。
もう一度やるとなっても同じような写真は撮れないですね。