現在の主人 本谷達弥は、多吉から数えて5代目。 戦後、生活様式の変化にあわせるように「山の尾」は、「金沢山乃尾」として生まれ変わりました。
12加賀百万石と称される芳醇なこの土地には、江戸の武家文化に、茶の湯、陶芸などの華やかな文化が交わり雅やかでありながら武の心を秘めた独特の世界感が生まれ、金沢の魅力となっています。 多吉のもてなしを目当てに、益田鈍翁をはじめ、東京、京都、大阪から、茶人、数寄者、美食家が足繁く訪れたといいます。
また「器は料理の着物」とも。
眼下に東茶屋街を臨む、閑静な地。
時は移り、名が改まっても、創業以来の「一客一亭」のおもてなしの精神は、今も脈々と受け継がれています。
セットメニュー おやきセット(野沢菜・茄子・南瓜) ・おやき一個セット おやき1個・ミニ天ぷら・小盛そば 1,380円 ・おやき二個セット(おやき2個・ミニ天ぷら・小盛そば) 1,580円 巴 ともえ 御膳 十五食限定 ・つけそば3種(おろし・とろろ・くるみ) ミニ天ぷら、茶碗蒸し 1,530円 やまの葉御膳 (前日までに要予約) ・おばんざい二種 丼物【小】(ねぎとろ丼 or 天丼) そば(もりそば or かけそば) それぞれお選び下さい。
3旨いものは素朴に、豪快に。
「茶を身の飾りとせず、商売とせず」と魯山人が評したよう、型にとらわれない真心からのおもてなしが、山の尾の信条でした。
食材への心を配りや、器に対するこだわりは、「星岡茶寮」にも受け継がれたほど。
庭を愛でながら料理に舌鼓を打つ、加賀の料亭旅館ならではの趣向もお楽しみください。
かつて加賀の美味ともてなしに傾倒し、山乃尾を度々訪れた魯山人は料理について「持ち味を生かせ」と語ります。
5金沢には今も昔も美食家たちを唸らせる食材と文化があります。
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初代主人 太田多吉は、魯山人をして「北陸一等の名物男、金沢の国賓、茶会の偉材」といわしめた数寄者。
魯山人の語る料理の心髄は、ここ山乃尾に受け継がれ北陸の恵まれた食材を、季節ごとの滋味に富んだ料理に仕上げ、丹精込めて御用意いたします。
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