これがクーデター事件の顛末だった、というわけだ。
金融庁は調査やその後の対応について報告を求めており、内部管理体制が適切だったか問われそうだ〉とした。
数千人から数万人単位の営業職員を管理する難しさは、ビジネスモデルに違いがない以上、変わりはないからだ。
住人は、山口銀の元頭取で現在は「特別社友」の田中耕三氏(94歳)だ。
詐取事件の全容が解明されると、第一生命だけにとどまらず、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行を傘下にもつ山口フィナンシャルグループ(FG)に飛び火すると取り沙汰されている。 10年以上前から今年4月末までに、少なくとも顧客21人から19億円を不正に詐取。 第一生命の金融詐取事件は山口県にとどまらない。
1ただ、過去の膿はすべて出しきる一方で、新たな不正事案を二度と発生させないという強い決意で経営陣、社員一同が気持ちを新たにしている。 19億円詐取事件は、山口銀行にも飛び火するのか 山口銀行のクーデター事件から16年あまり。
これを見ていきましょう。
事務部門でも50代の元職員が5人の顧客から5230万円を詐取していた。
同社によると、元職員は山口県を拠点に50年以上保険販売に携わってきた。
(了) 【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】. Net I・B Newsで連載中の第一生命保険西日本マーケット統括部徳山分室(山口県周南市)を舞台にした架空金融詐欺事件では、当時80代の女性元営業社員(特別調査役)の正下文子被疑者が、架空の金融取引を顧客にもちかけて不正に資金を集めていた。
489歳の元女性社員が「特別調査役」という地位にあったため、社内の関係部署に「穏便に収めたい」「あまり関わりたくない」との意識があったとも指摘した。
同社は特別調査役を7月3日に懲戒解雇し、山口県警周南署に詐欺容疑で刑事告発していた。
女性は母親の死亡保険金5千万円を託したが、社内調査で詐取を知ったとする〉 〈第一生命によると、元外交員は特に優れた営業職員として「上席特別参与」の地位を与えられていた。
さらにいえば下記の通り、正下が顧客に差し入れた借用証書に正下の実の娘である吉田美智子(第一生命・神戸総合支社)が保証人として記入されている。
・この頭取交代劇を裏で動いたのは、田中相談役と第一生命の正下だったのだ。 第一生命の金銭詐取事件のように、高齢の営業職員の定年制度や認知判断能力についても尋ねている。
13そのAさんが「Mがカネを返してくれない」と、山口支社に相談を持ちかけたことが、本件が表面化した直接のきっかけでした。
当時、登場人物たちの本名を併記したメモまで出回り、「労組上がりの取締役はアイツだ」とか、小説の細かなディテールをめぐって盛り上がったという。
もしわれわれが把握していないものがあれば、できるだけ早く表に出して解決したい」と語った。
元営業職員の名前は公表されていないが、地元では「女帝、ついにお縄か」と話題になっているという。
クーデター事件の後日談 頭取解任のクーデターは、すでに取締役を退いていた田中耕三相談役が主導したことから、金融庁や日本銀行が「ガバナンス上、問題がある」と激怒したと伝わっている。
9このような状況で銀行から第一生命への顧客の紹介が行われていました。 彼女は「雲の上の存在」です. 金融庁は第一生命に全容の解明を求め、保険業法に基づく報告徴求命令を10月12日までに出した。
今回は、山口フィナンシャルグループに極めて近かった関係者Aに取材した。
89歳の元職員は「特別調査役」の地位を与えられ、解雇される今年7月まで勤めていた。
それほど、彼女の上げる挙績が第一生命の中で突出していたのです。
むしろ、山口銀行としては第一生命とは距離を取っておきたいですよ…。 北九州には地元の銀行がなく北九州支店の廃止論が出ていた。 元職員への優遇ぶりは際立つ。
9〈第一生命はこれまで、被害客から6月に連絡を受けて調査を始めたと説明。
当時、金融界を騒然とさせた事件だ。
第一生命は詐取された一部を被害者に立て替え払いしたと説明している。
山口県の事案と合わせると被害者は60人、被害総額は20億7690万円に達した。
情報提供というよりも実質的には営業活動であり、今回の事件の資産家の方は銀行からの紹介ではないでしょうか。 同社側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。
12<むすび> 第一生命の金融詐欺事件は02年6月に田原頭取が再任され、第一生命の正下との縁を断ち切っていれば、多くの被害者を出すことはなかったと思われる。 元営業職員の名前は公表されていないが、地元では「女帝、ついにお縄か」と話題になっているという。
甲羅万蔵は課長、次長と十数年にわたり総務部に在籍し、組合対策の責任者として組合幹部の懐柔に余念がなかった。
関係者の証言からは元外交員が地元政財界の有力者とのコネを誇示し富裕層に食い込んだ経緯が浮かぶ。
労働組合出身者を取締役に引き立て一大勢力を築いた。