ここだけでたくさんの写真を撮った。 最短1cmの距離でも陰を消して明るく撮ることができるし、平らな被写体であればカメラを被せるようにして撮ることも可能だ。 カメルーンで(海野和男撮影) こうした擬態の事例をコレクション的に撮って、こうした現象がどうやって生まれてきたのかということを考えるのが楽しく、種を超えた一つの行動の共通性などを発見したと思うことが楽しい。
19そうしたら、それなりに面白いものが撮れるんじゃないかと考えて、そうすることに決めたんです。
日本自然科学写真協会会長、小中学生のための生きものの写真コンテスト「生きもの写真リトルリーグ」実行委員長。
5秒前から約5コマを記録する仕様。
最初ダラスの近郊に行ったのですが、すぐに撮れると思っていた3種類が全然撮れなくて、もうえらい目に遭いました(笑)。
年間約100日を海外で100日以上を国内での撮影やに費やしている。 いっぽう、屋内での静物撮影など、動かない小さな被写体を接写で大きく撮りたい場合については、枚数が少ないと被写体の隅々までピントが合わないことがある。 TG-5とTG-6のプロキャプチャーモードは、シャッターボタン半押しでプリキャプチャーがスタートし、全押しした0. こうして、昆虫のまねする擬態をテーマに、虫をさがして遊んで学ぶ本、『さがそう! まねする虫』のアイデアが生まれた。
13さて、ここまできたら、ぼくがいちばん興味を持っている「虫のかくれんぼ」の本をつくらないわけにはいかない。
ところで、ぼくのような昔の昆虫少年は、それがはじめて見るチョウで、種類まではわからなくとも、なんとなく「アゲハのなかま」だとか「シロチョウのなかま」だということぐらいはわかる。
だいたい、このチョウを撮りたいと思って行くと失敗することが多いのですが、今回はラッキーでしたね。
だが、それは違うのだと海野氏はいう。
農薬は使わないのでマイマイガや、チョウを襲うオオスズメバチと闘ったりと、今までにない経験ができた。 その結果、ぼくと同じ生物写真の道や、生物学の分野に進む人も多くいたと思う。
1最近は南米にもあまり行ってないし、ヨーロッパも最新のカメラを持って行ってない。 1947年東京生まれ、小学生時代より昆虫と写真に興味を持ち東京農工大学で昆虫行動学を学んだあと、フリーの昆虫写真家として活躍。
小中学生のための生きものの写真コンテスト「生きもの写真リトルリーグ」実行委員長。
羽の内側に光を反射する白い部分があり、反射した光で腹の影を消し、細く見せているのだ。
撮影した位置情報(緯度・経度)や温度、標高などの情報の記録も可能だ。
それで少し前から、生態写真ではなく、それらの標本写真を白バックにならべ、「ニセモノさがし」のような形で見せることにした。 ぼくは、「毒のあるチョウにそっくりな、毒のないチョウがいる」という不思議を、ぜひ子どもたちに知ってほしいと思い、講演会などで、毒のあるチョウとそれに似た毒のないチョウの生態写真を見せ、説明したりもしていたが、子どもたちにはあまりピンとこないようだった。 そうしたとたん、子どもたちはキラキラ目を輝かせはじめたのだ。
1年間100日を熱帯で撮影することを目標に世界各地で撮影を続ける。
子ども向けを中心に150冊以上の著作がある。
常に科学的視点を忘れなければ、優れた結果を残すことができるだろう。
昆虫の擬態。
防水・防塵仕様に加えて、耐衝撃・耐低温性能も備わっており、少々ラフな使い方をしても壊れることはない。
子ども向けの書籍を中心に150冊以上の著作がある。
主なフィールドは長野県小諸市とマレーシア。
昆虫の擬態は撮ること自体は難しくないが、被写体に出会うのが難しい。
現在、日本自然科学写真協会会長。 では、どう考えればいいのか? 海野氏が注目するのは、 アルフレッド・ウォレスの進化論だ。
19最後に、TG-3以降のTGシリーズに搭載されている顕微鏡モードを使う楽しさを紹介したい。
東京農工大学卒業。
著書に『昆虫の擬態』、『大昆虫記 熱帯雨林編』『蛾蝶記』『デジタルカメラで撮る海野和男昆虫写真』『ぼくバナナムシ』、共著に「虫の飼いかた・観察のしかた(全6巻)」『生きものROM図鑑 昆虫のくらし』「虫から環境を考える(全6巻)」などがある。
そう考えると自然科学写真家が撮っている写真も、研究者が撮っている写真も何ら差がないわけだ。
そもそも一眼カメラに比べて被写界深度の深いTGシリーズではそれほど枚数が多くなくてよく、大きめの昆虫や花などの大きさの被写体であれば3~4枚程度で十分。 今年もそろそろバタフライガーデンの準備をしなければならない。 皆さんも、海外に出てみたら良いと思うんですね。
次の日から、写真家を宣言しました。
それで、この辺にいそうだなと当たりを付けて行ってみると、ちゃんとそこにいたりして、これはなかなか良かったですね。
日本自然科学写真協会会長、日本昆虫協会理事。
そうはいっても、動けるうちにまた熱帯に行きたいと思っている。
これは、たくさんの虫を見るうち、なかまごとの区別点がしぜんに身についていたからだ。 風景写真でも、写された風景の中には地層があったり、霧氷などの自然現象が含まれたりするわけで、撮影者が科学的側面に注目するかどうかが重要になる。 何か好きなことをやろうということで、一番手近にあったのが写真機で、虫が好きなんだから昆虫の写真撮ればいいじゃんって。
4著者紹介 1947年、東京生まれ。 そういった観念が従来希薄だったようにも思う。
モンゴルなんて、いま昆虫を見に行くのがすごく盛んなのに訪れたことがない。
現在、日本自然科学写真協会会長。
それからオーストラリア、マレーシア、カメルーン、タイ、フィリピン。
とはいえ、時間の大半を自分の好きな被写体と向き合うことに使っている自然科学写真家は、なまじの研究者よりもずっと長くその生き物や事象を見ている場合も多い。 現場と学問の世界を往復し、「井の中の蛙」に陥らないようにすることも、自然相手に深くはまり込んだ写真家の注意するべき点だ。 。
3さてそれでぼくたちのようなプロ写真家はどうすれば良いのか、ということになった。 昆虫撮影には必須の機能と言っていいだろう。
好きこそものの上手 写真や動画を撮る上で、自然科学写真家において最も大切なことは「好きこそものの上手」であることだ。
一般には動物写真、天文写真、風景写真など、自然の中の動物や植物、気象や天体、山岳を撮影するのが広義の自然写真であり、物理現象の撮影や、顕微鏡撮影などは科学写真と呼ばれる。
僕は見えるものを写す写真家です。