こんな美しい色の血液がイカの体を流れていると思うと、滾りますよねぇ。 なんと 心臓が3つもあるのです。
実はイカは貝から進化した生き物で、この軟甲は貝殻の名残なんですよ。
このエラの根元に左右1つずつあるのがエラ心臓、その中央に位置するちょっと弾力がある部分が心臓です。
イカ刺しを作るときは、 アニサキスには気を付けて。
ちぎった餌を歯舌ですりおろして、唾液と混ぜて流動食のようにして食道へ送るのです。
イカの旨みと一緒に煮ると味が染みてもっちりとして美味しい煮物も味わってもらいたいなと思います。
スルメイカなどは身のおよそ80%が水分ですので、煮ている時に煮汁にイカの水分が出て行きます。
人間の体で想像するとイカに奇妙なことだかわかると思います。
そして、煮汁を作る時には水は必要なし。 裏側の全体的に白っぽい方がお腹になります。 イカの精子は精莢(せいきょう)というカプセルに入っており、オスはこの精莢を交接腕を使ってメスの体(スルメイカの場合は口の周り)に植え付けるのです。
10魚焼きグリルやオーブントースターで軽く焼いたら、香ばしい酒のアテに。
新鮮なイカチチの煮つけはちょっとモチっとした食感で面白いですよ。
魚市場にあることはあるのですが、本当に高くて……。
これだけで一夜干しの完成です。
試しに手ではめてみてください。 イカが泳ぐときにも漏斗は大活躍。 ヒレがくっついているほうが背中、漏斗(詳しくは後述)がついているほうがお腹です。
8スルメイカ(今回は小ぶりのムギイカを使用) 5~6杯 (A)• 一晩おくと肝からかなり水が出てきています。 開いたところはこの通り。
奥深いイカの世界があなたを待っています。
更に近寄ってみると、体表面の色は小さな色の粒の集まりで構成されているのが分かります(写真下)。
その肝臓に張り付いている細長い器官が2つあります。
この状態で一晩冷蔵庫で寝かせたら、完成です! ゆずの皮を加えたり、ごま油をひと回ししたりとアレンジは無限大。 真ん中に丸っこい玉のようなものがありますね。
裏返したら、ヒレと胴が繋がっているところにしっかり指を差し込みながらヒレを握り、胴の根元に向かってヒレごと皮をむきとります。
ちなみにタコも心臓が3つあります。
ここがポイント。
胴も肝も、とにかく余計な水分を抜くことが美味しい塩辛の秘訣です。 肝に適量(肝が白く覆われるくらい)の塩をまぶしてバットなどの上に置き、冷蔵庫で一晩寝かせます。 オスのイカだったら、交接腕を探しながら食べるのもオツですよ。
しょう油 大さじ4• 墨汁嚢は名前のとおり墨を貯めておくところで、その墨汁嚢にぴったりと寄り添う形で直腸があります。 排泄物や墨、精莢や卵もここから排出されます。
胴と頭の隙間から吸い込んだ海水を、漏斗からジェット噴射することですごい推進力を得られるのです。
ゲソはハサミで頭から切り離します。
胴と同様に肝は塩をまぶして一晩冷蔵庫においた後、水で塩を洗い流しておきます。
それと最後に、スルメイカの 皮は剥かないでくださいね。 どちらかというと口とは役割が真逆。
イカを煮る時に大事なことは煮る時間は短く、味をしみこませるには火を止めて置いておく。 中身は煮汁と一体化。
簡単で美味しいレシピですので、子供たちのお弁当にもおすすめです。
いろんなものが出ていく場所です。
煮る前(工程3)と煮た後のこちらの写真で煮汁の量を見比べれば一目瞭然、こんなに水分が出ますよ! ですので、 煮すぎてしまうとイカから水分が出過ぎて身が縮み、硬くなるので注意しましょう。