佐治晴夫
事の是非に鉄槌を食らわせることも、文春砲まかせで、できるだけ避けるようになった。 ゆらぐことによって、エネルギー消費量を少なくして余裕がでてくるものです。
17柔道とキックボクシングとはまったく違うし、ボクシングと空手と合気道は、素手とグローブの差もあれば、組み方の違いもある。 桜庭和志もミルコ・クロコップも吉田秀彦も一挙に見て、ときとぎ船木の解説語りに戻ると、これがなかなかの味なのだ。
なぜ私は藝大に入れないのか。
あなたも、この広大無辺な宇宙の中で、たったひとりだけの存在です。
人は実際に見えるもの、聞こえるものしか信じようとしません。
それが結論です。 そこで連塾や織部賞やトークイベントのステージなどでは、そこに音や映像やナマのゲストの出入りを加えたけれど、まだまだなのだ。 たいへん愉快なひとときだった。
17もし、私が最初の希望通り音楽家になっていたら、こんなことはできなかったでしょう。
もし科学の視点からチベット仏教の考えをみたときに、おかしいなとおもうことがあったら遠慮なくいってください。
なぜＣＯＶＩＤ１９でこれほどの社会混乱が生じたか、痒いところを掻くように書いてくれた。
たとえばこうです。
演奏する曲も軍歌ばかりです。 われわれは生きている側から死ぬということを想像しているのですが、逆に死んだという側から生きている側を考えたらどういうふうにみえるかなという、これが逆遠近法なんです。 喋ってもいないのに、口語を親指送信するのですから、これはかなりメチャメチャです。
13これは自分の喋っている言葉とはまったく違うもので、先生やアナウンサーといった「言葉のアンドロイド」がつくりあげたものです。 学校を休んでもいいから、聴いてきなさい」。
たくさんの美しい希望をも埋葬した。
こんなに早く戸田君が亡くなるなんてと思いながら話したので、あの繊細で鋭く、切断と陰影に充ちていた戸田君のエディトリアルデザインを偲ぶのが痛ましかったが、せめてブックデザインやエディトリアルデザインのことがもっと世の中の話題にのぼるようにとの思いで、あれこれ話した。
私にとっては、それが数学でした。
自分のふがいなさに自信をなくしていきました。
聴衆はすべてリモート。
それなりの基礎的能力のない私にはとても無理な話で、高校生のとき、その事実に直面して落胆し、打ちひしがれていました。
つまり音の方が範囲が広い、そこで音楽を使う。
」という言葉でしめくくりたいとおもいます。 この間、ボール状の細胞のかたまりは刻一刻と形を変えていきます。 けれども、ここが大事なところですが、本人たち（われわれ）には、そういうことは意識（自覚）できません。
ドレミファソラシドというのは全部数学でできます。
音楽家になりたかったけど、単なる憧れでしかなく、 数学科に進んで卒業はしたものの、周囲の天才たちに圧倒されて方向転換。
パープルに彩られた帯の内側には目に見えない紫外線の領域があります。
これをバッハの平均律にするとまたいろいろおもしろいのですが、じつはバッハの音楽を分析してみると、プレリュードのフーガはものすごくきれいにできている。
どういうテキストかは説明できないが、世界観共有学習のための「穴空きプロトコル」のようなものだ。
当時はいつ空襲がはじまるかわからない状況でしたので、オルガニストも戦闘服を着ていました。
学生時代に周囲の「圧倒的な天才たち」に引け目を感じたという佐治先生ですが、たくさんのひとにわかりやすく世界の仕組みを教え、希望を与えることが先生の役割だったのかもしれませんね。
現在というものは過ぎ去ることがないものであるから、これをエテルナ（al ternam）であるといった。
Web春秋にて「14歳のための時間論」を連載。
