禍 「コロナ禍」という言葉が世に出たとき、「コロナ禍の『禍』は、なんて読むの?」といった話題を耳にしました。
「密」には「必」から生まれる密閉、密接、密集などの「ぴたりとくっつく」という意味があり、一方で「ウ」+「山」によって、山奥にある家の戸をぴたりと閉ざして外から見えない世界に隠れるといった意味もあるとわかります。
以上、このところ人々の話題に上りやすい漢字をチョイスし、語源や由来を紹介しました。
「コロナ禍」とは、よく考えられた言葉なのですね。
この「禍」、もともとは一体どういう由来の漢字なのでしょうか。
「3密」を避け、ステイホーム(山奥の家に閉じこもって隠れる)が求められた2020年にとって、まさにこれ以上ない漢字だったわけですね。
2今でこそ、新型コロナウイルス感染症の原因はわかっていますが、100年前に流行したスペイン風邪のころは、「くわばら(桑原)、くわばら(桑原)」とお札に書き玄関飾って風邪を予防するなど、人智を超えた存在を、まだ少なくない人間が信じていたといいます。
無知な筆者は造語かとも疑いましたが、各種の語源辞典を調べてみると、「炎」で「ほむら」と読ませる使い方が載っていました。
以上、このところ人々の話題に上りやすい漢字をチョイスし、語源や由来を紹介しました。
以上、このところ人々の話題に上りやすい漢字をチョイスし、語源や由来を紹介しました。
炎はもともと盛んに燃えるさまを示す漢字なのですが、「ほむら」と読む場合は、さらに燃え盛る炎を意味するのですね。 炎という燃え盛る様子に、怒りや妬みという激しい感情を乗せているということで「ほむら」なのです。
18炎はもともと盛んに燃えるさまを示す漢字なのですが、「ほむら」と読む場合は、さらに燃え盛る炎を意味するのですね。
無知な筆者は造語かとも疑いましたが、各種の語源辞典を調べてみると、「炎」で「ほむら」と読ませる使い方が載っていました。
鬼 鬼は昔から、日本人の暮らしに深く結びついてきた言葉です。
鬼 鬼は昔から、日本人の暮らしに深く結びついてきた言葉です。
要するに、「炎」と「焔」は同じ意味ということになります。 「密」には「必」から生まれる密閉、密接、密集などの「ぴたりとくっつく」という意味があり、一方で「ウ」+「山」によって、山奥にある家の戸をぴたりと閉ざして外から見えない世界に隠れるといった意味もあるとわかります。
6今でこそ、新型コロナウイルス感染症の原因はわかっていますが、100年前に流行したスペイン風邪のころは、「くわばら(桑原)、くわばら(桑原)」とお札に書き玄関飾って風邪を予防するなど、人智を超えた存在を、まだ少なくない人間が信じていたといいます。 この「密」という漢字は、どのような成り立ちで生まれたのでしょうか? まず、ウ冠(うかんむり)の部分は「家」を意味し、「必」の部分は真ん中で締め付けた棒を、周りからあて木でさらに固定する状態を意味するそう。
炎柱である煉獄杏寿郎が主要な役割を果たす映画の主題歌タイトルとして、ぴったりだと思いました。
鬼 鬼は昔から、日本人の暮らしに深く結びついてきた言葉です。
一番下の「山」については、「深く閉ざされていて、人が容易に近付けない山」を意味するそうです。
これは鬼滅の刃内の必殺技ヒノカミ神楽をモチーフにしているのかも・・・しれません。 物質的な炎だけではなく、感情にほむらを使うということもありますが、 嫉妬の炎を燃やす。
その時点まで、「炎」の読みは「ほのお」であり、「ほむら」と読ませる訓読みがあると知りませんでした。
その際に歌のタイトルを「ほのお」と言ったら、「ほむら、です」と突っ込まれました。
「密」には「必」から生まれる密閉、密接、密集などの「ぴたりとくっつく」という意味があり、一方で「ウ」+「山」によって、山奥にある家の戸をぴたりと閉ざして外から見えない世界に隠れるといった意味もあるとわかります。
両者を組み合わせると、「神(祭壇)のたたりにより、思いがけない落とし穴にはまり込む」という意味になるのですね。
ウ冠と併せて考えると、家の戸をすき間なくぎっちりと閉めた様子を描いているのですね。 答えは「コロナか」で、今では多くの人が知る言葉になりました。
炎(ほむら) 最初は「炎」です。 「焔」は火群とも書かれ、ねたみや怒りなどの激しい感情を例えて使われることがあります。
先ほどの日本漢字能力検定協会が発表する、2020年の「今年の漢字」第2位にも選ばれていました。
言われてみれば、大きな丸い頭をした生き物が、2本脚で左に向かって歩いている姿に見えてきませんか? 左に歩いていると解釈すれば、後ろ足の部分に「ム」という言葉も見えます。
「おにの漢字を書いて」と言われたら、ほとんどの人が書けるのではないでしょうか?それくらいなじみの深い言葉ですし、漢字ではあると思うのですが、この言葉の語源を説明しろと言われたら、どうでしょうか? まず、鬼の漢字をよく見てください。
「おにの漢字を書いて」と言われたら、ほとんどの人が書けるのではないでしょうか?それくらいなじみの深い言葉ですし、漢字ではあると思うのですが、この言葉の語源を説明しろと言われたら、どうでしょうか? まず、鬼の漢字をよく見てください。 その時点まで、「炎」の読みは「ほのお」であり、「ほむら」と読ませる訓読みがあると知りませんでした。
去年からは『鬼滅の刃』で再び、日本人に鬼の存在がぐっと近くなりましたね。
映画館の爆音で聴いて映像観ながら爆泣きしたい。
例えば鬼の存在を信じた人たちが、鬼の暮らす場所に地名として鬼の名前を残しました。
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が公開された始めたころ、筆者は知り合いの小学生と、映画の主題歌について会話を持ちました。
こじつけて見れば、新型コロナウイルス感染症も神のたたりを受けて、思いがけない落とし穴に世界全体がはまり込んだと言えなくもありません。 さらに別の語源辞典には、その「炎」が「群(むら)」になっているさまを、「炎(ほのお)の群(むら)」で「ほむら」と読むと書かれています。
言われてみれば、大きな丸い頭をした生き物が、2本脚で左に向かって歩いている姿に見えてきませんか? 左に歩いていると解釈すれば、後ろ足の部分に「ム」という言葉も見えます。
音読み 「エン」 例:炎上(えんじょう)、炎暑(えんしょ)、炎帝(えんてい)、炎々(えんえん)、炎炎(えんえん)、炎熱(えんねつ)、炎症(えんしょう)、炎天(えんてん)、光炎(こうえん)、消炎(しょうえん)、火炎(かえん)、肝炎(かんえん)、胃炎(いえん)、脳炎(のうえん)、気炎(きえん)、情炎(じょうえん)、鼻炎(びえん)、肺炎(はいえん)、虫垂炎(ちゅすいえん)、中耳炎(ちゅうじえん)、火炎瓶(かえんびん)、口内炎(こうないえん)、炎天下(えんてんか)、関節炎(かんせつえん)、結膜炎(けつまくえん)、怪気炎(かいきえん)、胸膜炎(きょうまくえん)、腱鞘炎(けんしょうえん)、腎臓炎(じんぞうえん)、肋膜炎(ろくまくえん)、腎盂炎(じんうえん)、腹膜炎(ふくまくえん)、脳膜炎(のうまくえん)、盲腸炎(もうちょうえん)、気管支炎(きかんじえん)、気炎万丈(きえんばんじょう)、耳下腺炎(じかせんえん)、日本脳炎(にほんのうえん) 訓読み 「ほのお」 例:炎(ほのお) 「も(える)」(常用外) 例:炎える(もえる) その他 陽炎(かげろう) このように、炎は常用外でも「ほむら」という読み方はありません。
注目は「禍」の「ネ」ではない右のほうです。