氷室 京介 ラストギグス。 布袋寅泰、BOOWYの盟友・氷室京介のラストライブ見て「心震え、感動しました」【ブログ全文】

氷室京介「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS 初回BOX限定盤(DVD)」

氷室 京介 ラストギグス

この日のライヴが始まる前は、感傷的な空気が漂うかもしれないと思っていた。 もちろんこれが最後のステージであることをすべての観客が寂しく思っていたのは間違いないだろうし、ライヴが始まった瞬間から涙が止まらない観客もたくさんいたと思うが、そうした感情すら、一瞬、吹っ飛んでしまいうくらいの強烈なエネルギーがほとばしる驚異的なステージを氷室京介は展開したのだった。 4月23日・24日の京セラドーム大阪公演からスタートして、30万人を動員した氷室京介の4大ドームツアー「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」の本当のラストのステージとなるのが5月23日の東京ドームだ。 本来ならば、このツアー自体、開催されるはずのないものだった。 2014年の25周年ツアーのステージ上で難聴によるライヴ活動の無期限休止を発表して、そのファイナルの7月20日の横浜スタジアムがラストのステージとなるはずだった。 が、落雷によるライヴ中断、肋骨の骨折によるコンディション不良から、「このリベンジをどこかで必ず」と氷室本人が宣言して実現したのが今回のこの「LAST GIGS」ということになる。 またしても東京ドーム!ポイントポイントでここに立つように定められているということなのかもしれない。 歓声なのか、雄叫びなのか、悲鳴なのか。 演奏が始まった瞬間からドームが熱狂に包まれていく。 熱烈なシンガロングと拍手。 氷室が笑顔を浮かべて、観客の思いを受けとめている姿が印象的だった。 オリジナル曲の持っているパワーを損なうことなく、鮮度を保ちながら、ダイナミックな歌と演奏とを展開していく。 バンドだけでない。 ここにいるすべての人間が最後にして最高のステージを作るべく集中していると感じた。 「サンキュー!サンキュー!サンキュー!みんなに聴いてほしい曲をたっぷり用意しているので、最後までじっくりゆっくり楽しんでくれ」 「TO THE HIGHWAY」が始まると、ハンドクラップ、コール&レスポンス、シンガロングが起こっていく。 続く「BABY ACTION」も観客が歌いまくり。 氷室もハンドマイクを客席に向けている。 ただ聴くだけでない。 観客それぞれが氷室京介の名曲の数々を体に刻んでいくようにして味わっていた。 観客への感謝の思いを込めて、みんなが聴きたいだろう曲を演奏していくということだろう。 と同時に、35年のキャリアの中でのターニング・ポイントを担ってきた重要曲も散りばめられていた。 つまり35年間の軌跡を体感できる構成にもなっていたのだ。 この曲はひとりの人間としての氷室京介の原点の曲でもありそうだ。 氷室の渾身の歌声にドーム内が震えていく。 もちろん歌い手としての表現力も素晴らしいのだが、氷室京介が歌うことによって生まれる説得力は唯一無二のものだ。 「耳のコンディションも時によって、良かったり悪かったりなので、聞き苦しいところもあるかもしれないけれど、もう2度とない最後の空間なんで」「このシチュエーションを受けて、今のこの気持ちを多分、しゃべるよりも歌で伝えたほうが伝わるかなって。 せつないラヴソングなのだが、氷室の音楽を愛するすべての人へ思いを伝える歌のように真っ直ぐ深く響いてきた。 歌い終わって、深くお辞儀する姿に盛大な拍手。 氷室の歌声もバンドの演奏もエモーショナルだ。 この曲の持っているせつなさが最後の夜にはさらに増幅していく。 氷室が観客をあおって、マイクを向けていく。 「PARACHUTE」ではステージ上手のスロープになった花道を登っていって、客席から数メートルのところで、マイクを四方に向けていた。 「TAKUROくんがこの先どうするのか、真顔で聞いてきたんだよね。 そういう時、冗談で返したくなるタイプなんだけど、まあ、ゆっくり曲を作って、60ぐらいになったらアルバムを出すかなって」 このMCに対して、割れんばかりの歓声が起こった。 ライヴはこれで見納めになるかもしれないが、氷室の新曲と出会う楽しみはまだまだ続いていくのだという喜びに会場内が包まれていった。 が、その喜びにこんなジョークで応えるところがいかにも氷室らしい。 冗談交じりではあったけれど、観客に希望を与える前向きな言葉によって、会場内に明るいエネルギーが満ちていく。 「BANG THE BEAT」「WARRIORS」「NATIVE STRANGER」とライヴもさらに加速。 客席のシンガロングに、氷室が笑顔で応えている。 たくさんのこぶしが上がっている。 ステージ上の氷室とバンドのパワーと5万5千人の観客のパワーが一体となっていく。 この濃密な一体感をなんと表現したらいいだろうか。 さらに「RENDEZ-VOUZ」「BEAT SWEET」「PLASTIC BOMB」へ。 氷室が下手の花道を上がって、観客をあおってっている。 「気持ちいいぜ!東京ドーム!このまま行くぜ!」 「PLASTIC BOMB」ではステージ前で炎が上がる演出もあった。 さらにソロ曲「WILD AT NIGHT」、「WILD ROMANCE」とエネルギッシュなステージを展開していく。 「最後に本日の素晴らしいみなさんに、俺の(ソロでの)25年の歴史がこの曲から始まったんだってやつを一発贈りたいなと」という言葉で始まった本編のラストは『ANGEL』だった。 「歌え!」と氷室が叫んでいる。 全員がひとつになっての歌。 様々な思いがほとばしっていく。 演奏が終わった瞬間に、大きな拍手、そして「サンキュー、東京ドーム!」という氷室の言葉。 そして花火が上がって、歓声が渦巻いていく。 だがもちろんまだまだ終わりではない。 まだまだ終われない。 ドーム内にウェイヴが起こる中、氷室が再び登場してきた。 「東京ドームは俺は大好きな場所でね、何回も区切りでやらせてもらってるんだけど、今日のドームは最高だね。 こっちやそっちに行くと、ライヴハウスの熱さが伝わってきて、最後に2度おいしい感動を味わわせてもらって、感謝してます。 これで自分の中で気持ちの整理が付いたなと。 12歳くらいのころに、俺はまともな大人になれるのかなと不安な気持ちになっていて、今もまともな大人じゃないかもしれないけど、こうしてたくさんの連中にエネルギーを送ってもらえる人生を送れて、本当に感謝してます」 そんなMCにも熱くて温かい拍手。 この曲もこの日の氷室の思いを代弁するかのような歌のひとつ。 魂そのもので歌うような「魂を抱いてくれ」、観客の歓声やハンドクラップも一体になって、ビートを刻みながらの「IN THE NUDE」、観客も一緒に歌いながらの「JELOUSYを眠らせて」などなど。 「懐かしいヤツいくぜ!」という言葉で始まったのは「NO. どの曲もそうなのだが、この日の演奏が生で聴く最後の機会ということになる。 5万5千人が声を張り上げ、ハンドクラップしている。 すべての曲がかけがえがない。 そんな思いがドーム内に充満している。 氷室が渾身の歌を歌い、観客が渾身の力で受けとめている。 「サンキュー、東京ドーム!バイバイ!」と言って、氷室は投げキッスをして、ステージを去っていった。 ここまで本編24曲+アンコール5曲で、29曲。 だが、このとてつもない伝説の夜はまだ終わらない。 再び氷室が登場して、「今夜は死ぬまで終わらないぜ」というと、喜びの歓声が上がっていく。 「VIRGIN BEAT」「KISS ME」「ROXY」と必殺のナンバーが繰り出されていく。 Wアンコールの4曲目、トータルで33曲目は「SUMMER GAME」だった。 客電が付いて、ドーム内が明るくなっていく。 とてつもないステージを観ているという興奮、感動、熱狂、そしてこれが最後なのかというせつなさ、様々な感情が交ざり合いながら、5万5千人が歌っている。 歌い終わると、氷室は「サンキュー、東京ドーム!」と叫んで、マイクを床に置き、「バイバイ」と言って去っていった。 氷室の手の中にあるべきハンドマイクが床の上に置かれているという事実はあまりにも重い。 だが、歓声と拍手は鳴り止まない。 まだこのままでは終われない。 氷室が三たび、姿を現すと、嵐のような歓声が起こった。 強烈なダンス・ビートに会場が揺れる。 そして最後の夜の最後に演奏されたのは「B・BLUE」。 これが最後のシンガロング。 35曲、3時間20分近く。 おそらくこの日発せられた歌の総量はとてつもないことになっているだろう。 氷室はもちろん、観客も全力を投入して、この奇跡的な夜を作っていたのだから。 ステージ上の氷室は最後にもとびっきりの笑顔を見せた。 そして「サンキュー」と言うと、お辞儀し、投げキッスして、ステージを去っていった。 そこには完全燃焼したものだけが醸し出すことができるすがすがしさにも似た空気すら漂っていた。 耳の調子も体調も決して万全ではなかったはずだ。 ここまで6本のドーム公演をやってきて、しかも東京ドームは3日連続で、前日も前々日も30曲以上、3時間を超えるステージを展開してきているのだから心身共に消耗していたのは間違いない。 だがこの日の彼はコンディションがどうとかいうレベルをはるかに凌駕していた。 気迫、精神力、根性、そんな言葉では形容しきれないような何かもっと大きなものにこの日の氷室は突き動かされていたのではないだろうか。 終演後、スクリーンに「THANK YOU ALL FANS」というメッセージが映し出された。 氷室からの愛と感謝、ファンからの愛と感謝、お互いの気持ちが融合して、とてつもないエネルギーが生まれた夜だった。 最後だが、最後ではない。 そんな不思議な余韻が残った。 もちろん未来が約束されたわけではないが、未来が完全に閉ざされたわけでもない。 いつか新作が届けられる日がくるだろう。 そしてもしかしたら……。 未来へと思いを馳せてしまったのは、この日演奏されたたくさんの曲たちから、先へ先へと進んでいくパワーがほとばしっていたからだ。 ソロ・アーティストとしての氷室京介もたくさんの新境地を開拓してきた。 この「最後の夜」すら画期的だった。 開拓者にして冒険者。 この血は今後も変わることはないだろう。 伝説はまだまだ終わってはいない。 書き加えられるべき、未知のエピソードはまだまだたくさん残されているに違いない。 「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」に寄せて ディスクガレージ 代表取締役社長 中西健夫 一昨年の夏、衝撃的な事を聞いてしまいました。 氷室京介がライブ活動を無期限休止する、と。 そして、2014年7月19日、20日の雨の横浜スタジアム。 そのリハーサル中に、あばら骨を折るというアクシデント。 誰もが歌えないと思ったのに、彼はステージに立ち、歌い続けました。 それが、氷室京介なんですよね。 それぞれのライブシーンが、今でもリアルに思い出せます。 そして2016年5月21日,22日,23日の東京ドーム「LAST GIGS」3デイズ。 そして最終日、トリプルアンコールで登場したラストソング「B・BLUE」を聴き終わったあと、やっぱり「僕は、氷室京介を卒業できない」と……。 なんだろう?ヒムロックって、孤高のカリスマ?日本のロックの様式美? とにかく、こんな人いない。 唯一無比の存在。 記憶の中だけに留めておくことが出来そうにないから、またいつか、氷室京介のライブを観てみたいと、心の底から思いました。 訪れないことかもしれないけれど、思うことぐらい自由にさせてよ! 改めて言わせて下さい。 「ありがとう」って!!! SET LIST 01. DREAMIN' 02. RUNAWAY TRAIN 03. BLUE VACATION 04. TO THE HIGHWAY 05. BABY ACTION 06. ROUGE OF GRAY 07. WELCOME TO THE TWILIGHT 08. MISS MYSTERY LADY 09. "16" 10. IF YOU WANT 11. LOVER'S DAY 12. CLOUDY HEART 13. PARACHUTE 15. BANG THE BEAT 16. WARRIORS 17. NATIVE STRANGER 18. ONLY YOU 19. RENDEZ-VOUS 20. BEAT SWEET 21. PLASTIC BOMB 22. WILD AT NIGHT 23. WILD ROMANCE 24. ANGEL EN1 25. THE SUN ALSO RISES 26. 魂を抱いてくれ 27. IN THE NUDE 28. JEALOUSYを眠らせて 29. NO N. EN2 30. VIRGIN BEAT 31. KISS ME 32. ROXY 33. SUMMER GAME EN3 34.

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氷室京介、2020復活へ!『Kyosuke Himuro LX』

氷室 京介 ラストギグス

ライブ活動無期限休止を発表し、2016年に行われたファイナルライブ4大ドームツアー 「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」から1年が過ぎた2017年の夏、「もう一度氷室のライブを体感したい!」等々、多くのファンから切なる氷室ロスの声をうけ、ソロデビュー記念日にあたる7月21日から全国39カ所40公演というフィルムコンサートツアーが行われ、まさにライブ会場さながら各地盛上がりを見せていたフィルムコンサートツアー。 このフィルムコンサートツアー開催の為に、長年、氷室の映像作品を手掛けてきたディレクターHiguchinskyの手により、既に発売されている映像作品とは全く違う編集が施され、MCを含めて完全ノーカットの本作品は、より生のライブに近い臨場感と躍動感が増した映像作品となっている。 このドキュメンタリー映像は、氷室のファイナル公演となる2016年5月23日のステージに向かう氷室を追った映像となっている。 RUNAWAY TRAIN• BLUE VACATION• TO THE HIGHWAY• BABY ACTION• ROUGE OF GRAY• WELCOME TO THE TWILIGHT• MISS MYSTERY LADY• IF YOU WANT• CLOUDY HEART• PARACHUTE• BANG THE BEAT• WARRIORS• NATIVE STRANGER• ONLY YOU• RENDEZ-VOUS• BEAT SWEET• PLASTIC BOMB• WILD AT NIGHT• WILD ROMANCE• ANGEL.

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氷室京介 ファイナルライブ“LAST GIGS”の完全盤『KYOSUKE HIMURO THE COMPLETE FILM OF LAST GIGS』Blu

氷室 京介 ラストギグス

最近はどうされているのでしょうか。 氷室京介さんの現在を調べてみました。 氷室京介さんは、1960年10月7日、群馬県高崎市ご出身です。 1980年にロックバンド「スピニッヂ・パワー」のボーカルとしてプロデビュー(当時は『寺西修一』名義)したものの、思い通りにならない事が多く脱退されます(バンドも後に解散)。 その後、ギターリストの布袋寅泰さんにバンド結成の話を持ちかけ、新たなバンド制作に取り掛かります。 更に松井恒松さん・高橋まことさん・深沢和明さん諸星アツシさんが加入しバンド名を『暴威』と命名、1981年5月11日に新宿ロフト(新宿区歌舞伎町)でデビューライブ『暴威LOFT FIRST LIVE』を行いました。 その矢先の1987年12月24日、突然の『解散』を宣言し、多くのファンに衝撃を与えます。 9万枚以上用意されていた、ラストライブのチケットは僅か10分で完売、(当時はインターネットが無かった事もあり)予約の電話が殺到した結果、東京都文京区の電話回線がパンクする事態も発生しました。 以降も、ソロとして初のミリオンセラーを記録した大ヒット曲「KISS ME」(1992年12月リリース)に代表される数々の代表曲を発表される一方、チャリティー活動も精力的に行われます。 1995年3月には『阪神・淡路大震災チャリティーコンサート』に出演、この際には久々に布袋寅泰さんとも共演されました。 【氷室京介の現在】 2000年代に入っても快進撃は続きます。 また他のミュージシャンとの合同活動も行われ、2006年8月にロックバンド『GLAY』とのコラボレーション・シングル「ANSWER」がリリースされます。 2013年にはソロ活動25周年を迎えるも、この年の3月にある事件に巻き込まれます。 氷室京介さんの群馬県にある実家を含む3棟が全半焼する事件が発生します。 そして2015年12月、翌2016年春に開催するファイナルコンサートを『LAST GIGS』と題しました。 同月には、前年に発表したファイナルコンサート『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』が開幕、大阪・名古屋・福岡と行われ、5月21~23日の東京ドーム公演をもって終了しました。 翌2017年3月には『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』の模様を収めた映像作品が発売、初週でDVD2. 6万枚・Blu-ray4. 0万枚という売り上げを記録しました。 ファイナルコンサート後、現在は公の場に出る事は少ないですが、現在も氷室京介さんの復帰を願う声もある様です。 また最近は、2019年12月に女優の桃井かおりさんがインスタグラムを更新し、米大リーグ・ドジャースの前田健太投手と御家族の方、氷室京介さんと共に食事を楽しまれた様子をご報告されました。 1990年代、その特徴的な名前と甘いマスクが注目され、俳優やタレントとして活躍した黒田アーサーさん。 1990年代以降、様々なドラマや映画に役者として、またバラエティー番組や情報番組などに出演し、マルチ 「1986オメガトライブ」、「カルロス・トシキ&オメガトライブ」(1988年)の元リードボーカルです 今回は、1980年代後半のトレンディードラマ全盛期を主役としてリードしていた俳優の三上博史さんです。 1980年代中頃、映画「ビー・バップ・ハイスクール」シリーズで仲村トオルさんとのコンビで人気を集め、 1980年代初めにアイドルとして「レッツゴーヤング」等の歌番組で活躍後、俳優、更には格闘家として多彩 漫才師・横山やすしさんの長男として生まれ、テレビドラマの『毎度おさわがせします』などに出演され、歌手 1980年代に活躍したロックバンド「BARBEE BOYS(バービーボーイズ)」。 80年代当時は 『夕やけニャンニャン』によるオーディションで結成された、おニャン子クラブの男性版グループ「息っ子クラ 1970年代後半に、『ゆうひが丘の総理大臣』や『あさひが丘の大統領』など学園物のドラマで一世を風靡し.

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