生き残った苗でも、生育が抑えられ、第2葉がやや黄化し、曲がったり、奇形となります。 2021年6月3日• 〈防除〉 前年発生を見た場合、育苗資材などの洗浄、消毒を徹底することが大切です。
162021年6月7日• に 匿名 より• 化学合成農薬と比較すると防除効果が劣る試験事例が多く、特に処理時間が10分より短くなると防除効果が低くなります(図1)。 手抜きとならないように、基本技術を、現場に利用できる情報として提供できればと思っています。
出穂しても不稔になる。
(2) 温湯消毒と生物農薬の体系処理を行うと、単独処理に比べ高い防除効果が得られます(図2)。
大型プラントでの温湯処理は、早いときで1月から作業するそうで、農家の手元に届いて3月の浸種までに2カ月間のタイムラグがあったりする。
1葉期頃は1本の発生でも、移植期になると、この苗を中心に、数本が集団発病します。 罹病苗は黄化徒長するが、重症苗は発芽後まもなく枯死する。 化学合成農薬のDMI剤(ヘルシードTフロアブル等)は高い防除効果があります(かつて卓効があったベノミル剤(ベンレートT水和剤)は耐性菌が発生しています(第1表参照)。
20本田でも罹病株は黄化・徒長し、重症株は枯死する。 [梶原敏宏]. 枯死部は軟化することなく、褐変し、さらに、その上に灰緑色の胞子が多量に形成しているのが観察される場合もあります。
特に前年にばか苗病の発生があった場合は、育苗箱・シートをケミクロンG又はイチバンで消毒する。
「温湯処理は成功したということですね」と山石さんも満足げだ。
などしてくださる(/)。
* ところが、温湯処理の普及が各地で進むなか、それと歩調を合わせるように、ばか苗病が増加しているそうだ。 なお、従来用いられてきた殺菌剤の・は耐性菌の増加により使われなくなりつつある。 徒長苗は1葉期では第1葉鞘長が健全苗のそれより約1. そして,枯死株の葉鞘あるいは節の表面に白色〜淡紅色の粉状物(分性胞子塊)を形成する。
104 終わりに 同一ロットの温湯消毒済み種子を用いても、農家単位でばか苗病の発病程度が大きく異ななったり、種子更新を行い種子消毒しているのに毎年ばか苗病が発生してしまう事例があります。
皆さんの目指す低コスト稲作は、 失敗や被害は許されないはずです。
5~2倍に伸び、茎がやや細く、葉身の着生が外側に開き、全体としてやや淡緑色となります。
症例 [ ] 菌に感染した苗は著しく徒長し、正常な個体のほぼ2倍に達し、葉色は薄く節間は長く倒れやすい個体となる。
緑化期頃より発病した苗は、第1葉の葉身、葉鞘に境界不鮮明な淡褐色水浸状病斑が現れ、次第に上方へ拡大、暗褐色となり、腐敗枯死します。
農薬の使用に当たっては、ラベル及び最新の登録内容を確認し、安全に使用してください。
イネばか苗病の特徴 イネばか苗病は昔から知られている病気ですが、近年全国的に問題化しています。
種なしブドウや野菜類の成長促進に用いられるは、この病原菌の代謝生産物で、病イネが徒長するのはジベレリンの作用による。
〈病原菌〉 Cochliobolus miyabeanus Ito et Kuribayashi Drechsler ex Dastur 〈発生生態〉 ごま葉枯病は「秋落水田」など、根ぐされの発生しやすい水田で多発する病害としてよく知られています。
次に、温湯処理済みの種子を購入する場合は、保管場所に気をつける必要がある。 数えてみると、無処理区では10箱につき5. 浸種の際の水量は容量比1:2までとし、処理開始後2日間は薬剤が落ちないよう、水交換は避ける。
きっちり温湯処理をして殺菌しても、浸種までの時間が空くと、その間に一部で感染し、浸種や催芽のときに全体に広がる可能性がある。 種子消毒は、イネもみ枯細菌病に準じます。
今回の調査でプロクロラズ剤耐性菌に対して、同剤含有種子消毒剤の防除効果は大きく低下することが分かった。
プロクロラズ剤耐性菌に対する同剤含有種子消毒剤の防除効果 今年、新潟県内で分離したイネばか苗病菌のプロクロラズ感受性検定を行った結果、調査した13地点中6地点でプロクロラズ剤(商品名:スポルタック乳剤、スポルタックスターナ SE)に耐性を示すイネばか苗病菌が確認された。
どういうことか? 原因と対策を探ってみた。
登熟期まで残った発病株は,草丈が高く,穂は短く,粒数も少ない。 また、消毒効果は温湯に漬けている間のみで、処理方法が不適切で病原菌が残ってしまった場合や、消毒後に病原菌に再汚染された場合は防除効果がありません。
13採取ほ周辺では、特に防除にご協力ください! ばか苗病は、水稲採種ほの審査で「発生していないこと」が合格基準となっている重要病害です。
したがって、浸種・催芽水へのばか苗病菌の侵入(持ち込み)・増殖防止が重要になります。
イネばか苗病に対する種子消毒剤の防除効果 左:無処理、右:ヘルシードTフロアブル200倍24時間浸漬処理 2. これらの知見を基に、以下に防除のポイントを列挙します。
カラー口絵の山石さんのように、温度の低下を見越して少し高めの水温でスタートし、ストップウォッチできっちりと時間を測るとよい。
注1 テクリードCフロアブル、モミガードC・DFは、ハト胸催芽機やエアレーション付きの水槽等で浸種すると、有効成分の銅により黒色の粘性物が発生する場合があるので使用しない。
〈防除〉 イネばか苗病の防除対策に準じます。
また、ばか苗病の感染は出芽時までといわれており、緑化後の苗の段階で感染が広がることはない。
(3)種子消毒は、イネばか苗病に準じます。
〈防除〉 種子消毒剤についてはイネもみ枯細菌病に準じます。 イネばか苗病多発ほ場の周辺ほ場から採取した種子を育苗した場合の徒長苗率は多発ほ場からの距離と関係があり、200m 付近までに指数関数的に減少する。 そこで、多発ほ場からのイネばか苗病菌胞子の飛散が周辺ほ場における種子の保菌に及ぼす影響を明らかにする。
1〈病原菌〉 Gibberella fujikuroi Sawada S. [キーワード] イネ、ばか苗病、胞子飛散距離、徒長苗率、水稲種子生産 [担当] 宮城古川農試・作物保護部、青森農林総研・病虫部 [代表連絡先] 電話0229-26-5108 電話0172-52-4314 [区分] 東北農業・基盤技術(病害虫) [分類] 研究成果情報 [背景・ねらい] 近年イネばか苗病の発生面積が増加傾向にある。
出穂期の高温多湿はもみの感染を助長する。
(1)種子は健全なものを用いる。
には、等のが主として用いられるが、熱湯で殺菌する方法も行われている。