そんなときに 「学問に励み、知識をつけ、それを他の人と議論をしたり、自分で実践したりして、自分の力としていこう。
われわれは、自明の真理として、すべての人は平等に造られ、造物主によって、一定の奪いがたい天賦の権利を付与され、そのなかに生命・自由、および幸福の追求が含まれることを信ずる。
みんながやっているから、これでいいとか、 常識だから、自分もそれに従う、というのは自立ではありません。
しかし、そのもともとを見ていくと、その人に学問の力があるかないかによって、そうした違いが出ただけであり、天が生まれつき定めた違いではないと説いています。
つまり彼らはそんなことを疑う余地もないのです。 こんな話が出てくるのは、国民が日本が独立を保てるかどうかに疑問があるからです。
5その見聞を活かし数々の著作を出版、各種事業を起こすなど幕末・明治期の日本の文明化をリードした。
『学問のすすめ(まんがで読破)』や『まんがでわかる学問のすすめ』などがあります。
また天の道理の元では、国家も個人も何物にも縛られず自由な存在です。
このような身分制度を本作では、冒頭の「天の上に人を造らず人の下に人を造らず」として、国民は皆平等であると説いています。
従来のビジネスの概念や知識が大部分を占めるが、いくつかの革新的なアプローチや視点を含む。 理論的な洞察が大部分であるものの、いくつかの事例やチェックリストなどを含み、一定の応用性を有する。
10学問のすすめはどんな人におすすめ? ここまで、学問のすすめについて、著者の歴史から、概要まで、徹底解説しました。 言葉や事例がわかりにくいからといって読まないでいるのは、もったいない。
福澤先生は次のように言います。
サクッと読めて大枠の内容が理解できる「まんがで読破シリーズ」の『学問のすすめ』です。
だから言うのです、国を発展させるのに政府の力だけではダメだと。
明治初頭は、日本が独立した近代国家としてやっていけるかの瀬戸際だった。 お金、宝石、地位などは奪われても 勉強した頭脳だけは誰にも盗めない。 学問のすすめの内容だけではなく、福沢諭吉の生涯も知れる内容となっています。
12他人の仕事が劣っているように見えたら、自分でやってみるがいい。 一方、普仏戦争でフランスは劣勢でも果敢にロシアに向かっていった。
当時の日本の人口が約3000万人とされていますので、単純に計算して実に全国民の10人に1人が買った計算になります。
そして、学問は自分が偉くなったり お金持ちになるためにするものではないと 言っています。
これが政府と国民の約束事です。
物事の軽重を知る見通しがあるからこそ、重要なことを為すことができる。 そして、これからは実学を学ばなければ意味はないとしているのです。 無学の者は、卑しくて、貧乏になる。
10身分が重く人徳のあるお金持ちのことを、日本では有徳人(うとくにん)といいます。 上司の奥さんに全裸でがなりたてるユキチ。
そのため、福沢諭吉の本来の解釈とは違ったところもあるでしょう。
要するに、学問のすすめは、 人々が実学を修めることによって、現実における人間の不平等を是正して、本来あるはずの平等な社会に近づけていくことを求めているのです。
そこで仕入れた西洋の情報を、「西洋事情」として刊行し、ベストセラーとなります。
江戸時代から続いてきた寺子屋に代表される教育の場が、有効に機能していたからである。
国民が無気力な原因は、非常に長い間、政府が権力を握っていて、国民は政府の言いなりになっていたことです。
また3ヵ月に1回以上セミナーや勉強会に参加する人は、年収2000万円以上で過半数の53. その後で、本来、人は平等であるはずだが、そのためには、「人民もし暴政を避けんと欲せば、速やかに学問に志し自ら才徳を高くして、政府と相対し同位同等の地位に登らざるべからず」と語っている。
2~3時間で一気に読める。
信じるのは己の力のみ、っていう感じですね。