つまり、今日一日の中で印象に残ったことは何か、「感情」を振り返る。 そうすると、再び僕らは自由を求めだす。
たとえば健康だけに効く要因を知っても仕方がない、と。 左近:うんうん、よくわかる(笑)。
すると仲間は、その指を甘噛みしてあげる。
ところが、いくつもの異なる分野で創造性を発露したというのであれば、その背景には何かしらのスタイル(方法論)があるのではないか。
東畑 なんという矛盾だ! 青木 だから、僕は経営者でありながら、相対的には「居る」に寄ったタイプだとは思うんです。
しかし、それはあくまで終身雇用を前提とした制度で、いまや会社の寿命よりも職業寿命の方が長くなったのは、先ほども触れた通りです。
11一方で、コロナを契機に、多様なはたらき方が次々と生まれています。
例えば、生産性の高い組織を説明するときに、1,000も要因があっては困ります。
とはいえ、最初から分野もジャンルも違うところへ行ってもパフォーマンスを発揮することは難しいでしょう。
整理すると、職場の評価が高く、仕事中よく笑っていて、そして敬意をもって接された感覚があれば、もうその組織はOK。
そのリタイア後にみんなぶち当たるのが、「膨大なヒマな時間をどうするんだ」ということで、そのときのヒントが、先程の山崎さんのお話にはあったと思います。
「Well-being」は、「評価」と「体験」という2つの構成要素から成ります。
4番目の不確実性は、今と同じ質問。
その結果、分析がめちゃくちゃできるようになったんです。
石川 僕も含めて、結局そこへ行きたがってしまう(笑)。 東畑 そういえば、僕らがタクシーや新幹線で寝てしまうのは、サルがわが子を抱っこして移動する際に、子どもが騒ぎ立てると危険だから、寝るようにセッティングされている影響だと聞いたことがあります。
でも、そんな1日でも別れ際の3分間で大げんかをすると、そのデートは最悪だったと評価されます。
皆さん、今日は素敵なお話をたくさんしていただき本当にありがとうございました。
カーナビならぬ「ヒューマンナビ」 最終的には、カーナビのように機械が会うべき人を紹介してくれる、いわば「ヒューマンナビ」ようなものが流行って、アイデアの流れが最適化された社会ができていく。
日本語、英語、スペイン語を話すマルチリンガル。
あまり選択して友達になってないというか。
「モデル」についてもう少し見ていきましょう。
青木 たしかに。
「体験」は、職場で「敬意をもって接された」「笑った」の2つが大切。
お前がやれよ」と言われていました。
今回お話を伺ったのは、「人がよく生きる(Good Life)とは何か」をテーマに学際的研究を行っている予防医学研究者の石川 善樹氏と、日立製作所でハピネスの定量化を研究する矢野 和男氏です。
12主観も客観もなく、まだ自意識が弱い状況なんでしょう。 結局、できる人は褒められて、できない人は褒められない環境だと、信用の文化になっていきます。
個人的に腹を決めた「信頼」は、なかなか揺るがないものです。
これは、教師と生徒の間柄ではできないと思います。
でも、トレードオフ構造になる軸を見つけることで、イノベーティブな視座を得ることができる。
石川 秦の時代に呂不韋(りょふい)という人がいて、彼が人類史上始めて、春夏秋冬という概念を考えた人だとされています。 文脈としての一貫性はあるのだけど、会うたびに話すことや関心事が変わっていて、固着化を避けているように見えます。
12青木 おぉー、なるほど。
石川 うわっ、これは発明ですね。
「ブレストをやりましょう」と。
人生100年時代といわれる昨今、私たちはどのように年齢を重ね、またどのように人生を送っていくべきなのだろうか。
多くて3つ、できれば1つ、なるべく最小の情報で多くを説明するモデルをつくります。 ハッピーな人、生産性が高い組織、繁栄している社会など、最初に面白い現象を見つけるわけですね。
2限られたリソースは社外の人と会ってアイデアを集めることに使うべき。 それをどう売るか、という話をしていこうよ、ということになる。
でもさすがに、「家を買っても仕方ないでしょ」という雰囲気は出てきて、これからは住宅費が一番浮くというか、その部分のお金の使い道を考えることが、よい暮らしというものにつながっていくのではないかと思うんです。
ですから、きちんとやれば信用されます。
基本的にBeingの世界は「時間が円環的」というか、日々も世代も繰り返しです。
モデルとは最小の情報で最大を説明したものですね。 とはいえ、あえて却来を定義するとすれば、次の通りです。 私は今、そのように考えています。
71社にとどまるのは逆に危ないというのが、いまの時代です。
あるとき、院の子どもたちに、「なぜ自分たちは悪いことをしたのか」「同じようなことを起こさないためにはどうすればよいのか」ということを分析させて反省文を書かせたケースがありました。
東畑 そうか。
そこで一番やってはいけないのが、1日の仕事終わりにTo Doを振り返ること。