図3 治療薬に期待できること 「アルツハイマー病のことがわかる本」(講談社、新井平伊監修)を参考に編集部で作成 現在使用されている治療薬は、コリンエステラーゼ阻害薬のドネペジル(商品名アリセプト)、ガランタミン(商品名レミニール)、リバスチグミン(商品名リバスタッチ)、そして、NMDA受容体拮抗(きっこう)薬であるメマンチン(商品名メマリー)の4種類です。 介護のほんねは、安心・納得できる場所に出会える老人ホーム・介護施設の検索サイトです。
うつ的症状• また服がちぐはぐになったり、季節に合わない服を着たりする事もあります。
生活習慣病を予防する アルツハイマー型認知症を含む認知症全般に言えることなのですが、認知症は生活習慣病が原因ということがわかってきています。
どうしてご本人がそのような行動をしたのか考える• 記憶の中でも、 数分前の記憶()の障害が顕著に表れ、物の置き場所がわからない、同じことを繰り返し話すなど、日々のエピソード記憶にまつわる症状が出現します。
特にゆっくりと進行するアルツハイマー型認知症は、長い期間にわたって付き合っていく必要があります。 退職して何十年も経つのに、身支度をして会社に行こうとする• 現在、認知症の半数近くがアルツハイマー型認知症といわれています。
9そして最後に、CTやMRIなどの画像診断で脳の萎縮の有無を確認します= 図2。 さらに、若年性の場合は物忘れなどの異変があっても、認知症と結び付けて考えられる傾向が少ないため、うつ病と診断されてしまうことがあります。
表1アルツハイマー型認知症の治療薬 医師に処方された薬を忘れずに飲み続けることが大切です。
ですので、早期発見し治療を開始したら、さらにゆっくりと進行しますので、年相応の物忘れ程度で留まることもあります。
アルツハイマー病の診断 まず問診により、現在の症状を把握します。
笑顔が生まれることで脳内にドーパミンが放出され、学習意欲ややる気の向上につながります。 こうした症状とセットにして理解することで、認知症への理解が深まります。
不眠、睡眠障害(アルツハイマーの原因といわれているタンパク質の影響) 60歳を超えたら、記憶力のチェックに加えて定期的な体重測定、食事の際に嗅覚チェックをして自分の身体に異変がないか、定期的に確かめることをオススメします。
現在はパーキンソン病関連の疾患として、厚生労働省特定疾患治療研究事業から指定を受けています。
【関連記事】 アルツハイマー型認知症の対応方法 ポジティブ(物事を良い方向に考えること)になる アルツハイマー型認知症の方は、同じ話を何度もすることがありますが、決して怒ってはいけません。
この段階では、側頭葉から頭頂葉へと変性が広がり、見当識障害も一歩進みます。
病気が進行すると、時間だけでなく場所が分からなくなったり、着替えなどの日常的な動作もできなくなったりします。 アルツハイマー型認知症の症状 記憶障害 アルツハイマー型認知症の特徴的な症状として代表的なのが、記憶障害です。
最近何かおかしいと異変に気付いたら、受診しましょう。
症状としては物忘れなどの記憶障害が見られますが、アルツハイマー型認知症のように徐々に進行するのではなく、突然ひどくなるのが特徴。
また話題を変えることも有効です。
発症前期(軽度認知障害) 本格的にアルツハイマー型認知症が発症する、10年以上前から見られることもあります。 同じ質問を繰り返し、その自覚がない• これは脳梗塞や脳出血は脳全体で起こるものではなく、損傷している部位とそうでない部位があるためです。 薬以外の治療法 薬を使用せずに認知症にアプローチする方法もあります。
8料理など、生活面での行動の手順がわからなくなる• 中核症状 ・物忘れ• 常に優しい言葉遣いと笑顔接することが重要です。 。
認知症以外の生活習慣病予防にも繋がるので健康的な習慣が望ましいです。
真冬に半袖を着たり、真夏に長袖を着る• VSRADを用いて解析をすると,voxel-based morphometry(VBM)手法を用いて簡単に海馬および海馬傍回の萎縮の程度を数値で評価できる ~。
おわりに 変性型認知症では、病理学的背景に応じて各病型の臨床像は異なり、各々の特徴に応じた対応が重要である。
例:コンロの火を消し忘れている 「火をつけっぱなしだ」と叱り、今後は火を使わせない。 認知機能障害により飲み忘れてしまうことや、飲みすぎてしまうことも少なくないため、家族など周囲が服薬管理をサポートする必要があります。
仕事が順調なときに告知されると、自暴自棄になったり、うつ病を発症したりすることも少なくありません。
例:トイレの場所がわからない 「トイレはここでしょ」と何度も言葉で教える。
認知症介護の中で 最も大変な時期。
見当識障害 日付や曜日がわからなくなったり、食事の時に箸やスプーンの使い方がわからず食べることができなくなります。 症状全体の60%以上を占めるため、認知症と言えばアルツハイマー型を思い浮かべる人も少なくありません。
1脳血管性認知症における症状の進行としては、アルツハイマー病やレビー小体病のように少しずつ病気が進行するのではなく、脳血管障害の発作が起こるたびに段階的に症状が悪化します。 アルツハイマーを早期に発見するための検査方法はさまざまな研究が続けられています。
アルツハイマー型認知症になると判断力も低下します。
その物質を司る遺伝子の型を検査することで、認知症の発症のリスクが分かるようになりました。
計算や言葉の能力の低下 上記の症状はアルツハイマー型認知症に限らず、認知症をもつ方のほとんどに多かれ少なかれみられるものです。