ゲームに専念するためか、高校卒業後は大学には通っていない。 「夜の9時までに寝かせられないー」って落ち込んだ顔になって……。
でも木田先生が「本物にしましょうよ」と言ってくださって、卒園児の保護者のさいとうしのぶさんが絵を描いてくださることになり、絵本作りがスタートしました。
私もいろんな働くお母さんとお会いしますが、「今ね、こんな絵本作ってるんですよー」とおしゃべりすると、だんだんその方の顔色が青ーくなっていくんですよ(笑)。
初顔出しの時は茶色の短髪で前髪を上げていたが、今回は髪を伸ばして下ろしている。
困った子を見つけて声をかけてくれる、うさちゃんのようなしっかりさんが、「はやくおきたらいいやん」って言ってくれたら。
しっかりものの女の子と、眠れていない男の子の設定が、すごいなあ、さすが伊東先生やなあと思いましたね。 にこにこえんに来てもぼんやりして、あそぼうとしないので、かばこ先生もなかよしのうさちゃんもとても心配です。
11体調がよくなる。
さいとう: 文章について話し合っていたとき、「ツッコミ入れるのはどうですか」と木田先生がおっしゃったんですよね(笑)。
現代は、子どもたちが夜更かしする理由がたくさんあります。
女の子はうさぎにするか、トイプードルにするか。
ねこくんってどんなチャンネル? 伊東:朝起きられない子って、遅れて登園したあと、遊びの輪の中になかなか入れないんです。 木田: そうですね、困ったときには窓口もありますので、相談してみてほしいなと思います。 あれこれ試してみても不登校の改善につながらず悩んでいたときに、平成27年1月に放映されたNHKのドキュメンタリー番組で、生体リズムと不登校の関係を研究している、小児科医の三池輝久先生を知りました。
16」では、主に「 フォーナイト」のゲーム実況を行なっている。 ねこすけくんが眠っていても、頭の中では、ねこすけくんが元気でいるために働いているものがあります。
不登校の子たちは「意思が弱い」「怠けている」と、個人の問題と考えられることが多いですが、私はそれだけでは説明がつかない、何か子どもたちの体調不良の問題があると感じていました。
みんな悩んでるんだなあと。
うさちゃんみたいな子は、元気のないお友だちに声をかけられるような子でいてほしいなと思います。
絵本作りにあたっては、伊東先生に「こうしたい」という希望がちゃんとあったので、私も進めやすかったです。 伊東: 活動をはじめた当初は、ポスターを作ったり、睡眠教育の教科書みたいなブックレットを作ったりしていたんですが、やっぱり私たちが日ごろ、園で教材として使うのは絵本なので、絵本を作ってみたいなと思っていました。 しかし、その腕前とチャンネル登録者の伸びは尋常ではなく、開設2年ほどで登録者は68万人に到達している。
15だいたいそういう子は毎日そうなっちゃう。
先生たちも、最初は悩んでいましたね。
今回は、夜、ねこすけくんが眠っている間、頭のなかはどうなっているのかを見ていきます。
さいとう: 文章は全部伊東先生です。
三池先生は、「体内時計」と「現代社会の生活時間」のズレが、子どもたちの心身に負担をかけていること、子どもの脳機能低下や様々な病気を引きおこしていることを説いていました。 それに、何と言っても、さういとうさんのかわいらしく、隅々まで描きこまれた絵の力が素晴らしい!! 睡眠の効用を、あたまのなかの「こひつじ」たちの働きに例えて、子どもたちにも視覚的に理解できるようにしているところが、お見事です!! コロナ禍で免疫力アップが最重要課題の今こそ、寝る前にぜひ親子で読み聞かせたい絵本です!! (kimiegangiさん 60代・せんせい ).。
睡眠が改善されることが、じつは、中学校の不登校の大きな減少につながっているんです。
最初は文章が多かったので、絵でわかってもらえるかなというところは文字数を減らしたりしました。
最後に『ねこすけくん なんじにねたん?』をどんなふうに読んでほしいか、絵本ナビ読者へメッセージをいただけますか? 木田: 読むときはできるだけ楽しく、子どもが安心して楽しめるように、愛情や優しさをもって読んであげてほしいですね。
「ねこきち」?「ねこた」…?と考えていたらうちの教頭先生が「『ねこすけ』で『ねぼすけ』でいいだろう!」って(笑)。 しかも、ねこすけくんが眠らないと、その働きができないのです。
10『ねこすけくん なんじにねたん?』のような絵本が必要な時代になっているのかもしれませんね。
さいとう:幼稚園の先生もお忙しいですよね。
本名に「猫」が入っているのではと思われていたが、猫が好きなだけだと過去に本人が答えている。
でも毎日忙しくて、なかなか早く寝かせられない。
近年の研究で、「生体リズム(体内時計)」と「実際の生活」のズレが、子どもたちの体と心に不調を引き起こすことが分かっています。 場面分けをして、それぞれの場面に入れる文章を考えていただきました。
そこで、うさちゃんは、自分が何時にどんなふうにしてねて、何時におきるのか、話しました。
朝、なかなか家を出てこられない子どもたちを、何とか学校に来させたいと。
子ども同士の思いやりの中で、読者の子たちも「ねこすけくん」に気づいていってくれたらと思っています。
塾や習いごと。
「学校に行きたいけど行けない」という子どもたちのために、解決方法を探る中で、睡眠不足や睡眠時間の乱れが子どもの深刻な体調不良に影響していると知り、 何とかしたいと思うようになりました。 私も正直言って人のことを言えませんもの(笑)。
前作では、夜おそくまで遊んだり、スマホを見ているねこすけくんが、朝幼稚園に行っても元気がなく、遊びにも加わらず、仲良しのうさちゃんを心配させます。 ねこくんの出身地は? 木田: はい、出来上がった絵本に目を通してくださいました。
塾や習い事もあるし、子どもにとっても、今の日本は夜型社会ですものね。
小中学校では、睡眠チェックシートを配布し、睡眠時間を毎日記録したり、『「みんいく」ハンドブックー小学1・2・3年すいみんのひみつー』(学事出版)という睡眠教育の教科書のようなハンドブックを作って、小中学校の子どもたちに1人1冊もってもらって授業や面談を重ねました。
彼女たちもおうちではお母さんで、働いたあと保育園に迎えにいって、ごはん食べさせてお風呂入れて……。
銃と建設を駆使して、相手を倒し、最後の1人まで生き残れば勝ちとなる。
そして、親御さんには、しんどくならない程度に、真摯に受け止めてもらえたらいいなと思っています。
伊東: そうそう(笑)。
ツイッターでは「滋賀県帰ってきた〜琵琶湖はいいぞ〜!!!!」と自分の後ろ姿と琵琶湖の写真を投稿していた。
けれども、睡眠が不足しているとどんなことが起きるのか、小さい子どもたちにどう教えてあげたらいいのでしょう? そんなときに心強い、親子で学べる「みんいく」絵本のご紹介です! ねこすけくんは、このごろ元気がありません。