うちある調度も昔覚えてやすらかなるこそ、心にくしと見ゆれ。 互いに押し合いつつ、一つも祭りを見逃すまいと見守り、行列が過ぎると、また桟敷を下りていきます。 」と言う。
10の烟ともなりなんとぞ、うち見るより思はるゝ: どうせ火事にあってあっという間に消失してしまうというのにと、ちょっと見ただけで思えるのだが。
徳大寺 名詞 に 格助詞 も 係助詞 いかなる ナリ活用形容動詞「いかなり」連体形 ゆゑ 名詞 か 係助詞(係り結び) 侍り 丁寧語補助動詞ラ行変格活用動詞「侍り」連用形 けん。
「つきづきし」は付々しで、よく似合っている、ふさわしいの意。
蹴鞠においても、難しいところを上手く蹴ったあと、安心だと思うと必ず失敗するものなのです。
左大臣。
疑問ではない。 はじめ官人として働き、のち出家しています。
「~か!(いや、そうじゃないだろう。
これは、2本目をあてにして最初の矢をいい加減にする気持ちが生まれるためです。
勝とうとすると焦りが生まれて失敗しやすくなるが、 負けなければいいと思うと心理的に余裕が生まれ、結果として勝つことができる、ということです。
藤原実定(1139~1191)。 徳大寺のお屋敷に縄を張っていたのも、どんな理由があったのでしょうか。 縁側と垣根の配置ぐあいも風情があり、 うちある 調度も昔覚えてやすらかなる こそ、 心にくしと 見ゆれ。
2かのためし 思ひいでられ侍しに。
ちょっと置いてある調度(=身の回りの道具・家具など)も古風に思えて落ち着いた感じなのは、奥ゆかしく見える。
身分も高く教養のある人が、ゆったりと穏やかに住んでいる所は、差し込む月の光も、ひときわ心にしみるように見えるものだよ。
とは思へど、興あるものなれ: この世は仮の住まいだとは言いながらも、(住まいがつきづきしく、あらまほしきものであれば)やっぱり、すばらしい。
此殿の御心さばかりにこそとてそのの ちはまいらざりけると聞侍るに。 調和している、ぴったりで好ましい。 また、時のまの煙 けぶり ともなりなん」とぞ、うち見るより思はるる。
16前述の九州探題・今川貞世や、足利氏の執事であった高師直といった当時の著名人とも交流がありました。 (第51段)亀山殿の御池に 早速内容を見ていきます。
カ行四段動詞「招(を)く」が形容詞化したもので「招き寄せたい」という意味が元になっている。
次に、第11段について見ていきます。
jpにお越しいただきありがとうございます! 家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、 仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。
[ 現代語訳・原文・語句 ] 家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、 住まいがよく調和していて、望ましいのは、 ・つきづきし … よく調和している ・あらまほし … 理想的である 仮の宿りとは思へど、興あるものなれ。 平安末~鎌倉初期の歌人。
15第109段では、木登りのエピソードから、失敗は自分が安心した時にこそする、とありました。
翻刻 家居のつきづきしくあらまほし きこそかりのやどりとはおもへど。
一時の懈怠、即ち一生の懈怠となる。
吉田兼好の墓として伝わっているものは、岐阜県中津川市や京都市、三重県伊賀市にあります。
いや、ないだろう。 」と人の語りしこそ、さてはいみじくこそとおぼえしか。
あれこれ直してみたものの結局最後まで回ることはありませんでした。
一日の命、万金よりも重し 第137段の後半の内容に通じるものがあります。
後徳大寺実定とも(『大字林』より)。
自発の助動詞「る」連体形 大方 名詞 は 係助詞 家居 名詞 に 格助詞 こそ 係助詞(係り結び) ことざま 名詞 は 係助詞 おしはから ラ行四段活用動詞「おしはかる」未然形 るれ。 な=強意の助動詞「ぬ」の未然形、接続は連用形。 諸国を旅して歌を詠んだ。
物の道理が分かる。
後徳大寺大臣が寝殿に鳶がとまらないように縄を張ったのですが、これを見た西行は鳶がとまっても不都合はないはずと考え、屋敷の殿の心の小ささを感じていました。
「る・らる」は「受身・尊敬・自発・可能」の四つの意味があり、「自発」の意味になるときはたいてい直前に「心情動詞(思う、笑う、嘆くなど)・知覚動詞(見る・知るなど)」があるので、それが識別のポイントである。
ある人が弓を射ることを習うのに、矢を2本はさんで持って的に向かいました。