不活性なので電子機器等に影響を与えない(サーバー室など)。 一般的には知られていない設備だけに、設備への心配の声がとても多く、解説が必要だと思いましたのでご質問等を反映させながらご説明いたします。
また、優れた消火性能を有するハロンはリサイク ルされ、既設設備への再利用がされていると共に、ハロン1301については、クリティカルユース(必要最小限の使用)と判断された部分への新設が認められ ています。
一般の方々にはほとんど知られていないと思いますが、ビルの警備や設備の管理をされている方々の中にも、たびたび死亡事故でニュースに登場する『二酸化炭素消火設備』と混同されている方が多く、もう少しこの設備への理解と関心を持って頂きたいと思いましたので、消火までの流れから取り扱いや、注意点、どのような設備なのか? などをご説明したいと思います。
ハロゲン化物の種類には• また、オゾン層にも温暖化にも影響ががない。
」(体験者談) 空気中に放射されただけならば、上記の問題だけですが、『ハロン1301』が火と化合すると臭気を発生させます。 安全装置 放出口のつまりや破損などがないことを目視にて確認します。 ハロゲン化物消火設備 ハロゲン化物消火設備とは ガス系消火設備の内、消火薬剤にハロンを使用するものをハロゲン化物消火設備と称しています。
17また、手動式起動装置を操作する場合は、全ての電気式容器弁開放装置を取り外してから行うことと、開放装置の復旧操作は、制御盤等を復旧した後に行うようにします。 適切であれば活用できるハロン1301。
消火剤貯蔵容器の設置場所には照明や明かり取り窓などがあり、制御盤などの周囲に障害物がなく整理整頓されて、操作や点検が円滑に行えるスペースがあるか。
高圧ガス保安法により高圧ガス貯蔵所(高圧ガス300㎥=液化ガス3000kg)や、高圧ガス製造所(低圧式のもの)に該当する場合には、保安法に定められた標識などが適正に設けられているか確認します。
本体容器は取り付け枠や架台に堅固に固定されているか確認します。
事故を受けて総務省消防庁は21年4月15日、各都道府県の消防防災主管部長や日本消防設備安全センター(東京・港)、日本消火装置工業会(東京・港)、立体駐車場工業会(東京・中央)などに対して通知を発出した。 「不活性ガス消火設備」で使われるガスは簡単に分類すると2種です。 二酸化炭素消火設備(不活性ガス)は、その区画内での酸素濃度を下げる希釈効果と同時に、放射の際に発生したドライアイスの冷却効果によって消火します。
13区画内やその近辺ににいる人の安全のためです。
作動確認後は通電の遮断や復旧操作を行って、正常に復旧できるか確認します。
死傷者6人は1次下請け会社の社員だという。
施設構造等から避圧口、避圧ダクト等を設けることが設計上困難である。
5人が気分不良を訴えて病院に収容されている。 排出状況は世界で最も少ないという状況とのこと。 ガス圧のみで作動するものは、手で引っ張ったりして破開針やカッターが作動するか、また復旧するか確認します。
9ガス圧式の放出弁開放装置• 手動操作の機能があるものは、安全ピンやロックピンを取り外し手動で操作して開放装置の作動を行い、円滑にかつ確実に行えるか確認し、また復元スプリングなどの状態も確認します。 利点としては、冒頭で触れたように消火薬剤に粉末や水を使用しないため、消火活動には不可欠(? サイレンと音声警報が鳴ります。
1989年に発効。
2019-04-05 07:00 「消防用設備等の点検要領の一部改正について(平成26年3月31日付け消防予第138号)」別添2「不活性ガス消火設備等の容器弁等の点検要領」に規定する点検方法に従い、以下の項目を確認する。
(他の消火設備を別に設置させることが過剰な費用負担となる。
2019-04-05 07:00 「消防用設備等の点検要領の一部改正について(平成26年3月31日付け消防予第138号)」別添2「不活性ガス消火設備等の容器弁等の点検要領」に規定する点検方法に従い、以下の項目を確認する。 消防環境ネットワークは、ハロンの供給、回収、循環的な利用、破壊等について、またHFC(代替ハロン)などは二酸化炭素の約3,000から12,000倍の温室効果があるため、二酸化炭素、HFCなどの温室効果ガスの排出抑制を図るため、データベースを構築することで、ガス系消火剤のみだりな大気への放出抑制等に寄与しています。
15消火剤量 換算表の例 以下の方法で確認します。
太陽から届く日射が大気を素通りして地表面で吸収され、加熱された地表面から赤外線の形で熱が放射されます。
そのあと起動ボタンを押すことで防護区画が密閉され、20秒後(二酸化炭素ガスの場合)に噴射ヘッドからガスが放出…といった流れになります。
放出弁開放装置 外形 変形、破損、脱落などがないか目視で確認します。
手動式の起動装置などを操作して電気的作動が円滑に作動するか確認します。 ただ現在ハロン1301以上に、総合的に性能の高いガスが現れていません。 ハロゲン化物消火設備 ・ ハロゲン化物消火設備とは? 消火剤(ハロン1301、1211、2402)は、燃焼連鎖反応の抑制の効果により消火を行なう。
6変形、破損、脱落、接続部分の緩みなどがないか目視で確認します。 火災の復旧に時間をかけられない。
放出表示灯• 手動開放機能を有する開放装置は操作部分に著しい錆がないか確認します。
フロンは非常に分解しにくい物質で大気中に長期間とどまり、その一部がオゾンの集まる成層圏に到達します。
例えば• といっても、実際には独特の臭いがあり、これを吸い込んで気分が悪くなったという報告もあります。
気体なので、 熱ダメージさえなけえれば、機器類はすぐに使用できるほど。
HFC-23• 同年「ハロンバンク推進協議会」が設立され、既生産済みのハロンをデータベース化 し、不要となったハロンは積極的に回収することにより、みだりに大気へ放出されることが抑制されています。
詳しくは後述します。
設備を熟知した者が立ち会う 当該事故を受けて通知された令和2年12月23日 消防予第410号「二酸化炭素消火設備の放出事故の発生について」にて、以下の文言が謳われています。