6番のポジション、足をパラレルに揃える振りがたくさん出てくるのですが、それが作品全体のアクセントになっているのかなと。
これが重要で、フランツに限らずだけど、なんでその動きをしてるのかと違和感があると物語として楽しむ以前にそっちが気になっちゃうんだよね。
まず、事前知識なしの良いところは、何にも染まっていない「自分の感覚」で観ることができる点です。
今回、菅野英男がこれを演じたことで、プティの考えるコッペリウスが、催眠術に長け、気(人体エネルギー)を操る人物であることがよく分かった。
『ロミオとジュリエット』とか、『カルメン』とか…今まであまり観ていなかったバレエも、観てみたくなったな。
政府の緊急事態宣言を受けて、も4月25日から5月11日までの全公演が中止となった。 公演配信は新型コロナが収束したのちも、ぜひ続けて欲しい。
古典バレエではマイムで表現されるところが、すべて踊りで表現されているのはプティ版の特徴ですね。 それに対抗してか、プティ版では舞台をフランスの都市に移し、村人の代わりに衛兵と町娘が登場する。
【指揮】冨田実里(TOMITA Misato) 国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業、桐朋学園大学音楽学部にて指揮を学ぶ。
最後のパ・ド・ドゥも笑顔で思い切りよく、サバッとした明るさの出た舞台だった。
以前は思わなかったが、自分を語らない密やかさという点で、似た者同士なのかもしれない。
小野絢子さん、渡邊峻郁さんの組は、しっかり者のスワニルダとハンサムだけどちょっと抜けているフランツという感じ。
最終日は本来初日組の小野絢子と渡邊峻郁。
コッペリウスは抜擢の中島駿野。
前回までの3公演はずっと違和感を抱えながらで、物語云々の前段階でいちいち引っかかってしまって。
2%の成長を目指します。 同年のパリ・オペラ座バレエでの『ノートルダム・ド・パリ』再演、その後スカラ座、牧阿佐美バレヱ団、ブエノスアイレスのコロン劇場での同作品上演にあたり照明を監修する。
4人形が崩れる衝撃の幕切れは、一歩引いた佇まいで、人生の酷さと儚さを示している。
愛らしい容姿に確かな回転技で、魅力を発揮した。
米沢とも息の合ったパートナリングを見せる。
池田理沙子 衣裳もロマンティック・チュチュではなくフランスのお洒落なチュチュだったり、コッペリウスがシャンパンを飲んだり、フランツがタバコを吸ったりするのも現代的なのかなと思います。
今日のキャストの皆さま、お疲れさまでした! ラスト一日も、素敵な舞台になりますように。 そんなわけで、1日目はこの事前知識なしの状態で観ましたが、3日目は、1日目と2日目を観ている、かつ、公開されているインタビューなど、色々と情報を得たうえで観てみました。 菅野はロマンス・グレーのエレガンスを、すでに身に付けている。
4【指揮】冨田実里 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 全4日の主なキャストそれぞれ 2021年5月2日(日)、5月4日(火)、5月5日(水)、5月8日(土) 【スワニルダ】米沢 唯、木村優里、池田理沙子、小野絢子 【フランツ】井澤 駿、福岡雄大、奥村康祐、渡邊峻郁 【コッペリウス】中島駿野、山本隆之、中島駿野、山本隆之 女性の指揮者で、序曲の部分しか映像には映りませんでしたが、素人目にもとてもメリハリがあってわかりやすい棒の印象でした。
池田 私もスワニルダは大好きな役の一つですし、前回以上にフランツとコッペリウスとの関係性を表現できたらと思っています。
中でも、中家正博の重厚な動き(プティ版の優れたフロロだった)、渡邉峻郁のノーブルな踊り、木下嘉人の元気な踊りが印象深い。
50~60年代には映画やミュージック・ホール、テレビの分野に精力を傾け、パリ・オペラ座バレエに振り付けた『ノートルダム・ド・パリ』(65年)以降さらに自由で洗練された表現に結びついていく。
アルチュール・サン=レオン以降、マリウス・プティパ、ニコライ・セルゲーエフ、ピエール・ラコット、アレクサンドラ・ダニロワ、ピーター・ライトらが改訂版を発表していますが、新国立劇場バレエ団が上演するのは現代を代表する振付家ローラン・プティによる軽妙洒脱と評される作品です。 小野さん、別の作品で何度か観ているけど私が観た中では今回のスワニルダが一番似合っていたと思う。
なので、バレエにあまり馴染みがない方でも一つのお芝居のように観ていただけるでしょうし、バレエをご存知の方は、他のバレエとの違いを楽しんでいただけるはずです。 対する福岡は、冒頭のタバコを吸う姿から すぐにはまり役と思わせる。
全編プティ語で綴られているため、全くの改作に思われるが、実はプティの19世紀フランス・バレエへのオマージュである。
『シンデレラ』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『アラジン』を指揮した。
一瞬たりとも素に戻らない虚構度の高さを誇る、の舞台だった。
プリンシパル・奥村康祐イラスト入りオリジナルポストカード バレエだけでなくイラストの腕前も評価の高い、 新国立劇場バレエ団プリンシパル・奥村康祐さんによる『コッペリア』をモチーフに描いたオリジナルポストカードが、各公演20名に抽選でプレゼントされます。
今日のローラン・プティ版の振付では、ストーリーのメインとなっている部分以外ではあまり踊りを盛り上げないようになっていて(群舞の動きは単調)、でもスワニルダ(米沢唯さん素晴らしかった)とフランツとコッペリウスが動き始めるとストーリーも進み始めたことがわかるようになっているように思いました。 それと、ちょっとひょうきんな感じの追いかける動きとか。
でも、「戦い」や「曙」といった、ストーリーとどういうつながりがあるかずっと疑問だった場面は他の踊りに置き換えられていたことには納得感。
女性に正面から向き合う一種の包容力は、パートナーとしての貴重な資質と言える。
プティ版がパリで初演される2年前、バレエ団後輩のピエール・ラコットが、復元版を手掛けている(「スラブ風主題と変奏」のフランス脚!)。